表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/594

発情エルフの独壇場


ルハラ:イベント会場内


 今私が戦っているルクって女はいい女だ。胸はヴァリエーレの方が大きいけれど、エッチなビキニを着ているせいか、興奮してくる。


「何で興奮しているか分からないけど……死んでもらうわ」


 ルクはそう言うと、両手に水を発し、私に向けて投げつけた。相手は水の魔力を使うのか。そんなことを思っていると、その水は私の服に少しかかった。すると、服が煙を上げて溶け始めた。


「これは……」


「溶解性のある水よ。人体を溶かすのは無理だけど、服ぐらいなら溶けてしまうわ」


 この話を聞いて私は理解した。ルクは溶解性の水で相手の装備を溶かし、防御力を下げた所で攻撃をする。多分その戦法で戦っている人だ。


「さぁ、あなたをひん剥いて痛めつけてあげるわ!」


 ルクはこう叫ぶと、私に向けて大量の水を浴びせようとした。しかし、この私にそんなものが通じるわけがない。


「ひん剥かれるのはあなたの方だよー」


 私は巨大な風を発生させ、飛んでくる水を跳ね返した。


「そんな……キャァァァァァァァァァァ!」


 ビンゴ! 溶解性の水はルクに命中した! しばらくし、彼女が身に着けているビキニやズボンが徐々に溶けて行った。


「嘘でしょ……ちょっと、ヤダ!」


 さーてーとー、このままセクハラ祭りと行きますかぁ!


「ちょっとあなた、その気持ち悪い笑みは何? まさか……私に何かするつもりでしょ!」


「その通り」


 私は風を使い、ルクの手足を動けないように縛った。まだ水着が残っているが、胸の大きさや形がはっきりしていた。


「ほーほー、美しいですねぇ」


「そんなじっくり見るな!」


 ルクは手足を動かして風の拘束から離れようとしたが、暴れるだけじゃあ私の風は壊せなかった。


「くっ……離しなさい!」


「やーだねー」


 私はルクに近付き、胸を揉み始めた。


「いやァァァァァァァァァァ!」


「おっ、この反応。乳を揉まれるのは初めてですな」


「違うわよ……私にはすでに愛する男が……」


 ほう。すでに愛する男がいるのか。じゃあ、私は彼氏持ちの女性と……たまにはそういうのもいいよね。


「あっ……ァァァァァァァァァァ!」


 ルクは悲鳴を上げながら、顔を赤く染めた。


「私が……こんなエルフに……」


「エルフだからって弱いと思わないでよねー」


 私はルクにいろんなことをし始めた。ルクは抵抗できぬまま、私に弄ばれて行った。


「こ……こんな屈辱を……味わったのは……生まれて……始め……て……」


 数分後、私に弄ばれている中、ルクは悔しそうにこう言った。もう負けを認めたってことでいいのかな?


「えー? もう終わりー?」


「終わりでいいわよ……これ以上、体を汚されたくない……」


「ヒレラピの二人の後を追った男のため?」


 私がこう聞くと、ルクは小さく返事をした。


「そうよ。私は身も心もレーフェンに捧げるって決めたのよ」


「あっそ。まぁ、いろいろあるようだけど……裏ギルドに所属する悪い人の話なんて特に興味はないし、言うことも聞かない!」


 私はルクの体に抱き着き、首や胸に口を当てて行った。


「ちょ! 何をしているの、あなたは?」


「今度はお仕置きセクハラタイム。裏ギルドに入った子にはお仕置きしないとね」


「これをお仕置きっていうの? もう止めてって言ったでしょ、これ以上汚されたくないのに!」


「うるせー! それが悪人の言うセリフか!」


「それがギルドに所属している人間の言うセリフか!」


「私はエルフだ!」


「屁理屈じゃない!」


「うるさい! これ以上騒ぐとこうしてやる!」


 私はそう言うと、ルクの脇をくすぐった。


「いやァァァァァァァァァァ! 止めて、そこだけは本当に止めて! そこは本当に危ないって! あっ、あっ、いやァァァァァァァァァァ!」


「止めないよー」


「分かったわよ。あんたの言うことを聞くから止めて」


 私はこの言葉を聞き、手を止めた。何でも言うか。じゃあ。


「レーフェンって男のことを教えて。何でも言うことを聞くって言ったよね」


「分かったわ。でも、話を聞いたからってあの人に勝てるって思わないでね」


 その後、私はルクからヒレラピの二人を追って行った男、レーフェンについて話を聞いた。




ヴィルソル:イベント会場内


 コンデとの戦いを終えた我は、ルハラの元へ向かった。


「あ、ヴィルソル。お疲れー」


 ルハラは我に気付き、立ち上がって我の方へ向かってきた。少し離れた所には、全裸に近い状態の女性が絶頂しながら倒れていた。ルハラの技でやられてしまったそうだ。我が呆れていると、ルハラが話しかけた。


「ヒレラピの二人の後を追った男はレーフェンって言って、結構すごい剣士らしいよ。で、なんか変なスキルを使って戦うみたい」


「変なスキル? どんなスキルだ?」


「よくわからないって。とにかく、急いでケンジと合流しないと」


 その時、我とルハラの話を聞いていた女性が、クスッと笑ってこう言った。


「行っても無駄よ。誰もレーフェンには勝てないわ」


「あっそ。まぁいざとなったら三人で戦えばいい」


「そだねー。だけどその前に……うるさい口を封じちゃいましょう」


 ルハラはそう言うと、女性に表現してはいけないようなことをし始めた。女性は大声で止めてと叫んでいた。だが、ルハラは言うことを聞かず、女性は絶頂したような悲鳴を上げ、気を失った。かわいそうに。


「イってしまったようだね……」


「何かっこつけておる。やっていることは最低じゃ」


「だけどいつもフィーバーしている時と同じようにやったよー」


「毎回フィーバーしている時にお前からよくやられているから、我らはそれなりに耐性ができてしまった。常人がお前の手さばきに耐えられると思うか」


「うーん……む?」


 話し中、ルハラが何かに感づいたようだ。我も同じように、何かの気配を感じ取った。


「いやー、やっときたようだね」


「うむ」


 この直後、スカイウイングを使っているだろうか、空を飛んでいるナルセたちが扉を吹き飛ばし、会場内へ侵入した。


「皆、お待たせ!」


「ずいぶん派手な登場じゃのう」


「急いでいたものだから」


「それより、クナブはどこ?」


 む? 勇者の奴、クナブさんを呼び捨てで言いおった。


「クナブさんがどうかしたのか?」


「あの人が今回の騒動の黒幕なのよ!」


「どうしてリリオさんを狙うか分からないけど、その話は問い詰めて聞くつもり」


「その話は本当なのか!」


 この時、後ろからおっさんの声がした。ヴァリエーレが後ろを振り向き、声の主を見て驚いていた。


「あなたはムバさん!」


「このバカ騒ぎはクナブのせいなのか、あいつが起こしたことなのか?」


 パニックになっているだろうか、慌てながら我たちにこう聞いてきた。だが、我もクナブさんがこの事件の黒幕だと聞いて、内心動揺している。


「えーと……詳しい話はまだ分かりませんが、とにかく会って話を聞きます」


 その後、我はナルセたちにケンジがいる場所を伝え、そこへ向かって行った。


 この作品が面白いと思ったら、高評価とブクマをお願いします! 感想と質問も待ってます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