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どうやら懐かしい人に会えた様です。

お読み頂き有難う御座います!!

次の朝、宿屋の朝食を頂いて支度をした後で冒険者ギルドに向かった。


「おお…早いね…」


迎えてくれたギルドマスターは目の下にクマが出来ていて如何にも”徹夜しました”的な感じになってた。案内してくれた作業場でも職員達が同じ様な顔してた。何か悪いね…。




「取り敢えず昨日の分だが、双頭の竜、レッドドラゴン、リーダーキマイラ、ドラゴン(緑)3匹は予算オーバーで引き取れない。他の分は全部引き取りならこの金額じゃ…」


と見せられた金額が…結構エグい。取り敢えず魔石は全部貰ってワイバーンの肉は少し分けてもらう。残りはギルドに引き取り。手間賃でドラゴン1匹は魔石だけ抜いた奴をギルドに寄付した。ギルドマスターが飛び上がるほど喜んだのでまあキツい仕事はチャラって事で。


「後、双頭の竜に関しては『コックスナル』のギルド本部で引き取りしたいとの事だが大丈夫だじゃろうか?」


「あ〜それは構わないですよ。『コックスナル』には行く予定なので」


「それは良かった!連絡はコチラからして置くぞ。他の獲物は『タツナミ』のギルドで引取ってくれるはずじゃ」


「分かりました。色々とご迷惑お掛けしました」


「飛んてもない!!コチラから頼んだ事だからのう!しかもドラゴンを寄付まで…大助かりじゃ!」


「それなら良かった。じゃあこのまま出発します」


「ギルド本部では良い事が有るじゃろう…またココにも顔を出してくれ!」


ギルドマスターに別れを告げてからそのままオレ達は『ミタリアス』を出発した。目指すは『タツナミ』である。

魔導具エアコンで冷房をガンガン効かせながらひたすら『タツナミ』に向かう。

此処ら辺の魔物も相変わらず多い。昼と夜でオレとサテランティスが分かれる、タマは昼間だけど夜も気が向いたら…って感じは同じ布陣だ。

だが、今回は意外と魔物が少ない。どうやら双頭の竜の件でデギアナ高地が出入り禁止になり冒険者が此方に殺到したみたいだ。

昼間は雑魚ばかりでつまらないとタマとサテランティスはほとんど出なかったみたい。代わりにミネルバさんが一生懸命に魔物を倒してたらしい。

夜中も然程出て来ないし、レベルも低いのでミスリル鋼糸やミスリル棒での練習台になってもらった。結局、『タツナミ』に着くまで魔銃コルトは一度も抜かなかったよ。


『タツナミ』に到着したのは朝方早くで、まだ冒険者ギルドもやってない時間だった。

仕方無いので朝市に行く事にした。ここ『タツナミ』の朝市は野菜や果物、魔物の肉などが安く手に入るので皆早起きしてやって来ている。そんな事なので仕入れ業者や旅行者向けに朝食をやってる店も有るのだ。

