27.冒険者登録と杖
ノアが6歳の誕生日を迎えて、数日後。
俺とノアは『炎の剣』と共に冒険者ギルドへと足を運んでいた。
目的はもちろん、ノアの冒険者登録である。
「ここがギルド?」
人の出入りが多い建物を見上げて、ノアが呟く。
3階建ての、無骨な印象の建物だ。広めの入り口から、ひっきりなしに冒険者らしき人々が出入りする。
ギルマスとは顔見知りだが、冒険者ギルドに来たのは俺もノアも初めてである。
昔――2000年前だが――は「討伐ギルド」と呼ばれる組織があり、魔物の情報や素材の売買をしていた。話を聞く限り、冒険者ギルドの役割は当時のそれとよく似ている。
虚弱な俺はとんと縁がなかったが、父や兄、村の男連中などは時々利用していた。辺境の村なので魔物の素材は割と手に入りやすいのだ。臨時収入というやつである。
当時の建物もこんな感じだったのかもしれない。
重そうな袋を担いで出入りする冒険者の姿を見ながらぼんやりと思う。
「あーそっか、初めてか」
「私たちもこんな頃あったよね。大人ばっかで怖かったなあ」
「鍛えてらっしゃる方が多いですものね~」
彼らの視線の先には、今まさにギルドから出てきた数人の冒険者の姿。使い込まれた防具や武器を装備し、慣れた様子で話しながら歩いていく。確かにちょっとした圧がある。田舎から出てきたばかりの子どもが話しかけられるような風采ではない。
「ま、怖じ気づいても始まらねぇし、行くか。ノア、俺が言ったこと覚えてるな?」
「うん。魔術は、ちょっとだけ使える、って言う」
「そうそう。無理に言わなくていいからな。俺がそれっぽく誤魔化すから」
ノアは既に、火魔術だけならばそこそこの魔術が使えるようになっている。エレン曰く、冒険者として十分に通用するレベルだそう。
だが、それは非常に珍しいことらしい。
ノアは孤児である。魔術を十分に学べるだけの境遇になく、それなのに短期間でめきめきと成長した。それこそ、学院に一年通ってようやく身につく技術をたったの数ヶ月で。
つまり10歳にも満たない子どもが、易々と魔術を使うのは「一般的ではない」ということである。
そうでなくとも幼さ故に注目を集めるだろうし、あれもこれもと目立つのは得策ではない。
ノアがただの6歳児であれば多少違うかもしれないが、ノアには『従魔術』と『従魔』という特大の隠し事がある。下手にボロを出しても拙いので、目立たないに越したことはないだろう。
そもそも俺が隠れていれば済むのでは、と思わなくもないが。
修道女たちに護衛と説明している以上、ノアについて行かないという選択肢は存在しないのだ。俺個人の感情としても、子どもがひとり冒険者活動をするというのは不安があるため、何としてもついて行く気ではいた。
問題は、俺の存在を如何にして目立たなくするかという点である。
俺も、この姿が魔物らしくないというのは理解している。かといって以前の泥人形のままだと、魔物らしくはあっても今度は従魔としておかしいということも。
他の魔物の姿に擬態できる能力があればいいのだが、俺にその機能は備わっていない。擬態型だとかなんだとか小耳に挟んだ気がするが、きっとあれは一般的な泥人形のことだろう。中身が俺な時点で能力を十全に扱えていないのかもしれない。
どうしたものかと思っていたが、そのあたりは周りの人たちも考えてくれていたようで。
いま、俺は「人らしく」纏められている。
ローブの下に首元まで覆うシャツとパンツ、足元にブーツを履き、腰には一本の長剣。
どれも庶民が着用する一般的なもので、剣に至ってはローレンからの借り物である。ぱっと見、すこし陰気な駆け出し冒険者といった風情だ。
魔物ではなく人側に寄せていくのは、俺の今の姿としては妥当なのかもしれないが、なかなかに思い切った判断だと思う。
俺はこれから、ノアの保護者枠の「人間」として冒険者登録をする予定だ。
色々……問題しかない気がする。
これを提案してきたのがジークたちだけならさすがに止めた。バレた時のリスクが大きすぎるので。
けれど、アンジェリカをはじめとした修道院の皆に、ギルマス2人まで噛んでいるとなれば、俺には従うしか道は残されていない。
むしろギルマスまで加えて、なんでその提案が承認されているのか気になるところだ。
