どうやら盗賊に襲われた人を助けた様です。
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二人を散々説教した後、オレ達は冒険者ギルドに行ってギルド証に入ってる金を確認しに行った。
ギルド証には貯金機能が付帯しており冒険者ギルドの何処でも出し入れ可能なのだ。オレの様にマジックポケットやバックを持ってればいくら持ってても関係無いけど、持てない新人やレベルの低い冒険者には安全便利なのよね。
「さて、どのくらい振り込まれてるのかな…」
ギルド証をテーブルの上の魔法陣に乗せる。すると水晶に残高が浮かび出る訳だ…。
「えっと…一、十、百、千、万…うわああ…」
ヤバい…桁が今までと一桁違う…ホントかよコレ…。因みにサテランティスのも同額入っていたのだが「お菓子がいくつ買えるのじゃ?」と聞いてきたので説明はヤメにした。
S級昇格と言う事はギルドに納める取り敢えず金も多くなる筈なので、そのまま使わずに置いておけばそっちから年一回引かれるだろうし丁度いいや。
冒険者ギルドを出ると食料品と水を買い込みいよいよ出発である。すると『蜂影』先生から動画が送られてきた…。
『ロモラモ湖』を撮影しているのだが、どう見てもデカい蛇みたいな影が動いている。『蜂影』先生はその影の上を飛んでいるが恐ろしくデカい。流石に水には潜れないので姿は見る事は出来ない。その内に影が消えてゆく…深く潜ったのか?
取り敢えずデカいのは居た。コレだけでもかなり有力な情報だ。
向こうに行ったら『アンモ』ちゃんに湖底の調査をさせよう。
オレ達は『コックスナル』から遂に最初の目的地である『ロモラモ湖』に向かう事になった。『蜂影』先生から送られてきたあの巨大な黒い影は何物なのだろう?そしてあの子守唄にあった”ロモラモの主様と話して〜”とはどういう事なのだろうか?謎は尽きないが、とにかく当たって砕けろってね!
前は北ルートを通り2週間チョイで『ロモラモ湖』に着いたはず。オレは馬車の中で『アンモ』くんに防水スピーカーを付けてみた。子守唄の”話して〜”が気になったからである。コレで湖の主様とやらと話せるのかは分からないけどやれる事はやらないとね。
1週間走った頃に盗賊っぽいのに襲われてる馬車が逃げて来た。あれ?あの馬車見た事ねえか?
「た、助けてくれ〜〜!!!」
あっ、間違いないな…カルタス商会のリオールさんだ。何やってんのよ…。
オレは魔獣コルトを弱に設定してリオールさんの馬車に近づいた盗賊にぶっ放すと、盗賊を貫いて後ろの盗賊の奴にも当たってブッ倒れていた。サテランティスとミネルバさんは後ろの盗賊に広範囲の炎魔法をバンバン撃っていく。
盗賊のほとんどは消し炭になってて残り何人かは散り散りになって逃げて行った。
「た、助かった…あっ!!アレス坊っちゃんじゃありませんか!!」
「リオールさんお久し振り!良かったよタマタマ通り掛かってさ」
「いやぁ〜ホントに死ぬかと思いましたよ…」
「ってか冒険者とか雇わないの?警備の人間をさ」
「それが…雇った奴らが盗賊の仲間だったみたいで…どおりで安いと思いましたよ!」
「警備のお金は生命の値段だからね。ケチっちゃ駄目だよ」
「そうですねぇ…今回は勉強になりました…ところで坊っちゃんは何方に行かれるのですか?」
「オレ達は『ロモラモ湖』に行くんだよ。主様に会いにね」
「主様??私は見た事無いですけどホントに居るんですかね?」
「とんでもなくデカい何かは居るね。それが主様かは分からないけど」
「もし良かったらなんですけと…湖の近くの村まで送ってもらえないでしょうか?」
「うん、緊急事態だからね。オレ達の後に付いてくると良いよ。『シュワ』ちゃん、夜は休む事にするよ、走りっぱなしだと向こうの馬が持たないからね」
「了解した」
「へっ?休まず来たんですか?」
「ウチの馬はオートマタだからね。ずっと走れるよ」
