どうやら冒険者特待員になれた様です。
お読み頂き有難う御座います!!
誤字なども遠慮無くご指摘願います。
魔女族捜索の旅が終わった頃に登場人物の紹介など予定しています。
『タツナミ』を出発したオレ達は『ミタリアス』を目指す。『カロ州』はデギアナ高地という資源の豊富な場所を持ってる州である。『ミタリアス』はデギアナ高地への玄関口の街として栄えている。此処からデギアナ高地を抜けて『ラージアス州』の山岳地帯に入るのだ。
『ミタリアス』までは完全に熱帯地方なので馬車の魔導エアコンがフル回転である。ここら辺も魔物の出現率が高いので、昼はサテランティスとタマに、夜はオレの担当となる。
だが、今回は昼も夜も関係なくバンバン魔物が出るのでサテランティスは喜んで魔法をぶっ放していた様だ。タマは昼担当だが夜もヤバそうな時は必ず応援に来てくれた。
後2日くらいで『ミタリアス』に着こうかって夕方くらいに緑色のドラゴンに襲われてる連中を発見した。冒険者らしき連中が応戦しているがレベルが違い過ぎる。皆吹き飛ばされてしまった。タマに起こされたオレはサテランティスに最大級の魔法を撃ってみなと言ったらニコニコしながら…
「喰らえ!天駆ける雷竜の滅びの舞!【サンダーバーストドラグーン】!!」
物凄い音がしてドラゴンみたいな雷が直撃すると緑色のドラゴンが口から煙を吐いて絶命してた。
サテランティスは魔力がギリギリで「もう動けない〜」とか言ってた。そんなん何発も撃ったら怪物ですやん。
オレと『シュワ』ちゃんでボコられた冒険者達を助けていく。
「まさか…ドラゴンを倒したのか?ホントに助かった…アレが飛び出て来た時はもう覚悟してたよ」
「取り敢えず傷は直したから。コレから如何すんの?『ミタリアス』に行くなら送って行くけど」
「それは助かるよ…まさかドラゴンはもう出ないだろうけど…魔物が強いからね。やはり無理をするんじゃ無かったよ」
「んじゃあ付いて来てよ。オレはアレスだよ」
「オレ達は【クリムゾン】ってチームを組んでる。オレの名前はイサーンだ。宜しくな」
取り敢えず倒した緑色のドラゴンをサターンの城で見つけた”異次元バックマックス”に丸ごと入れた。
「そ、そのバック凄いな…マジックバックかい?」
「異次元バックマックスです」
「マックス?」
「はい、マックスです」
何か分かった様な分からない様なビミョーな空気が流れる。他の冒険者達にサテランティスは囲まれてて「あの魔法は極大雷魔法か?」とか色々と聞かれてて顔を真っ赤にしながら『シュワ』ちゃんの影に隠れてたのが面白かった。意外と人見知りなのだな。
【クリムゾン】の連中と合流してからも魔獣の襲撃が相次いだのだが、最終日に出て来た赤いドラゴンは魔人以来のヤバそうな奴だった。『ミラー』の魔法で護られてるとはいえ、物凄いドラゴンブレスを吐いてくる!ゴ○ラかよ!!
