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前編


――願わくば。





 どこか遠くで、サイレンの音がする。

 ……まったく。こっちは、瀕死の状態だってのにやっとご登場とはどういう了見?けどまあ、こうして救急車を呼ぶぐらいには、あいつも人ではあったわけか。

 ああ、でもほんとに良かったぁ。

 こんな目に遭ったのが、ひなたじゃなくて。

 ひなたは、私の幼馴染みではあったけど弟みたいなもんでもあったし、大切な事には変わりないもん。あんな可憐で可愛いひなたをイジメるなんてやっぱりあいつはマジで許さん。明日、学校に行ったら膝蹴りしてやる!

 ……うーん。でも、けっこう重傷を負ってたはずだけど、なかなか意識が薄れないなぁ。それに、痛い部分も違うような?もしかして、死に際になるとこんな風に麻痺してくるのかな?それはそれでラッキーだけど。

 ああ、それにしてもお腹も何だかすいてきた――と、同時に小さな音がぐう、と鳴った。

 それは当然、私のお腹からの救難信号である訳で。

「えっ?」

 まさか、死を目前にしてお腹まで空く?なんて、驚きのあまり目を見開いた。うん、それは文字通りそのままで。……え?えっ?

「わ、わたし……っ?」

 生きてる?というか、ここはどこだ?

 視線の先には、白い天井。視線だけ動かすに、点滴を打たれているからどうやら病院まで搬送されていたようなのは間違いない。いつの間に運ばれたんだろう?あな恐ろしや。

「……てか、個室かよ」

 うちは中流階級とはいえ共働きで、だだでさえ自分のお小遣いもバイトで稼がなきゃならないってのに、どうして個室を選んじゃうかな?いや、でも待てよ。個室は、金持ちの特権でもあるけど、死にかけの人も入れられるってどこかで聞いた事があるような。

「……」

 って事は、私やっぱり生死の狭間を彷徨ってたって事だよね?うわぁ、マジかー。マジなのか。これは、後でかなり怒られるパターンじゃん?やばい。これは大草原間違いなしだわーってネット用語使ってる場合じゃねぇよ。

 あーもう、ほんと嫌だなぁ。せめて、娘が生きてたぞ!なんつって驚いてくれたら良いのにな。

 例えば、ほら――こんな風に、人の病室にいきなり入ってきて、泣き出しちゃった目の前のおばさんみたいにさ?

「……え?」

「目が……目が覚めたのね!」

「は、はあ」

 うわぁ、なんか必死さが伝わってくるんだけど。

「っ、お医者様を呼んでくるわ!」

「え、あっ」

 ちょっと待ってよ、その前におばさん誰よ!

 もしや、突然現れた遠い親戚の人なんだろうか?いや、ないな。うちに限ってあんな上品そうな親戚いないっしょ。

 もしくは、まさかとは思うけどあいつの母親?この度は、息子がご迷惑をおかけしてすいませんとかなんとか言って?それなら個室も頷けるけど。

 ちょっと見た目が良いからって調子に乗って、ひなたを傷つけても全然平気で。私がどれだけ先生に掛け合っても、先生は何も言ってはくれなかった。

 だって、あいつの家は金持ちだから。この国では、その名を知らぬ者はいないなんて言われるぐらいの。

 さっきのおばさんがあいつの母親だとしたら、クールビューティと言われるぐらいのあの冷めきった顔つきとはかけ離れて優しそうな顔だった。どうして、あんなどうしようもない息子になるやら。

 これで、もしひなたへのイジメが発覚して終わるなら、よくやった私!と思わなくもない。むしろ、三途の川を目の前にした事を褒めてやろう。

 ただし、あいつだけは許さない。

 私の全身全霊をかけてあいつだけは恨み続ける。生き霊になって、毎日夜中にタコ殴りに行ってやる。

 そう、あの――三日月



恵斗けいとくん、目が覚めたんだね」



「何だって?」

 おっと、まさかここで天敵の名前が出たから思わず言い返してしまったじゃん。いや、でもあれよ。颯爽と現れたあなたが医者だってのは分かりますよ。白衣着てるし、貫禄あるし。なんていうか、どこにこんなハイグレードな人材いたのって思えるぐらいナイスミドルな先生が、私の傍へと寄ってくる。

 それから、看護師と一緒に現れたのは、さっき見たおばさんだった。

「……うーん。ちょっと私の質問に答えてもらっても良いかい?」

「はあ」

 しょうがないな、ちょっとだけよ。という冗談は何故か言えない空気を感じたので飲み込んだ。何だか、妙に緊張感があるんですけど!もしかして、私おかしい?

