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新訳世界のリフレーン  作者: Knyth
第一章 流水の村
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プロローグ『轟々ゞヾ』

 やり直す事はいくら願ってもできないが、繰り返すことはいくらでもできる。

 俺はいつでもそうだった。


 間違い始めたのは中学生の頃だったか。

 確か1年生の冬。

 特に理由もなく学校に行かず、晩から朝まで何かするでもなくSNS漬け。雑学系の好きだったな。最近では縦動画ばっかりだ。よく斜に構えた冷笑コメントを書き込んでいたものだ。


 それから5年、いや7…8年?ただその生活を繰り返していた。

 まさに間違い、やり直すことを願いながら繰り返し続けていた。


 卒業式には行かなかったな、今思えばそれが一番の悔いなのかも知れない。いや、もっと他にあるだろ。


 もういい、こんな気分になるなら散歩なんかよせば良かった。まったくもって気分転換にならない。時間の無駄だった、帰ろう。

 真っ暗だ。月がないな。雨が服を貫いてとても寒い。


 主義主張はあまりしないが反AIだけは徹底していたな。一部を除いてほとんどのAIには暖かみが無い。それが嫌いだ。

 シンギュラリティ?だなんだやんやと騒いで、どうせバブルだし崩壊するに決まってるだろ。熱が冷める瞬間が待ち遠しいな。歴史は往々にして繰り返すものなんだよ。


 いいから、帰るんだ。帰ろう。


 足を進める。今朝鏡で見た子ジカのようなミイラのような脚だ。脚が震える。脚だけじゃない、全身のふるえが止まらない。

 うおwこれは冷笑筋のシバリング。ガチガチ,ざあざあ,ごうごう。


 なんでか、不登校だった頃に母親が毎朝起こしに来ていた時の声の質感を思い出した。願うようだっだような気がする。階段を登る音が迫られてるみたいで嫌いだったな。


 ガチガチ,ざあざあ,ごうごう。


 母親と父親が喧嘩した時の記憶だ。母親が出ていって父親と2人でカップ麺を食べた。気まずかったな。


 ざあざあ,ごうごう。


 兄弟は…コンプレックスだったな。兄は勉強ができる、姉は行動力がある、じゃあ俺は?


 帰ろう。


 もう震えも寒さもない、


 ごうごう。


 もしかして:これがいわゆる走馬灯ってヤツかい?何気に初めてだな、初めてもクソもないか。こういう感覚なのか、記憶が迸


 ごうご

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