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復讐の女剣士


 あの日、バルサは決心した。あの淫乱エルフに会ったら、絶対殺す。その前にあの時味わった辱めを同じようにあいつに与えてやると。


 それからバルサは今日にいたるまで、長時間トレーニングをしていた。剣の訓練はもちろん、あんなことやそんなことを学ぶため、自身の身や女性団員の協力の下、いろいろと大人な訓練したのだ。その結果、彼女は前にルハラと戦った時よりいろいろと強くなったのだ。いろんな意味で。




ルハラ:プラチナタワー前


 この人、以前より強くなっている。剣の腕もそうだし、私のセクハラ攻撃に対しても反応しない。楽しみたい気分でもあるけど、今は戦いが優先。早く戦いを終わらせて姫を救出に行ったケンジとナルセの援護に行かないと。


「頂上へ行った仲間のことを考えているのか?」


「そだよー。君、超能力もマスターしたの?」


「なんとなく予想はできる!」


 女の人は私に向かって剣での突き攻撃を仕掛けてきた。私は軽く魔力を練り、一転集中させた風を飛ばした。剣の刃は風を吹き飛ばし、私に向かって襲ってきた。


「おっと」


 これは予想外。何とか避けたけど、剣の刃が脇腹に少しかすった。あー、服が切れた。


「あーあ、服が切れちゃったよ」


「丁度いい!」


 女の人は全身の魔力を放ち、私に向かって歩いて行った。この前使ったマジックアーマーとかいうスキルとは別のものだ。確かあのスキルは、服を脱がないと発動できないはずだ。まさか、この短期間で新しいスキルでも身に着けたのかな?


「スキル、ファントムアーマー!」


 ファントムアーマー。スキルに関する本で読んだことがある。マジックアーマーと似ているスキルだけれど、発動するための条件とデメリットが違う。発動するには魔力を常に開放しなければならないこと。そしてデメリットは体全体が重くなること。だけどその分物理攻撃も魔力による攻撃も防御できる。まー、使い手によればいいスキルだと思う。だけど何でこのスキルを選んだのだろう。


