今年(2019)のM-1を見て感じた違和感
漫才自体に、ではないのですが、番組にちょっとした違和感がありました。
昨年度の優勝者「霜降り明星」を紹介する段です。
優勝して大ブレイクした、みたいな。
優勝が決まって仕事の電話が立て続けに入った、みたいな。
これっておかしくないですかね?
だって、彼らを番組に呼ぶ事を決めたのはテレビ局じゃないですか。
仕事はテレビ関係が主なんですよね?
優勝したから大ブレイクしたのではなく、テレビ局が番組に出すからブレイクしているように見える、では?
この疑問は昔から感じていました。
テレビで言う大人気って、本当なのかと。
これが「なろう」なら簡単なのですよ。
私の作品が人気かどうかは、PVやブックマーク、ランキングを見れば一目瞭然ですから。
どれだけ人気作だと自分で喧伝しても、小説情報を見れば一発です。
芸人や芸能人の場合、ブレイクしたと言っても、テレビでの露出が増えた事を以てそうは言えないだろうと思うのです。
テレビがゴリ押ししていれば露出は増えますから。
それが本当の人気なのかどうか、傍目には分からないじゃないですか。
漫才師の場合、劇場のチケットが取れないとか、ライブはいつも満員だとか、そういう客観的な指標はあると思います。
現に審査員の「サンドイッチマン」を紹介する際、そういう事を言ってましたし。
しかし、テレビの仕事はそうではない。
タイアップとかスポンサーの意向だとか、テレビ局の判断とかそういう面も影響しますよね?
テレビでどれだけ○○がブレイクしたとか言っても、最早信じられないのです。
今はテレビのリモコンで、気軽に人気投票なんかも出来るじゃないですか。
どうしてやらないのでしょうね?
ネットではアンチの声が目立つとか偏りがありますが、テレビのリモコンを使った投票なら割合平等だと思います。
一家にどれだけのテレビがあるのか知りませんが、一人が10個も20個も持ってはいない筈です。
比較的偏らない結果が得られるのでは?
人気があるのかないのか、白黒つけて欲しいのです。
また、M-1本番中、カメラの前をラグビー日本代表の3人が横切るとか、そういう不手際が目立った気がします。
VTRの切り替えも遅かったし、カメラの切り替えもおかしかったし、アップもスムーズじゃなかったし。
全体的にカメラワークが出来ていないように感じました。
下請けに任せるばかりで、番組制作能力が落ちているのでは?
と思っていたら、テレビ朝日の『報道ステーション』は派遣スタッフを大量に解雇したようですね。
今回のM-1とは関係ないのでしょうが、同じテレビ局だし、どうなのでしょうね。
補足でもありませんが、優勝した「ミルクボーイ」の漫才は面白かったです。
でも、彼らが、テレビが言うところのブレイクするのは難しい気がします。
偏見ですが、今時のテレビ向きではない気がしますので。
なので、優勝したからブレイクしたとかマヤカシだろうと思ったりします。
彼らが無事にブレイクしたらこの発言は撤回し、謝罪します。