「それじゃあ、聞くよ。君の名前は?」

 ……名前。名前?まさか、私馬鹿にされる?そんなの分かってるに決まってる。

「名前は、」

 桜庭芽依さくらばめいです、と答えようとして。

 だけど、何故か喉がそれを拒絶するかのように私は大きく咳き込んだ。

「ああっ、恵斗さん!ずっと寝ていらしたからお声が出てこないのね」

 そう言って、憂いを浮かべるおばさんなんがゴホゴホと咳き込む私の背中をさする。

「あ、あの、ありがとうございます」

 ほんと、優しいおばさんなんだな。そう思ってお礼を言ったら、何故か盛大に驚かれた。

「……先生」

 そして、思いきり不安な顔で医者を見つめる。

 私、もしかして変だったのかな。けど、人に何かしてもらったら普通にお礼を言うなんて当たり前の事だよね?

 二人があまりにも深刻そうな表情をするから、心臓がバクバクしてくる。こういうシリアス展開苦手だから、ほんと止めてよーって言いたいけど言えない。

 だから、とりあえずこのバクバクだけでも落ち着かないかな?と思って、何気に自分の胸に手を当てて驚いた。

「えっ?」

 ……うそ。

 ちょっと。……マジで?

 その驚きの合間にも、手はそこにあったはずのものを探して。

「え、うそ。なんで?」

「恵斗さん?」

「恵斗くん?」

 今、その名を呼ぶんじゃない!っていうか、そんな事より私の……私の胸が消えたんだけど!!!!

 嘘でしょう!どうして無いの?と半泣きになりながら、自分の体をぽんぽんと触り続ける。そうこうしている内に、今度は下半身に手がいって。

「……うそ」


 十七年生きてきて、生まれて初めて巡り会う感触を味わった。


 しかも、ソレに触れた時の自分自身への連動感ったらない。嫌でも、これは自分の持ち物なんだという感覚が半端なかった。

 それをまざまざと感じさせられて、次にきたのは――恐怖、な訳で。


「……トイレ、行きたい」


 マジかよ。どうして、こんな時に限って尿意を催す!?触ったから?触ったせいで、脳が「あ、トイレ!」なんて反応したのかよ!うわー、無いわぁ。

 今まで生きてきて、果たしてここまで自分の体に恐怖を覚えた事はあるか?いいや、ない!断言出来る。目が覚めたら男の体で、とか普通予想出来ないじゃん。

 ああ、でも、ほんと無理。医者の後ろで、看護師が何故か屎尿瓶持ち上げて笑ってるけど、それも嫌だ。

「ふらつくだろうが、お手洗いはそこにあるから行っておいで」

 多分、涙ぐみながら首を振って看護師の持つアレを拒絶したから、先生もそう言ってくれたんだろう。ただし、半笑いという部分が頂けないけど。

 百歩、いや千歩譲って救世主と見込んだ先生が肩を貸してくれて、何とかゆっくり立ち上がる。視界が揺れてるのか、身長が高いのか分からないけど、いつもと違う目の高さに吐き気を催した。

「……う」

 何だか、すごく気持ち悪い。もういっその事、恥を忍んで上も下も一斉に垂れ流したい。笑われたっていいじゃない、というタイトルの詩を思い浮かべながらも何とか気力でトイレに向かう。

 さすが個室、トイレ付き。看護師さんに扉を開けてもらえば、そこには簡易の風呂もあった。やっぱ、ここ金持ち専用の病室じゃね?多分、もう二度と来る事がないだろうから今のうちに堪能しちゃおう。ふへへへ、これはラッキー!

 そんな事を思いながら、よっこらせとトイレに入る。どうにかあれを直視せずに、悪戦苦闘しながらもトイレを済ませて洗面所で手を洗う。

「……ふう」

 こんな形で実感なんて味わいたくなかったけど、やはり私はどういう訳か男の体になったようだ。

 背丈が違うし、手も大きい。何がどうしてこんな事になったのか。今でも、夢である事を百パー願う!

 その時、ようやくまだ自分がどんな風に変わったのか分からない事を思いだして、目の前のでっかい鏡に視線を移した。


「げっ」


 何だ、これ!?どういう事だよ!!

 今にも叫びそうになって手で口を覆えば、鏡に映る人物が同時に手で口を覆う。それが気持ち悪くて、直ぐに両手を降ろして見下ろした。まるで、こいつにされたのかと思えば、余計に気分が悪くなる。

 事実を受け止めきれず、勢いで胃の中にあったと思われる全てのものを口から出した。

「はぁ、っ……勘弁してよ」

 先程までは、この喉から響く音なんか全く気にはならなかった。……なのに、今はなんて耳障りな声なんだろうってもはや殺意が湧いてくる。

 だって、この声はいつもひなたに悪意をもたらす声なんだから。

 こんな事、信じらんない。

 どうして、私がこいつの体に!?っていうか、なんでこの男は入院なんてしてるんだ?