「へぇ!!そいつは凄い!今度私にも作ってくれませんか?お金はお支払しますよ!」
「そうだなぁ…今の用事が終わったら考えても良いけど…いつになるか分からないよ」
「待ちますっ!!」
「そ、そう?じゃあ考えとくよ。とにかく付いて来てね」
「宜しくお願いします!!」
こうしてリオールさんを送ってゆく事になったので、ぶっ続けで走れなくなったが仕方無い。
夜に焚き火を囲んで食事をしたのは久しぶりだな。
「こちらはミネルバさん、サテランティスの里の人だよ」
「カルタス商会のリオールと申します。アレス坊っちゃんには大変お世話になってまして」
「ミネルバと申します。サテランティス様のお世話係です。宜しくお願い申し上げます」
「こりゃあ御丁寧に…しかしお二人とも凄い魔法ですねぇ!びっくりしましたよ!」
「アレか?アレは大した事無いのじゃ。お主が居たから弱い魔法にしたのじゃ」
「へっ?アレで弱いんですか?そりゃあ凄い!」
「サテランティスが本気出したらあの盗賊は全員消し炭になってたな」
「まあ、本気出す程の相手でも無いのじゃ。はぁ…ドラゴンくらい狩りたいのう…退屈なのじゃ」
「ド、ドラゴンですか??」
「ああ、デギアナ高地で散々狩ったからね…あーー!!ブルードラゴンをギルドで売るの忘れてた!!」
「ブルードラゴンですって??坊っちゃん…いくら何でも…」
「見る?まあ、オレが狩る前にどっかの猫に横取りされたんだけどさ…」
「ニャア〜〜」
オレは異次元バックマックスからブルードラゴンを取り出した。
「うわぁ…初めて見ましたけど…凄いなあ…坊っちゃん達なら冒険者ギルドにスカウトされますよ!」
「アハハハ…そうだね〜」
オレは念の為にとぼけておいた。カルタス商会の人間だからウチの父に会う可能性も無いとは言えない。特待員である事は父にはまだ知られたくは無い。
それから3日目の夜遅くにオレ達を見張ってる奴らが居る事に気が付く。どうやら逃げた盗賊らしい…他の仲間を連れて来るつもりかな?
そいつ等は昼間もオレ達を追っかけて来ていた。いつ襲って来るのかな?なんて思ってたら次の日の夜に、30人以上引き連れた連中がやって来た。
オレは周りを囲まれる前にコッソリと光学迷彩のポンチョを着て奴等の前にやって来た。
いきなり出て来た俺にびっくりした様だが、オレは構わずにミスリルの鋼糸で切り刻む。
「シャウ!!」
光学迷彩で見えにくいオレに素早く動かれてバンバン切り刻まれて行く盗賊達は完全にパニックに陥っていた。逃げようとする盗賊を仕留めながら、攻撃の芽も摘んで行く。最後に残ったのは頭目らしい男だった。
「クソっ!姿を現せて勝負しやがれ!キタネェぞ!」
「盗賊風情がキタネェぞとか言うか?お前らの方がよっぽどキタネェだろ」
オレは光学迷彩のポンチョを脱いた。魔力からコイツは魔法を使う奴なのは分かってるので『サイレントキラー』を発動させている。と案の定魔法を放とうとした。
「なっ!これは何だ??魔法が使えねぇ…」
「使えねえ様にしてるんだよ。しつこくやって来なきゃ命は拾えたのに…馬鹿な奴らだな」
オレはそいつの手足を切り落とし、声が出ない様に鋼糸で喉も潰す。
「お前は殺してやらない…しばらくしたら魔物が沢山来るだろうよ。ゆっくりと恐怖って奴を味わうと良いよ。お前らいつもやってたろ?次はお前の番だ」
オレはそのまま馬車に戻り、少し先まで行く事にした。魔物がエサを食いに来るだろうからね。
こうして2週間近く掛けてようやく『ロモラモ湖』の近くの村に到着した。
「坊っちゃん、有難う御座いました!コレで何とか立て直せます!」
「今度はちゃんと護衛を頼んでね。約束だよ!」
「分かってますって!もう絶対にケチりません」
「それじゃあね!」
こうしてオレ達はリオールさんと別れて『ロモラモ湖』に向かう事となる。果たして何が待っているのだろうか?
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