表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

~悪役令嬢進撃編②~

「うっわ…めっちゃ可愛いな俺…ハー…お人形さんみたい…」


手鏡を舐めまわすように呆けたツラで己を眺める男…いや元男"ダムド・ザ・スレッジハンマー"、元の傷まみれの髭面とは似ても似つかない陶磁器のような肌に磨き抜かれた水晶のような瞳、紅玉のような唇に魅了されたこのおとk…乙女こそ令嬢ユニバースに送り込まれた観測者である。


「んでこの屋敷…多分流れ的に俺の家なんだろうが…」


胃痛女神"(名前あとで入れときます)"によって用意された家、おおよそ我々の想像する令嬢ハウスよりも若干現代的な内装である。


「お嬢様、お目覚めですね?」


「あっはい」


「既に説明と音声は入っているでしょうので手短に説明致します。」


部屋に入ってきた初老のジェルトルメン、彼は流れを見るに(名前あとで入れときます)の用意した人員であろう。


「お願いします」


「現在この世界は一般市民を除き大きく分けて二つの勢力があります。ひとつは正義令嬢、主に令嬢としての気品と強さを重んじる層です。もうひとつは悪役令嬢、彼女達は己の手に入れるモノのためなら令嬢仕草の範囲内でダーティーなマネも厭わない層です。」


「ホントに令嬢なんですそれ?」


「この世界はそういうことになってますね。ともかく貴方にはこの世界をニュートラル令嬢という立ち位置で観察しとりあえずどちらかに所属して、必要とあらば令嬢概念そのものを正していただきたく…」


「…やっぱなんかマズいんです?」


「管理が大変煩雑で…情報管理も把握も輪郭しか及ばす、致命的な齟齬が世界に発生している可能性も無きにしも非ずなので…」


「あー…なるほど…それを内側から調べて欲しいと」


「そういうことです」


「…わかりました、まぁこっちとしては報酬さえありゃあ美味い仕事なのでね、やってやります」


「では、よろしくお願い致します。」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