 口の中をゆすぐついでに、嫌がらせをしたくて顔に思いきり水をかける。いっそ、風邪でも引いてしまえば良いんだよ、なんて思って。案の定、冷たく感じたのは私だけど。

「……なにやってんだ、私は」

 どれだけこの体を傷付けたって、私がしんどい目に遭うだけなんだから意味ないじゃん。

 けれども、おかげさまでこれで少しは冷静になれた気がする。ひなたみたく賢くないからどうしてこんな事になったのかは分からないけど、私が今動かしているこの体の持ち主は、


三日月恵斗みかづきけいと


 の物であるという事は間違いない。あの、憎っくき三日月恵斗の。

 私の幼馴染みをイジメるリーダー的存在。三日月財閥の御曹司サマとやらで、学校では優等生を気取ってるけど裏ではやりたい放題の我が儘王子。何がそんなに良いんだか、女子はこぞってこの男の周りに侍る。

 ああ、ほんとに嫌い。大っ嫌い。

 男になるにしても、どうしてこんな奴の体になんか!

 もう一度、水でもぶっかけてやろうか、と思った所で扉がノックされて我に返る。

「恵斗くん、大丈夫かい?もしかして、倒れてないかな?」

 そういえば、ここに入るまでもフラフラだった。

「大丈夫です、今出ます」

 仕方ない、腹を括ってしばらくは様子を見るしかなさそうだ。こんな時だというのに、嘔吐で全てを出したからかお腹がぐうと小さくなって、自分が生きている事への実感が湧いてしまった。

 あのまま私を見殺しにして、その懺悔に死にかけたというのなら少しはこの体を使ってやろうではないか。いつ消えるとも分からん命だ。せいぜい、利用しない手はない。


 全ては、独りぼっちにしてしまったひなたの為に。






 ――そうして、私の涙ぐましい努力と根性の生活が始まったのだが。

「……え?」

 退院して、ようやく学校に行けたと思えば、久しぶりに会ったひなたが珍しく綺麗な真っ黒い目を見開いて驚きの表情でこちらを見ていた。まさか、私だってバレちゃった?いや、そんなわきゃないわなぁー。

 だけど、やっぱりひなたは可愛い。そう、私の幼馴染みの双葉ひなたは、男子にしては私と同じぐらい身長が低めだけど、艶やかな黒髪に中性的な顔立ち、それに、学年一の秀才でもある。

 私にとってひなたは弟のようで、とにかく昔から芽依ちゃん芽依ちゃんと私の後を付いてくるひなたがとても好きだった。だから、高校に入ってからこの体の持ち主――三日月恵斗にイジメられ始めたのが許せなかった。今でも私の守るべき存在。大切な人。

 それなのに、この体じゃひなたに近付く事さえ出来ないなんて。くそっ、三日月恵斗め!

 あれから一週間経った今も、どうして私がこの男の体を動かせているのか分からない。『命』というものがあるんなら、三日月恵斗の『命』はもうどこにもなくて、どうしてだか私がこの体に『命』を移してしまったのかもしれない。ああ、ダメダメ。これ以上深く考えるのは止そう。

 とにもかくにも、ひなたを見守る為にもこうして学校に来た訳だけど。

「けいとぉ、このあと一緒にどっか行かない?」

「いや、恵斗は私と遊ぶのよ」

「はあ?何言ってんの?」

「あんたこそ!」

「……」

 どうして、朝からメス猫どもの相手をしなくちゃならんのだ。そういや、いつも朝からうるさいと思ってたんだよねー、この集団。中心にいてもやっぱりうるさい。

 そうこうしてる内に、ひなたもさっさと行ってしまうし。あー、泣けるぅ。

 泣けるといえば、この体を使って初めて知った事実があった。見た目は、何でも隔世遺伝で外国人だった祖母の血を受け継いだのか、お綺麗な顔立ちのこいつだけど、意外にも貧弱なもやしっ子であることが判明したのだ。

 つうかさ、退院して初めて家で出された食事に驚いたわ。肉を食わないって何考えてんの?あんた、別に肉を食べない宗教の人じゃなかったじゃん。いや、知らないというか全く興味なかったけどさ。しかも、育ち盛りの若い子が栄養食だけとかってあり得ない。これも、メイドさんたちに微妙な顔をされながらも記憶障害を押し通して聞けば、どうやら母親と上手くいってなかったからとか。ああ、だからあのおばさん、私が普通に接するだけで困ってたんだなって気付いたけどさ。親に迷惑をかけるなっての。呆れて物も言えないとはこいつの事だな、と思えてしまった。

