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Romeo & Juliet  作者: Maria
10/21

destiny10...初めての夜

あたしと先生は強く、強く手を握り合って星を見ていた。

時間が来て席を立つ時になってもあたしたちは手を離すことなくただ星空を見つめていた。

あたしはまだ帰りたくなくってもっともっと先生と居たくってダダをこねたけどもう夕方だし、と先生はあたしを家まで送って帰って行った。



あたしの家はパパ、ママそしてお兄ちゃんの4人暮し。

パパは翻訳家と通訳のお仕事をしているのでよく海外にも仕事をしに行っている。ママは専業主婦だけれどお花と幼児向けのピアノの、先生をしているの。

お兄ちゃんはロンドン留学から帰ってきたばかりの法政大学の3年生。

そしてあたしは私立桜華学園高校の1年生。まぁ俗に言うお嬢様ってやつですよ。

だけど最近あたしはこの家に居ることが好きではない。それはつい言ってしまったあたしのある一言から──。

この間の食事中。

『あのね木村先生て人がね♪』『あなたまたその先生の話し?毎日毎日まったく...まさか好きになってしまったなんて言わないわよね?まぁそんなこと有り得ないわよね(笑)』

『……好きよ。大好き!何が悪いの??』

『嘘だろ...?(笑)まりあ〜本気かよー(^皿^)?!』

『本気だよ!!お兄ちゃん。ママも!あたしは木村先生が好き!!!』

『冗談もいい加減になさい。』

『冗談なんかじゃない!!』

ガチャン━━━興奮してワイングラスを落としてしまった。

『まぁまぁ母さんもさ!まりあも。そんな興奮すんなって!落ち着いて落ち着いて〜ねっ♪?』

お兄ちゃんは昔から優しいの。本当に優しい。先生と同じくらいに本当に優しいの。『許しませんからね!!』

『……』

それ以来ママとはあまり口を聞いていない。パパはいま海外出張中でΝ.Y──居なくて良かったと思った。

先生──ねぇ先生。どうして先生と生徒は恋をしてはいけないの??教師だって生徒だって同なじ人間なのにね...

ねぇ先生──。

先生はあたしと一緒に居るためなら何もかも、そう、全てを捨てることが出来る?あたしは出来るよ。先生と一緒に居れるなら何にもいらない。全てを捨てたって構わない!



あのプラネタリウムの日以来あたしは良くカラフルに顔を出すようになっていった。あそこはとても居心地が良くって(マスターはおもしろいし奥さんのひかりさんはキレイで優しいし♪)そして何より先生に会える☆

今日もカラフルに行った。楽しかった♪家に帰りたくない…けれど先生に言われてあたしは家に帰ってきた。

『ただいま...』

『…どこ行ってたの?まさかまた先生じゃないでしょうね?』

『だったら何!!』

パチン━━━

『痛ッッ─...ママなんて大っ嫌い!!』あたしは家を飛び出してしまった。

『待ちなさいまりあ!!!』



あたしは気付いたらまたカラフルの前に来ていた。中に入るともう先生は居なかった。マスターとひかりさんは心配して送っていこうか?と言ってくれたけれどお店がとっても忙しそうだったからあたしは1人でお店を出た。先生に会いたかった。だけど先生に迷惑はかけたくなかった…。先生に迷惑はかけたくなくて舞に電話しようとしたけど舞はハワイに旅行中だと言うことを忘れていた。てゆーかあたし携帯も何も持って出てこなかった…。あたしはどこへも行く所がなくて泣きそうになった…。公園のブランコで1人ただぼ〜っとしていた…。もうすぐ8時だ。もう1時間近くこうしているんだ。。。その時あたしを呼ぶ声がした。

先生だ──。

『先生...!!!どうして??』

『どうしてじゃないよ!まさから電話もらってさ。まりあがあのあとすぐ店に来たって。何かちょっと変な感じだったかもとか言うから俺...でも良かったぁ!無事で(^-^;)☆』

『先生……(涙)』

『あ〜!携帯何回もかけたんだよヽ(*`Д´)ノ』

『あっ..あたし携帯持ってない...何にも持たないで出て来ちゃったから…』

『…まぁい〜や。何ともなかったんだし!!行こっか(^∀^)』『あたし家には帰りたくない!!』

『でも……』

『ここに居る!!(>д<)(>□<)』

『それはだめだよ。てか俺が困る!!…う〜ん...じゃあ…うち、来る??』

先生は少し赤くなりながら優しい声でそう言った。

『うん…☆』


こうして先生の家に行くことになった。

先生の家──♪


家に着くと先生はあたしに電話を渡してこう言った!

『とりあえず家に電話しなさい。』と──。

あたしはママに初めて嘘をついた。《舞の家に泊まるから》初めての嘘はドキドキする恋しい嘘だった...☆

先生の家はとても綺麗な部屋だった。白黒のモノトーンの大人っぽい部屋♪その中にあたしのあげたプーさんのぬいぐるみが飾ってあった♪この部屋に似合わない!!(笑)

先生の部屋は英語科準備室と同じコーヒーの香りがした♪少しくしゃくしゃのベッドに飲みかけのコーヒーカップ。そして採点中の英語のテスト用紙──先生が触れた全てのものが愛おしい(^-^)♪

『先生。』

『ん?』

『大好きだよ!!』

『ありがとう!』

『え〜!それだけーぇ!?(笑)』

『…俺もだよ!』『俺も何〜?(^皿^)』

『俺も好き!!ってこと...』

『先生顔、真っ赤だよ〜可愛い〜♪』

『うるさいよ!成績下げんぞッッ』『あはは〜☆』

先生は本当に可愛い(笑)

優しいそして愛おしい人──。

先生と過ごす初めての夜──。

すっごくドキドキするけれどとっても安心出来る。

それからあたしたちは色んな話をした。夜ご飯は先生が作ってくれた♪先生のカレー、あたし大好きだよ☆

食後はお約束のコーヒーを飲む。最初は苦手だったコーヒーも今では愛しい味。12時くらいになって先生が

『そろそろ寝よっか!俺はソファーで寝るからまりあはベッドで寝て良いよ(^-^)』

『……先生』

『どした??』『…あたし...先生のこと大好きだよ!!だから…だからあたし、良いよ!!』

きっと真っ赤だったと思うよ。声だって体だって震えていたかもしれない。

『ふふ♪無理しなくて良いよ(笑)』

『無理なんかしてないもん!!!』『そうかなぁ?(笑)まぁ別に良いけど♪』



『先生...???』『良いの...??』『…うん。良いよ。あたし先生なら全然大丈夫!!』


部屋の明かりが暗くなる...『まりあ…大好きだよ..(^-^)』

『先生…あたしも…あたしも大好きだよ...』

そうしてあたしたちは一つになったんだ...♪

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