「てりゃっ!」


 なんと、女の人は火属性の魔法の爆発で宙を飛び、私に向かって飛んできた。隙を突かれた私は、体当たりを喰らってしまった。


「くうッ!」


「これで私が有利だ」


 女の人は私の上に乗っかっている。ファントムアーマーの重みで、体が動かない。さらに、とんでもない重みが私を襲う。骨がビキビキと音を立ててひび割れようとしている。


「さぁ、動けないまま辱めを受け、死ぬがいい!」


 女の人はそう言うと、剣で私の服をズタズタに切り裂いた。


「そんなプレイ、私は望んでないけど」


「うるさい! あの時私の体に何をしたか覚えているのか!」


「えーっと……胸を揉んで下着を脱がしてその後は……」


「言わなくていい! ああもう、あの時のことを思い出したじゃないか!」


 今がチャンスだ。体は動けないけど、魔法は使える。私は風魔法を使って上に乗る女の人を吹き飛ばし、何とか立ち上がった。ふぅ、この位のダメージなら何とか動ける。


「チッ、暴風を発生させて私を飛ばすとは」


「あなたが考えていることは理解できたよー。私の上に乗って動きを封じて、段々と弱らせてから殺す」


「まだあるぞ。ファントムアーマーなら、貴様の魔力のダメージを受けることはない」


「ふーん」


 女の人は知らないだろう。というか、利便性のことしか頭にないと思う。どのスキルも大体欠点がある。


「じゃあ私、少し本気出すよ」


「手を抜いていたのか!」


「いやー、セクハラ……後々のお楽しみにねー」


「お前、戦う気あるのか?」


 呆れた女の人に向かって、私は飛びかかった。


「ぐあっ!」


 私の突進を受けた女の人その場に倒れた。私は倒れたのを確認し、女の人からどいた。


「何をするつもりだ?」


「フフフフフ。さぁ、起き上がってみなよ」


「何を貴様……」


 女の人は全身に力を入れて起き上がろうとしたが、なかなか起き上がらなかった。


「あ……あれ? 嘘?」


「ファントムアーマーのデメリット忘れたの? 確かにあのスキルは防御力が上がるけど、体が重くなるのよねー」


「それが……どうした……くっ!」


「そんな重い鎧を付けたような状態で起き上がれると思う?」


 この言葉を聞き、女の人はいろいろと察した。理解するの、遅いな。


「しまった……スキル解除……」


「させないよーっと」


 私はすぐに闇の鎖を発動し、女の人の動きを封じた。


「な……そんな……」


 油断した女の人の隙を突いて、少し小さい闇のドームを作った。


「まさかこの展開は」


「お察しの通り。さぁ、お楽しみ第二ラウンドに参りましょうか!」


 私は女の人の服を無理矢理脱がし、ついでに下着も脱がした。


「貴様! またこんなことを」


「そんなこと言っちゃってー。どんな気分か体に聞いてみようかなー」


 私は女の人の体をまさぐり、反応を見た。思った通り、女の人はいやらしい声を上げながら体を震わせている。


「体は正直だね」


「う……うるさい……」


「その態度がいつまで続くかな」


 私は笑いながら、慣れた手つきで女の人の体を触りまくった。女の人は喘ぎ声を出しながら体を動かし、私の作業を邪魔しようとしていた。だが、妨害されても私はくじけない。


「や……やめっ……あぁっ! もう……やめてぇ……負けを認めるからぁ……」


「お? 負けを認めたようだね。うっひっひー」


 私はズタズタになった服を脱ぎ、女の人から奪った服を装備した。


「それは私の服だ!」


「私の服、あなたの剣でズタズタになっちゃったからさー。そのお詫びとしてもらうねー」


「ふざけるな!」


「そんなことを言う子はおしおきだよー」


 その後、私は女の人に近付き、体を触り始めた。


「ああっ! 分かった……分かったから……服なんていくつでもあげるからぁッ!」


「いーや。まだまだ。お遊びは始まったばかりだよー」


「え……いい……い……いやァァァァァァァァァァ!」


 ドームの中で、女の人の悲鳴が響き渡った。この悲鳴を聞くと、なぜか私の中にあるドSな部分がうなりを上げる。うひひひひひ。本能には従えというのか。そうだね、本能に従うのがいいよね。じゃあ皆の戦いが終わるまで、いろいろなことをするか。




ヴィルソル:プラチナタワー前


 ルハラの奴はこんな所で何をやっている? だが、無事であることは確かなようだ。


「あ、魔王!」


「勇者か。お前も無事のようだな」


 勇者も無事のようだ。今無事が確認できたのは我と勇者。まぁルハラは闇のドームの中で倒した女戦士に淫らなことをしているから、まぁ無事だろう。


「さて、後はヴァリエーレとケンジとナルセだが……」


「ヴァリエーレはまだ戦っているみたい」


 と、勇者が指を指す方向を見ると、ヴァリエーレが敵の兵士と戦っている光景が見えた。我は急いでヴァリエーレの援護に行こうとしたのだが、勇者が我を止めた。


「どうして止める?」


「よく戦いを見てよ。ヴァリエーレの方が有利だよ」


 勇者に言われ、我はヴァリエーレが戦っている光景を見た。ほう。意外とヴァリエーレもやるものだの。このままいけばヴァリエーレが勝つだろう。しかし、あの太った兵士は何故か笑いながら戦っている。我にはその笑顔が不気味に見えた。ああいう奴は意外と抜け目がないタイプが多い。もしかしたら、苦戦した時のために打開する手段を持っているのだろう。まぁ我の考えだから持ってない可能性もあるが。とにかく、ヴァリエーレがピンチになったら援護として駆け付けよう。


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