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どうやら丸く収まった様です。

お読み頂き有難う御座います!!

「主様、宜しければ我が屋敷にて…」


《おお、そうだな。ワシも大きさを変えよう。兄者もいる事だからな》


そう言うと闇竜はサイズを小さくしてタマと同じ位の大きさになった。ちょっと可愛い。

そのままオレ達はジョルフィーナさんの屋敷に招待された。『シュワ』ちゃんと『蜂影』先生には馬車に戻って貰った。もしサテランティスが残ると言えば馬車の荷物をマジックポケット経由で受け取れるからね。


屋敷に着いたオレ達は大きな応接間で座りながら話をする。


「姉様、何時から脚が不自由になったのじゃ?」


「そうね…あの時の話はちゃんとしないといけませんね。我が母リアニティーはサテラを匿った後で、私と『魔女十傑』達を率いて魔族の軍勢と相対しました。壮絶な戦いで母は魔将と相討ちとなり、数の暴力と新たなる魔将により我等は次第に追い詰められて行きました。『魔女十傑』も残りは二人となり、妾は魔将に左腕と両脚を斬られ動く事も出来ない…そんな時に勇者殿が現れたのです」


「勇者は遅れてそちらに行ったと聞いていますが…」


「勇者殿は魔族の陽動によって動けなかったのです。それでも我等が全滅する前に間に合って下さいました。そして勇者様は孤軍奮闘され魔族を撃退されましたが、妾を庇った『魔女十傑』の二人も残念ながら無念の死を遂げました…そして生き残った者達も魔力の弱い者ばかりだったのです」


「なるほど…それで魔女の国には残れなかったのか。再び魔族の侵攻が有れば耐え切れないからね」


「如何にも…勇者様は瀕死の妾と魔女達を魔族から守る為にこの地まで導いてくれました…そして勇者様は主様とお話になりここに匿う様に取り計らってくれたのです」


「え、主様と勇者は知り合いだったの??」


《うむ。アレはこの地の闇竜伝説を調べにここに来たのだ。ワシはヤツを気に入ってな…暫くは此処にも住んで修行しておった》


「なるほど、それで…」


「勇者様に連れて来られた妾だったが、瀕死の重傷でな…今でも魔導具で生き長らえてるのです。主様の魔力を借りて…。それ故に妾は此処を動けなかった…他の者は魔力も少なくサテラを探しに行く事など到底無理でした…最後に勇者様にお会いした時に恥を忍んで頼めば良かったのですが…其れが勇者様との今生の別れになるとは露知らず…愚かであった。サテラよ、妾を許してたも…」


「姉様、こうして逢えたのじゃ!何を謝る事があるのじゃ!」


「随分と立派になって…妾は嬉しいぞサテラ」


「あの…もし宜しければジョルフィーナさんの魔導具って見せて頂いても宜しいですか?」


「そうじゃ!姉様、アレスは魔導具の達人なのじゃ!さっき居た『シュワ』ちゃんもアレスが造ったオートマタなのじゃ!」


「何と!先程の方はオートマタとな?」


《うむ、アレは良く出来ていたな。お前が造ったとはな》


オレはジョルフィーナさんの魔導具を見せてもらう。先ずはいつもの様に【金属使役魔法】で魔導具の金属を使役する。魔力による生命維持装置って事だね。頭の中に設計図が浮び上がる。かなり焦って作った様だね…効率も考えずに作った節がある。

オレはミスリルの延べ棒を全部出して、其れを使って効率的に動く生命維持装置を一から作り直す。

先ずは生命維持の為に膨大な魔力が必要な装置の根本を魔導炉を使った物に変える。魔導炉の核はドラゴンの魔石を使う。

全てのシステムを最適化と小型化を行いランドセル位の大きさにした。それをマジックポケットに入れるのだが魔導具は動かすのでいつものとは違った大きな物を小さく収納するだけのものだ。

それが終わったら左腕と両脚を造る。勿論、自分の意志で動かせる様に。オートマタの手足をそれぞれ造り、神経伝達で動く様に調整し、先程の魔導炉の魔力で動く仕掛けにする。

オレは其れを試運転し問題無しな事を確認してから全部装着させてみる。


「コレで歩けるはずです。慣れてしまえば走る事も出来ますよ」


ジョルフィーナさんはゆっくりと立ち上がり、サテランティスに支えられて一歩一歩と歩き出した。


「何と…妾がよもや歩ける様になるとは…」


「姉様…良かったのじゃ…」


「魔導具の動力を魔導炉の魔石に変えて、各回路の効率化をしたので、もう主様の魔力に頼る事無く動きますから外にも行けますよ」


《何と…先程の見慣れぬ魔法と言い、サターン様の様な魔導具の作り方と言い、お主は一体何者なのだ?》


「貴族の三男の7歳児ですけど、何か?」


《フハハハ!7歳とは面白い冗談だな》


ハーイ来ましたよ、定期の年齢詐称疑惑…。


「魔導具の作り方はサターンの城の魔導図書館のお陰だよ」


「アレス殿、本当に感謝します…どんな礼をしてもし尽くせぬ…」


「あ〜気にしないで。きっとサテランティスと出逢った時からこういう縁だったのさ。いや…タマに出逢った時からかもね」


「ニャア〜」


そうだ、全てはあの城の在った洞窟から始まってる。ここに至るまでの全てがである。そしてコレがあの【水やり】の”掌の上”なのかは知らないけどさ。


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