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精霊の戦士たちへ  作者: 遠藤ゆきな
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プロローグ

無数の小さな島々と代表的な四つの島からなるシエル王国。

今、この王国は魔王により支配されようとしていた。


国王の率いる兵が魔物の凶刃に次々と倒れていく中、数日前王都・セラフィリア大神殿のアイラス大神官は大きな決断をした。

事の始まりはこの国の王妃との会話であった。



王妃「神を復活させよ。 アイラス」


アイラス「! …な、何を……」


王妃「これ以上勇敢なる我が兵達を殺すわけにはいかない」


アイラス「ですが… それは禁忌の考えです…! 神に戦えと申すのですか?」


アイラスは口ごもる。王妃が小さく呟いた。


王妃「…兵と民の安寧の為に、神の力を借りること…禁忌の考えだと言うのか…?」


アイラス「!」


アイラスの驚きは計り知れない。いつもは気丈な王妃からは考えられないほどの悲しみが表情にあふれていた。


王妃「…アイラス大神官。この王都に迫りくる魔物を打ち払い、250年南の島を支配し続ける魔王を倒す方法は他にあるのか…?」


アイラス「……王妃様、あなたのご覚悟は分かりました。このアイラス、神を復活させることに、持てる力を全て出し切り…命を懸けましょう」



それから、アイラス大神官は研究に没頭した。様々な古文書、言い伝えを解読し、“神を復活させる”その方法を探した。

そして一つの有力な方法にたどり着いた。

それはこの王国のどこかに存在する水・火・土・風・雷の精霊達の力を借りる事であった。


アイラスは数人の弟子を“神の使者”と名付け、五精霊の力の捜索を命じ各地に送った。

アイラスがそのことを王と王妃に伝えると、王妃はとても喜んだ。


だがその十日後、王都は魔物に襲われた。

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