「まあまあ、君たち!恵斗がようやく学校に来たっていうのに、喧嘩はよくないなぁ。ほら、見てみ。いつものクールビューティが更にブリザードふかしてるから」

 いい加減、あまりにもうるさいから一喝してやろうかとした所で、女の子たちの作る大きな壁の外から声が掛かった。こいつと同じ身長なので、幸い相手が分かったけども。

 確か、名前が――

壬生みぶ……喬人たかひと?」

 そうだ。あの軟派そうな奴は、いつもこいつの横にいた壬生喬人だ。何でも、こいつの幼馴染みだとかいう。興味なかったから、友人からの又聞きでしか知らないんだけど。

「そうだよ、なに?どうしたの?他人ぶって」

「あ、いや」

 壬生もこの男同様モデルのようなイケメンらしく、学校では人気があった。だもんで、直ぐに私の隣りに移動してきてしまった訳で。

「やっぱり、おばさんが言ってた事って本当なんだ?」

「は?」

「階段から足を踏み外して落ちた際、軽い記憶障害になってるって」

「あ、ああ」

 そうなのだ。この男、三日月恵斗がどうして入院していたのかというと、こいつは間抜けにも足を滑らせて階段から落ちたらしい。階段の下で倒れているのを発見されたという事だったが、私には当然その時の記憶なんて元から無いし、多分、運動不足が祟って自分で落ちたんだろうなと思ってる。当然の報いだよね。ひなたをイジメたツケが回ってきたに違いない。

「ええ、そうなの?」

「じゃあ、ワタシ恵斗専属の看護婦さんになってあげる!」

「はぁ?私がするからあんたは黙って」

「私よ!」

「なに言ってんの?」

 ……ああ、もう限界だ!!



「いい加減にしろーーーーー!さっきからピーチクパーチクうるさいんだよ!!お前らは、あれか!?遮蔽壁か!?人肉のバリケードにでもなったつもりか!?朝っぱらからずっと肉にまみれてる身にもなれってんだ!!」



 ハッと我に返った時には、遅かった。こいつに侍る女子共は一斉に驚いた顔になって、こちらを見ていた。

 うわぁ!やばい。せめて、肉という言葉は避けるべきだったかなぁ?いや、そういう問題でもないか。そもそも、こいつがこんな大声で叫ぶなんて事なかったし、私と違ってお金持ちのボンボンらしくもっとお綺麗な言葉遣いだったしな。

「っ、と」

 とりあえず、今怪しまれても困るから何とかフォローを、と口を開いた所で、突然、隣りの男が笑い出した。

「あははははっ!まあ、そうだよね。久々の学校だし、静かに登校したい日はあるからね」

 ふはは、と含み笑いをしながら言った壬生の言葉を聞いて、女子たちが一斉に距離を取った。

 うわぁ、引くわー。これだから、こいつらが自惚れるんでしょうが。ちょっと顔が良いからって、何でも付き従ってんじゃないよ、全く。まあ、助かったからありがたいけど。

 彼女たちが離れたのを良い事に、壬生がひときわこちらに近付いてきて、ニヤリと笑う。

「んで?なに?何だよ、恵斗。あの子の真似なんかしちゃってさ」

「あ、あの子?」

 誰、それ。

「分かってるくせにぃ」

 そんな風にニヤニヤされても分からないって。変に含ませる言葉を使わないで欲しい、マジで。だって、私こいつじゃないし。この男が、今までどういう友達関係を作ってたのか分かんないもん。

 だけど、どうしてだか確信されてしまってるみたいだし、とりあえず合わせておこうっと。

「そ、そうだよ」

「わお!お前、やっと自分の気持ちに気付いたのか?」

 気持ち?……うーん、まあいいや。

「う、うん」

「……そっかぁ。けど、遅いよお前。遅すぎる。どうして、このタイミングなんだよ。まあ、お前らしいっちゃらしいけどさ」

 言いながら、妙にしんみりした顔で壬生は私、というかこの男の肩を叩き、視線を逸らせた。


「まさか、桜庭芽依があんな事になるなんて、な」


「……えっ」

 今、なんて言った?

「ほんと、残念だったな」

「……」

 こんな所で、しかもひなたをイジメるグループの中心の二人の会話に、私の名前が出てくるなんて思わなかった。

 ……やっぱり。

 やっぱり、私はあの時死んだ……きっと。じゃなかったら、残念とか言わないだろうし。

自分でも、覚悟はしてた。

 体中が痛くて痛くて辛かったんだから。

 ああ、でも。


 ……そっか。私、死んだんだ。


「……」

 くう!!!!!泣く暇なんてないぞ、芽依!

 何の因果か、この男に乗り移ってしまったんなら、それはきっと理由があるんだ。

 ひなたをイジメてた首謀者になったんだから、今度はひなたを守る為に動けば良い。ナイスアイディア!やるじゃん、私。

 

 待っていて、ひなた!

 私が、この男に罪を償わせてみせるから!!



短編のつもりでしたが、書きたい部分まで進まないので前後にしました。

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