食堂に入るとサテランティスとミネルバさんが顔を引き攣らせて鼻をつまんでいる。

あ~ココは街の人用の店か…だから”腐大豆”の匂いがするのだ。

仕方無いのでサテランティスとミネルバさんには旅行者向けの店に行ってもらった。


「坊や、良いのかい?向こう行かないでさ?」


「何言ってるの、タツナミに来たら”腐大豆”の朝食でしょ?アツアツご飯に”腐大豆”と味噌汁有れば何も要らないよ」


「へぇ~若いのに随分と”腐大豆”が好きなんだ、珍しいねぇ〜。ハイよ、朝定食」


「おお、キタキタ。頂きまーす」


やっぱり前世で日本人やってたら朝食は納豆食わなきゃだよ。『タツナミ』のご飯文化はオレの本能を刺激するね。


「坊や、漬物食べるかい?ウチで漬けたやつ」


「食べます!食べます!」


出してくれた漬物はナスに近い食感の野菜が漬けてあった。美味すぎワロタ。

もうヤバい。このままここに住みたい…。

店を出る時に釣りは要らないからと金貨一枚置いて出ていくと店の中で大騒ぎになってた。


その後、違う店で朝食を済ませた二人と合流して朝市の野菜などを購入した後で冒険者ギルドに向かった。


「お久しぶりですね!『闇竜祭』はどうでした??」


声を掛けてくれたのは『ターディス』への道順とか色々と教えてくれたキロエさんだ。


「とても良いお祭りでしたよ!行けて良かった」


「姉様も楽しげにしてて良かったのじゃ!」


「そうですか!それは良かった…私も見にいきたかっ…イテッ!」


キロエさんの後ろにギルドマスターが怖い顔して立っていた。結構ブラックじゃね?このギルドは。


「もしかして特待員の二人では有りませんか?」


「あ〜そうです。アレスと言います、宜しくお願いします」


「えっ!!特待員??じゃあ噂の二人って…」


「それでは此方に…」


ギルドマスター直々に裏の倉庫まで連れて行ってくれる。

倉庫に着いたらレッドドラゴンとドラゴン(緑)を二匹とリーダーキマイラを異次元バックマックスから出した。倉庫の職員が騒然としてる。


「ほうほう、状態も悪くないしコレは良い値段で引取りますよ」


「全部、魔石だけは欲しいので、その他は引き取りでお願いします」


「分かりました。魔石は今から取り出しますので午後にでも来て頂ければ査定額と一緒に用意しますよ」


「ありがとう御座います。では午後に来ますね」


オレ達はギルドを後にしようとすると突然声を掛けられる。


「アレス!!久しぶりだな!!」


そこに居たのは【クリムゾン】のリーダーイサーンだった。


「おお!イサーンか!何でここに居るの??」


「いやぁ…実は向こうで双頭の竜が出たとかで稼げなくなっちまってさ…それで皆でこっち来たんだ」


「あ〜そうかあ。ならもう大丈夫だよ。オレ達で退治したからさ!」


「はっ??マ、マジかよ??アレは緊急討伐依頼出てたよな?…アレ?貼ってねぇな…マジかよ!お前ら相変わらずデタラメだなぁ!」


「まあ、タマタマ襲われたんでね〜。結構強かったけど二人と一匹掛かりでやっつけたよ」


「ニャア〜」


「可愛いけど、この猫もヤバいもんな…」


タマのヤバさも知ってるイサーンは渋い顔で言った。可愛いけどね。


「それよりも似合ってるじゃん!その防具!カッコイイよな!」


「お前から貰ったレッドドラゴンの鱗で作った奴だ。お陰で怪我は減ったし安心して魔物が狩れるよ。ホントに有難うな!」


役に立ったみたいでオレも嬉しいよ。

ドラゴンにボコられてる時とはやっぱり違うね。


「じゃあオレ達は『ミタリアス』に戻るかな。アレス達はどこに行くんだ?」


「オレ達は『コックスナル』経由で『ロモラモ湖』に行く予定なんだよ」


「何?『ロモラモ湖』行くのかよ?主でも見に行くのか?」


「えっ、イサーンは『ロモラモ湖』の主って知ってるの?」


「俺はあの湖の近くの生まれだよ。主は絶対居るよ、小さい頃に見たからな」


「マジか…あのさ…次元竜って知ってる?」


「次元…?何それ?」


「あ~知らないならイイよ。それよりも湖の主って居るんだね?」


「ああ、間違いなく居るよ!デカいぜ!お前ら倒しに行くのか??」


「いやぁ〜見に行くだけかな…つか場合によっては話さないと…」


「主と話すだと??お前ら勇者かよ!!アハハハ!!」


「ちょっ…イサーン!!今なんて言った??勇者って何で出てくんだよ!!」


「お、おい…落ち着けって、俺らの村じゃ子守唄に『長老様の言う事にゃ〜、勇者様来たりて〜、ロモラモの主様と話して〜、北のお山にお宝探しに出て行った〜』って唄われてるよ」


「…うおお…マジかぁ…イサーン!!有難う!やったぜ!」


「おお…おう…」


若干引き気味のイサーンだったが、まさかの情報提供で一気に何かが見えてきた。後は湖の主と会えるかどうかだな。


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