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さて、色々と仕掛けてみようか。

お読み頂きありがとう御座います!!

陸戦型オートマタを造っている最中にリッカさんの所に行った。サテラを一緒に避難させる為である。流石にこの戦争には巻き込めないと判断したからである。

リッカさんや従業員はまだ残っていた。


「リッカさん!そろそろ避難をお願いします!」


「アレス君、私達はエルフの村に避難するから大丈夫よ」


「なるほど…それの方が良いかもです。それでリッカさんにお願いがあるんですけど…」


「サテラの事?あの子はアレス君と一緒って言うわよ」


「そこを何とか…」


「無理。自分の目の届く所に居させなさい」


「う〜ん…それは無理っぽい…」


「サテラはアレス君の相棒でしょ?二人共にS級特待員じゃ無いの。魔物相手に戦って来たでしょう?」


「今回は戦争ですから…」


「そこらの兵士風情にサテラが後れを取るとでも?それにサテラは必ず役に立つわよ。もう腹を括りなさい」


「アレス!我も戦に行くぞ!」


「サテラ…」


「我は『破壊の魔女』!!愚かな輩に目に物見せてやるわ!!」


「ニャア〜〜!」


どうやらタマも同じ意見の様だね。それならば覚悟を決めるか。


「分かった。ならば後方でエリオット兄さんと魔法をぶっ放してくれ。後はマイケル兄さんの指示に従う事。いいね?」


「分かったのじゃ!!」


「タマはオレと前線に行くよ」


「ニャア!!」


「私達は最後までここに残って薬を作って置くわ。ギッデ親方も私達と一緒に来てくれるから心配は無用よ」


「分かりました。無理だけはしないで下さい」


「ウフフ、わかってるわよ。さあ行きなさいな」


オレ達はそのままマイケル兄さんの所に向かう。


「マイケル兄さん、サテラをエリオット兄さんの居る後方支援に回して下さい。役に立ちますよ」


「サテラ…済まないね…。エリオット兄さんも一緒だから安心して」


「我に任せるのじゃ!!トールやミラからも教えてもらったからな!!」


そうだったな、サテラは天才魔導士だったからな。


オレはサテラを預けてオートマタ製造に戻る事にした。タマを連れて戻ると『シュテン』君の頭の上でフクゾウがぴょんぴょん跳ねている。どうやら背の高い『シュテン』君の頭の上が気に入った様だ。


「フクゾウ!落ちるなよ!」


「ニャア〜」


タマは心配無いって言ってるみたいだ。まあフクゾウは『シュテン』君にお任せだな。『シュテン』君の動きはかなり良くなって来たのでホッとした。ウチの切り札なのだからね、頑張って貰わないと。


その頃ようやく港を作っていたオートマタと高層建築用オートマタがやって来て、城壁と監視及び攻撃用の塔を作り始めていた。砦の工事はランカスター領からは見えない様に蜃気楼を使った魔導具で隠している。後は時間の問題だけで有る。


一方、ランカスター軍の数を調べる為に『蜂影』先生はランカスター領と連邦の国境付近を調査していた。するとデュミナス領から馬車で5日ほど離れた場所にランカスター軍が陣取っていた。数は二万を超える大軍勢であった。恐らくは連邦の兵士を借りたのだろうと思われた。本来のランカスターの衛兵は三千に満たない。

デュミナスで集めてる兵士はわずか二千…それに傭兵を足しても三千を超える程度だ。

この決定的な差は戦い方を変えさせる程の衝撃であった。


「まさか…それほどの軍勢を集めていたとは…クソッ!」


「私も兵力を読み違えてましたね…多くとも七千がやっとだと考えていたのですがね…」


「こうなるとマトモな戦闘では押し潰されます…ここは奇襲と計略で凌ぎ切るしかありませんね…」


「そうなると…まずは…北のテマス川の上流を堰き止めよう。アレス、行ってくれるか?」


「了解です。夜に『シュテン』君とオートマタ50機ほど連れて行きます」


「川のこちら側だけに堤防を作り貯めた水がランカスター軍の方に行く様にしよう。ドロドロになった地で足を取られてる所で遠距離攻撃を喰らわせる」


「それならばオレのマグマ魔法で焼き尽くしてやろう。しばらくの足止めにもなる」


「オレのグレネードランチャーで撃てば結構減らせると思うよ。サテラの広範囲魔法でもね」


「そこから徐々に撤退戦に移行して砦を中心にして防衛戦に移る」


「オレは魔導具で瞬間移動をしながら奇襲を掛け続けるよ。オレとタマと『シュテン』君で良いでしょう。オートマタと騎士団や傭兵隊は砦の防衛に集中すれば良いし」


「砦の堀や塀を2重3重に張りながら、道を狭めて敵を少しづつ狩って行ける様に作っていこう」


「とにかく出来るだけ準備をしよう。時間を稼げれば我ら王国魔法騎士団や王国軍が動いてくれる筈だ」


その日の夜にオレは『シュテン』君を始めとする総勢50機のオートマタを連れてテマス川の上流まで急行した。

着いて直ぐにオレはミスリルの鋼糸で上流の谷が狭まる場所の周りにある木々を切り倒してゆく。そこの狭まる谷に『シュテン』君達がオレがバンバン倒した木を使って堤防の様に組み上げて川をせき止める。やはり『シュテン』君の大きさとパワーは凄い。

木材を組み上げたダムはあっという間に大きな池と言うには広過ぎるソコソコのダム湖を作り出す。そして川にダムから溢れる水を流すと川が元に戻って行く。コレで軍勢がやって来たらダムを決壊させて土石流を起こせば良い。


ダムを作ったその日の夜にオレ達は帰って来た。そして次の作戦を考える事になった。



◇◇◇◇◇




「マイケルが病でふせっている為に2、3日来るのが遅れる?」


「先程、国境封鎖している衛兵から届いたとの事です」


「…マイケルがな…ふむ…」


「まさか気付いて居るのでは無いでしょうな?」


「それならば既に動いておろう…コレはエリオットの字に間違いない、書いてからは時が経ってない」


「ならば良いのですが…」


「それに今から何をしたとて間に合わんさ」


「確かにそうですな…」


「それよりも例の物はまだ届かんのか?」


「もうそろそろ届く頃かと…」


「あくまでも念の為だが、必ず切り札にはなるだろうからな」




◇◇◇◇◇




「アレスご苦労さま、早かったね」


「『シュテン』君が大活躍でしたよ。斥候が見に来るかも知れないので、認識阻害の魔導具で隠してあります」


「流石だな。そこまでやっていれば上出来だ」


「他には策が有りますか?」


「もう、大きな策は無いな。砦に至るまでの道に罠を仕掛けてあるくらいだ」


「ならばオレとタマと『シュテン』君で掻き回しますよ。任せて下さい」


オレはある作戦を考えていた。コレには『蜂影』先生にも手伝って貰うのだけどね。


ブクマやご評価頂きまして感謝しかありません。

また、ご感想や誤字脱字、修正依頼など皆様の応援が高いモチベーションを保っている要因です。本当にありがとう御座います。

これからも楽しい物語を書いていければと思っております。

素人の小説モドキですが、皆様に楽しんで頂けたら嬉しいです。

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