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どうやら次の目的が決まった様です。

お読み頂き有難う御座います!!

ブクマの人数増えて嬉しいもよう。

サテランティスはジョルフィーナさんの歩行練習を手伝いながら色々な事を楽しそうに話していた。パッと見は親子の様だけどね。五百年は長いよなあ…。少しづつその溝を埋めていけたら良いと思うよ。

オレは村を周って色々と視察してる、マイケル兄さんの主領で役立つ物が無いかとか色々だ。ついでに魔女の国では各所に移動魔法陣が配置されていたけど効率が悪い術式だったので少し手直ししたり、オレの記憶にあるサターンのアーカイブを製本する魔導具を作り【古代魔法の書】を製本して寄贈したりした。ただブラブラしてる訳じゃないよ。

タマは主様と話していたが、タマはニャアニャア言ってるだけなのに主様は良く言葉が分かるなぁと感心してる。主様はタマの事を『兄者』と呼んだ。超魔道生物の試作機プロトタイプとしてタマは造られたとタマダから聞いてそう思っていたのだけど、もしかすると最初から猫型としてタマを造り出したサターンは、その後タマの技術をフィードバックして他の六体を造り出したのかも知れない。


「アレス殿、妾も【古代魔法の書】を見せてもらったが、妾も知らぬ魔法がいくつか有った。良いのか?あの様な貴重な物を頂いても」


「魔女の国の魔女族ですからね、この位の魔法は使えないと」


「フフフッ…アレス殿は面白いな。そうか魔女の国ならその位は使えないとならぬか」


「そうで無くては伝説の魔女族になれませんから!」


「アレス殿は魔女族に何を求めておるのやら…」


やっぱり魔女族は凄い魔法を巧みに操ってしまうって感じじゃ無いと駄目なのよ。イメージって大事だからね。流石に【禁書】は危険過ぎて渡せないけど恐らくこの中のいくつかは知ってそうなのよね。


ようやくタマが主様との話しを終えて帰って来たので、次はオレが主様と話す番ですね。どうしても聞きたい事があったのだよね…。


「主様は勇者がどうなったのか聞いてますか?」


《勇者の事か?…ジョルフィーナには聞いておらぬか?》


「う〜ん…何か聞いちゃいけない気がしたので…」


《うむ、それは賢明な判断だ。実は勇者はジョルフィーナの為に命を落としたのだ…》


「えっ!それは…良かった…ジョルフィーナさんに聞かないで…」


《勇者はな、戦の後もジョルフィーナの事を随分と気にかけていた…彼女の怪我は自分が遅れたせいだと言ってな》


「なるほど…それではあの生命維持装置は勇者が作ったのですね?かなり慌てて作った様でしたけど」


《うむ、慣れない事をしていたわ…もう死ぬ寸前だったからな。良く作って生き延びさせたと感心したぞ》


「それで勇者が何故命を落とす事になったのですか?」


《…勇者はな、ジョルフィーナの身体を元に戻す為にとある薬品を作ろうとしていた。その素材探しの旅で命を落としたのだ》


「あの怪我を元に戻すって…そんな薬有るんですか??」


《それはな万能薬【エリクサー】だ。お前も知っておろう?》


「は?知っておろうって…アレってお伽噺じゃ無いのですか??」


《アレは素材が有れば作る事が出来る。サターン様のアーカイブに無かったのか?》


「薬品に関しては何も見てないのですよ…あのクソ魔人が来なければ見ていたと思うのだけど…」


《ああ、『兄者』から聞いておる…サターン様の城が無くなった経緯もな…そうか知識を得ておらぬか…》


「オレが得た知識は【歴史書】、【古代文字辞典】、【禁書】、【古代魔法の書】、【魔導具の製造法】、【魔法陣の術式法】ですね。薬品系も入れておけば良かったな」


《なるほど…まあ仕方無いな。だが、素材さえ集められれば作る事は可能だからな。勇者は仕事の合間に色々と探してたのだよ》


「そうだったのか…それを知ってるジョルフィーナさんは勇者にサテランティスの捜索まで頼めなかったのか…気持ちは良く分かるなぁ…」


《勇者はその素材の一つを探しに行って命を落としたのだ。【冥界の亀裂】に落ちてな…》


「何ですか?その【冥界の亀裂】って??」


《落ちると冥界まで飛ばされると云う次元の裂け目だ。落ちた者は誰も戻って来た事か無い…勇者は其処に素材を採りに行った時に落ちてしまったのだ》


「それって何処にあるんですかね?」


《其れが良く分からぬ…勇者はとある湖の主にでも聞いて見ると旅立ったのだが…》


湖の主…何処かで聞いたなそれ…あっ、コックスナルに行く途中の…『ロモラモ湖』の湖の主か??これは調べる必要有るんじゃね?


「素材集めか…因みに勇者が集めた素材は今でも残ってるのですか?」


《素材は七種類必要で五種類は既に揃っておる。後は二種類だが…》


「我が行くのじゃ!!姉様が治るなら我が探す!!」


後ろからいきなりサテランティスが声を出した。ちっ、余計な事を聞かられたな…この無鉄砲には一番聞かせたく無かったのに。


「!!サテランティス…盗み聞きは良くないぞ〜」


「そ、それは…アレスに用が有って…それよりも後二つは何じゃ??」


《むう…アレス、お前が集めるのを手伝うなら教えよう。サテランティスだけでは行かせられぬ》


「良いよ。てか、オレが探すつもりだったしな。だけどサテランティスはジョルフィーナさんと一緒に居てやれよ。時間が掛かりそうだからな」


「嫌じゃ!!姉様を助けるのは我の役目じゃ!」


「このワガママ娘が…お前また同じ轍を踏むつもりか?あの時みたいに」


サテランティスはハッとした顔で黙り込む。前の時と同じ状況だよね。それに勇者が死んでる以上危険が有るからここは譲れないな。それともう一つ…気掛かりは五百年という年数である。


「サテランティス、ジョルフィーナさんは五百年お前よりも生きている。魔女族の寿命は知らぬがあの身体だから心配なのだよ」


《其れなら心配無い。魔女族の女王であるジョルフィーナは千年生きても不思議ではない》


えっ、そんなに生きるのか…凄えな魔女族…。オレら人間って…人間なんてラララー…。


「アレスが行くなら我も絶対に行く!!」


《アレス、もう良いのでは無いか?大義名分はサテランティスに有るからな》


「ニャアニャア!!」


「ちっ、タマまで味方かよ。仕方ねえな…ジョルフィーナさんには本当の事を言うなよ。そうだな…オレの兄さん達や領地の皆に挨拶に行って来ると言うんだぞ。分かったか?」


「分かってるのじゃ!!姉様に心配は掛けないのじゃ!」


「良し…なら付いて来い!やってやろうじゃないのよ、勇者の遣り残しって奴をさ!」


「ニャア!!」


こうしてオレ達はまた旅に出る事になった。勇者が遣り残した『エリクサー』の素材集めって大仕事をする為に。


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