オレは魔銃コルトの制御を中にしてぶっ放したがドラゴンの鱗で弾かれてしまった。仕方無いので制御を強にしてぶっ放した。
すると赤いドラゴンのドラゴンブレスをモノともせずドラゴンの頭を吹き飛ばし、その後ろの森も1キロ位エグッちまった…ヤバい威力だ…。
「あっ、頭吹っ飛んだから牙獲れねえ…」
オレは呑気にこんな事言ってたが、【クリムゾン】の連中はビックリして腰を抜かしたみたいだ。
「相変わらずエグい威力なのじゃ…」
前に威嚇射撃を経験済みのサテランティスは、親の仇でも見る様な目で魔銃コルトを睨んでいる。
取り敢えずドラゴンの胴体を異次元バックマックスに突っ込んで出発した。
日が暮れる前に『ミタリアス』に着いたのでそのままドラゴンを冒険者ギルドに持って行った。
冒険者ギルドではちょっと一悶着有ったのには参った。今回のドラゴンとの戦闘で『シュワ』ちゃんが何もしてないのでランクアップは出来ないのは良いとしてドラゴンを倒したのが誰かで揉めたのだ。
【クリムゾン】の連中も加勢してくれたが、ギルドの職員の一人が食い下がって言う事を聞かないのだ。
「水晶で見れば良いでしよ?」
「そんな無駄な事はしない!ドラゴンを置いて帰れ!」
「何言ってんだ!間違いなく彼等が倒したんだよ!」
「お前等も全員グルだな!ギルド証を取り上げてやるよ!」
コレじゃあ埒が明かないとオレとサテランティスの魔力を全開に放って睨み付けてやる。キレ気味のサテランティスはギルド職員を睨み付けて言った。
「じゃあ我が、如何やってドラゴンを倒したのかお前にも同じ事をすれば良いのじゃな…?」
すると上の階からギルマスが飛んで来て訳を聞いた後にやっと認めてくれた。食い下がってたギルド職員は腰抜かしてチビってたよ。
「今後、こう言う揉め事が無い様に特別にギルド証を作ったから、今後はこれを見せると良い。ギルド本部にはワシから連絡しておくわい。お前達は未来の主力だからな!」
とギルド証を貰ってしまった。
ギルド証には「特待員」と記され、オレとサテランティスは「Bクラス相当」と書かれてる。何でも各支部のギルマスが認めた実績者は年齢等は関係無く特待員になれる特別優待措置があると言う。コレは未来の主力冒険者の青田刈りの様な物らしい。騎士団にスカウトされる前にと言う事なんだろう。因みに特待員が出たのは40年前らしいね、今の冒険者ギルド本部の副総長だってさ。
ドラゴンは解体してもらい魔石と牙や爪や赤い方の鱗はコチラで貰う。ギルマスに今回のお礼じゃ無いが、緑色の方の鱗と両方の肉は少しだけ貰って残りは全部ギルドに寄付した。
「いやあ、色々と助かったよ。有難うアレス」
「ギルドでは世話になったし貸し借り無しさ!」
オレはイサーンに鱗を人数分渡して、コレで装備品でも新調しろと言った。イサーンは貰えないと言ったが、こういう縁は大事だと思ってるからと強引に渡した。ドラゴンとの戦闘で武具がボロボロだったのを見てるから、少しでも足しになればと思ったのだ。
「済まねえな…アレス」
「気にすんなよ。運が良かったって諦めなよ」
「全く…ベテラン冒険者みたいな事言いやがって…お前はいくつだよ」
「ボク7しゃい」
「嘘臭えな!」
此処でもオレはまたまた年齢詐称疑惑を持たれてしまう。不憫過ぎる。
イサーンと別れたオレ達はそのまま『ミタリアス』を出てデギアナ高地に入った。
デギアナ高地は資源の豊富な場所だが魔素が多い事もあり、中々の魔物の出現率である。ラージアスに入るまでの2週間にドラゴンが5匹も出るとか…キマイラだオークキングの率いる群れだとかマシでいい加減にしろよ。
タマがやる気満々だったからドラゴン2匹とキマイラは任せたけど、オークキングの群れはオレの魔銃コルトの威力強とサテランティスの広範囲魔法で殲滅した。
しかし出現率もさる事ながらレベルもヤバい。ドラゴンがコレだけ頻繁に出るとか異常としか思えないが、声を掛けた地元の農家のおじさんには笑いながらその位じゃあ大人しい方だと言われた。マジですか…。
そして魔物を倒しながらの地獄の2週間、やっとデギアナ高地を抜けて、当面の目的地『リュセイユ』の有る『ラージアス州』に入った。
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