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開幕? ギリギリのセクハラバトル


ヴァリエーレ:神殿内


 急にルハラの魔力が弱くなった。少し前まで強く感じていたけど……一体どうしたのだろう。少し不安になってきた。


「ルハラ、大丈夫かな?」


 前を走るケンジが不安そうに呟いた。不安なのは皆一緒か。いくらルハラが女性相手で変に力が入っていても、魔力が弱まれば少し不安になる。本当はルハラを助けに行きたいのだけれど、この状況だし先に進むしかない。さっさとイエミツたちを倒して、皆と合流しよう。




ルハラ:神殿内


 クッ、まさかこんな展開になるとは思わなかった! この人……かなりのセクハラテクを身に付けている! セクハラエルフと異名が付いたこの私が……ここまでセクハラされるとは! 私は上乗りにされ、逆にセクハラを受けている!


「ふふ。どう? ロストジャスティスのセクハラ魔、ミヨのセクハラテクニックは?」


「すごく……上手です……」


 そんなこと言っている場合じゃない! セクハラの快楽に浸っているよりも、さっさと手足を拘束している水をぶっ飛ばし、逆にセクハラ返しだ!


「あら、水がぶっ飛んじゃったわ」


「今度はこっちの番だ! 何倍にもして倍返しにしてやる、覚悟しろ!」


 私は風を使ってミヨの服を少しズタズタにした。防御に専念している隙を狙い、私はミヨに接近して胸を触った。


「あらあら、ずいぶん過激なことをする子ねぇ。刺激的」


「何だとー! じゃああんたはもっとすごいことをするのかー!」


「ええそうよ。子供じゃできない大人なこととか」


 おいおい、そんなことをしていいのか? あらゆる危機感を感じた私は一旦距離を取った。本当は経験して見たかったけど、身の危険を感じる。それと、あの攻撃を受けたら本当に危険だと察した。


「あらあら、止めちゃうの? つまらないわね」


「いろいろあってね。つまらないなら、お望み通り今から本気で戦うから」


 そろそろ真面目に戦うか。私は隙を見ながらミヨの胸を触ろうとしている。それか、耳に息を吹きかけたりわきをくすぐったりしたい。相手は格闘技を使う戦士、力が入ればそれなりに攻撃力が上がるし、そのまま攻撃を受ければ大ダメージとなる。そうなる前に、相手の力を抜こうとしているのだ。


「避けているだけ? このままあなたのそのペチャパイを揉みつぶしてもいいのよ?」


「ペチャパイ言うなよー。これでもそれなりに大きくたわわに育っている途中だよ!」


 ミヨの左ストレートをかわし、私はミヨの左わきに向かって手を伸ばした。そして手慣れた手つきでわきをくすぐった。


「ブッ! ゲヒャヒャヒャヒャ! 止めて!」


「隙あり」


 笑い始めたミヨを転倒させ、そのまま左腕を掴んでわき固めをした。ヤーウの集落で行っていたプロレスイベントを見て習得した技だ。ここで役に立つなんて思ってもいなかったけど、念のため覚えておいてよかった。


「ぐァァァァァァァァァァ! 止めて、痛いから止めて!」


「やーめなーいよー」


 そのまま腕をへし折るつもりで私は力を入れた。この状態で有利に立ったと思ったけど、ミヨは魔力を発し、下から氷柱を出して刺そうとした。この技がくることを瞬間的に感じ、私は技を解いてミヨから離れた。動きを封じるチャンスだったのに……ちょっと悔しいな。


「はぁ……はぁ……勘のいい子ね」


「裏ギルドの奴に褒められてもうれしくないね」


 私はそう言うと、ミヨの出方を伺った。距離は離れている。互いに魔力での遠距離戦は可能。それに、互いに格闘の技術を心得ている。動きたいけれど、下手に動いたらやられるなー。いろんな意味で。そう思っていると、ミヨの方から私に襲い掛かった。


「さぁ、このままあなたの体をおもちゃにしてあげるわよぉ!」


 周囲に水を発し、私に向かって襲ってきた。水をかわしているうち、水の中に何かがいることに気付いた。緑色の変な物体だ。何だ、これ?


「ねー、水の中に何入れてあるの?」


「それに気付くとは珍しいわね。それはアヤツリムシ。私が魔力で作った虫みたいなものよ。命はないけど」


「アヤツリムシ……名前の通り、人の中に入ってあれこれするつもりだね」


「半分正解。正解は人の脳の中に侵入し、私の言うことだけを聞くように洗脳するの」


「洗脳? あらまぁ、えげつないことをするねー」


「ふふっ。だってえげつないことを考えるのが好きなのよ。それが私の性癖だからね」


 ミヨの話を聞き、少し呆れた。もしかしたら、人を操ってセクハラをしている可能性がある。


「ねぇ、洗脳した人にセクハラをして楽しい?」


「ええ。お人形遊びみたいで楽しいわよぉ」


「それで、洗脳した人はどうなるの? あんたのことだ、どうせ助けないでしょ」


「正解。飽きたら処分するわ。だって、いらないおもちゃはとっておいても無駄でしょ?」


「あんた、人の命を何だと思っているのさ?」


「何とも思ってないわよ。そんな物」


 この発言を聞き、私はブチ切れた。同じセクハラ女として気が合うかなと思ったが、こいつがやっているのはセクハラじゃない。ただの外道なおもちゃ遊びだ。人の命をおもちゃとして扱うなんて、ギルドの戦士として、人として絶対に許せない。


「あら、私の言葉を聞いて怒っちゃった?」


「まーね。ここからセクハラなし! マジでやるよ。最初に言っておくよ、命だけは助けるよ」


「命だけねぇ……それじゃあまるであんたが勝つって決まったような言葉じゃないの! むかついたわ! 私のアヤツリムシで洗脳して、一生あんたをおもちゃにして弄んでやるわ!」


 ミヨはこう言うと、大量にアヤツリムシが入った水を発した。それに対し、私は風を発し、強く地面を殴った。


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