表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Romeo & Juliet  作者: Maria
16/21

destiny16...White Christmas〜ピンクの小さなくまさんホルダー〜

先生─元気ですか?あたしはこっちに来て1ヶ月たったよ。ロンドンの冬はとっても寒いけどあたしは大丈夫!!先生が空港で別れるときそっとポケットに入れてくれたキーホルダー。小さなピンクのくまさんホルダー♪あたしは辛くなるとこのくまさんホルダーを見て先生を想って頑張っているんだよ。

先生、ねぇ先生。逢いたいです。いまねとってもあなたに逢いたいです。




──『透子…』

『久しぶりだね。優広。』


『…どうして..透子…』


『…もう"さら"とは呼んでくれないんだね…(^-`)』


『…別にただのあだ名だったし...』


『ふふ♪ねぇ前から気になってたんだけどどうして"さら"なの?あたし透子なのに(笑)』

『さぁ..気付いたら何かみんなそう呼んでたし…それよりお前、一体何しに』

『気になる?何しに来たか♪それよりあたしのど渇いちゃった〜!!さっきロスから帰ってきたの。もう疲れちゃった〜!上がって良い?何か飲ませてよ(^-^)☆』

『……良いよ』



──国際電話

『もしもし舞?うん♪元気だよ(^-^)☆舞は嵩人くんとはどうなのよ(☆^皿^★)!?』

『うん♪あたしね嵩人と付き合うことになったんだ♪…ごめんね。まりあは今、辛い状況なのに何かあたしだけ…』『な〜に言ってんの!!あたしは平気だって言ってるじゃん(^-^)☆良かったね☆おめでとう♪』

『ありがとう(^-^)☆』

『舞…先生は、元気..???』

『うん...それがさ…』

『…どうしたの?』

『うん…あのね...』



──あたしがイギリスへ旅立ったあとすぐ先生の家に透子さんが来た。先生を振った彼女─。7年間付き合っていた先生の彼女─。あたしの先生を長い間悲しませてきた彼女─。彼女はその日以来、先生の家やカラフルに顔を出すようになっていった。

やっぱりあたしとの歴史よりもずっとずっと前からあたしの知らない先生と一緒に長い時間を過ごしてきたわけで…あたしには入れない2人だけの何かがあって…近くにいればきっと平気!けれどこの遠い距離のせいであたしの不安は募る──。別れてから4年も好きだったんだもんね…。結婚まで考えるほど愛していたんだもんね…。その待ち焦がれていた彼女が今、先生の手の届く場所に居るだもん…。不安だよやっぱり…。

先生、先生、逢いたいよ…。




──カラフル。

『本当懐かしんだけど♪本当久々〜(^∀^)』

『…何か飲みます?透子さん。』『変わらないわね〜(まさ)くんは♪』

『はは...♪透子さんも相変わらずっすね〜(^-^;)』

『…お姉ちゃん、何しに来たの??』

『…冷たいのね〜!4年降りに帰ってきたお姉様に向かって!』

『ねぇお姉ちゃん!!貴史(たかし)さんはどうしたの??まさかまた優広さんに戻ろうとか思ってないよね!ねぇ?』

『うるさいわねぇ。あんたに関係ないじゃーん。優広と戻るかどうかは彼が決めることじゃない♪?まっ、きっと優広はあたしに戻るだろうけど(^-^)☆』

『やめてよ!!優さんにはもう彼女が居るんだから!!』

『彼女...?』

『そうよ!!だからもう優さんに近づかないで!これ以上傷つけないであげてよ!!』

『…何それ...あたしが何したのよ!!(`Д´)ノ』

『は〜ぁ…もう良い!お姉と話てると疲れるわ!』

『…ま、まぁまぁ2人とも〜。とりあえずこれ、飲めよ★』




透子さんのことは悲しいけれど、舞が言うには先生はだいぶ顔色も良くなってずいぶん元気になったって…。

それだけであたし充分だよ。だけどやっぱり、透子さんが帰って来たから先生は元気になったのかな…。

やっぱり先生はまだ透子さんのこと好きなのかな…。




──時々、カラフルからはポストカードが届いた...♪日本なのにハワイの写真(笑)

《まりあちゃーん☆元気〜??年末年始にはこっちに帰ってくるのかな?もし帰ってきたらカラフルにおいで〜(^-^)☆盛大にパーティーするからさ♪

P.S先生は元気だよ!でも寂しがってる。だから会いに来てやって♪

Fromマスター☆ひかり》



ふふ♪ハワイの写真の横には楽しそうに写るマスターとひかりさん♪

先生、どうしているんだろう...?



───国際電話

『まりあ、クリスマスとか年末年始はこっち戻って来るの??』

『…ううん。パパのいまやってる仕事がロンドンであるからママとお兄ちゃんがこっちに来るんだって。だからこっちで過ごすみたい...』『…そっか...じゃあ先生に会えないね…』

『…うん…。』

『…そうだ♪あたしママに頼んでロンドン行かせてもらっちゃおっかな〜(o^o^o)!?』

『え!?舞?(笑)』

『うん♪そーする!!そしたら久々にまりあにも会えるし〜(☆^皿^★)何か伝言とか渡したいものとかあったら言って♪あたし先生とまりあの橋渡しになるからさ☆』

『舞…ありがとお(^-^)☆(涙)じゃあ...考えとく!!(笑)』

先生に何かを伝えられる…。

何が良いだろう。手紙?ビデオレター?それとも写真?

先生──会いたい逢いたいよ。


Christmas──。

恋人達が溢れている。

街はキラキラ輝いていた。

先生、メリークリスマス──☆

あたしはくまさんホルダーに向かって1人つぶやいた。先生がくれたピンクの小さなくまさんホルダー...先生─逢いたいよ。先生、先生、逢いたいよ──(>_<)

──雪...??

そっか…日本じゃクリスマスに雪なんて珍しいけれどここはロンドンだもんね。White Christmas───


綺麗だよ...☆先生。先生、雪が降っているよ。真っ白な綺麗な雪が──。

あぁ。雪よ。どうかあたしの悲しみを溶かして…。どうか、どうか雪よ──。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