彼らは俺が妖精などではなく、泥人形だと知っている。下手に偽装なんてさせずに理由をつけて俺の出入りを禁止したほうがずっと楽なはずだ。ノアはごねるだろうが、そこは大人たちがきちんと言い聞かせればいい。まさかノアを悲しませたくない、なんて甘いことは言わないだろう。何かが起きてからでは遅いのだから。
――まあ、何かを起こすつもりはないのだけれど。
そんな度胸もない俺のことなど知らないはずなのに、彼らはノアの希望を最大限叶える方向で動いている。不思議すぎる。
不思議と言えば、俺の正体を知らない修道女たちも不思議だ。
いくら「ノアを悪目立ちさせないため」とはいえ、偽装に協力的なのはおかしくないだろうか。
なんだか普通にあれこれと服を着せられ、手や顔に自然と触られるに至って、彼女たちの中での俺の存在がよくわからなくなった。
魔物だとはわかっている筈だ。見た目からして人と違うのだから。
その差異を誤魔化すために今日までの数日間、我ながら涙ぐましい努力を重ねた。具体的には、どうしても露出する顔の下半分と手首から指先を、より「人らしく」する特訓である。
俺の姿は、ざっくりと「形だけ」人に似せている。肌の質感や髪質、眉や睫毛、爪などの細部まで作り込まれてはいない。当初はそれらを手袋や仮面で隠蔽する方向だったのだが、装備してみたら完全に不審者だったので諦めたのだ。
そのため、修道女たちの監修のもと、粘土で像を造るような感覚で試行錯誤を繰り返していた。作り直す度に彼女たちが直接触れて確認し、やり直しを命じられ……昨日になってようやく及第点が貰えた。
とはいえ、さすがに顔の造形までは手が回らなかったため、顔の造作自体はのっぺりとしたままである。いつもより深くフードを下ろしておくように言われている。
今振り返ってみても、彼女たちはどんな気持ちで俺の特訓に付き合っていたのだろうか。
「ルーチェもそろそろ変化しとけ。10分だったよな?」
ジークの問いかけに、ノアが大きく頷く。
そう、俺の特訓の成果には制限があるのだ。
普段の姿は、気合いを入れているわけではないが特に崩れたりはしない。ところがこの人らしい肌や爪などは、泥人形的には「無理している」状態らしい。気を抜くとすぐに元のぼんやりしたものに戻るし、頑張っても15分が限界だ。そして限界ギリギリまで粘ると、限界を超えた瞬間に戻るどころか完全に崩れるため、10分程度が維持できる妥当な時間である。
ジークの言葉に従って、表面を少しだけ変化させる。
かつての俺のものとは若干違うが、それなりに人らしく見える手には五指の爪がちゃんと作られている。
それを確認して、ノアに視線を向ける。
ノアは俺を仰いで、再びしっかりと頷いた。
どうやら顔も人らしい肌になっているようだ。
俺たちの様子を確認したジークがひとつ頷いて、ギルドの入り口へと向かった。
入り口は出入りが多いためか、扉はあるものの、大きく開かれたままになっている。
内心ドキドキしながらジークの後に続いた。
中には数人の冒険者と、揃いの制服をきた職員と思しき数人。突き当たりにあるカウンターの奥にはふたりの女性がおり、そのうちのひとりへジークが近づいていく。
何やら親しげに挨拶する彼のあとを大人しくついて歩きつつ、それとなくギルドの中を観察した。
勿論、目深に下ろしたフードのせいで視界は狭い。
この状況で手のひらに『目』を移動して観察できるほど肝は据わっていないので、せいぜいが人の気配や雰囲気を感じる程度だ。
外から見ていた時と同様、それなりに冒険者の姿があるが、特にこちらに注目している様子はない。恐らく、年齢よりも小柄なノアが物理的に視界に入っていないのだろう。
ジークがてきぱきと手続きを済ませ、無事にノアと俺の冒険者登録が完了した。
受付の職員からの不審な目をひしひしと感じながらギルドを後にする。
そして外に出た途端に、手が元のぼんやりとした形状に戻った。指はあるが爪はなく、いかにも石膏で作りましたといわんばかりのそれである。
10分も経過していないはずだが、気が緩んでしまったらしい。
「どきどきしたあ」
俺のローブを握ったノアが、胸をなでおろしている。
「初めてなんてそんなもんだ」
「でも封書あってよかったよね。あれがなかったらもっと色々突っ込まれてたと思うもん」
「むしろ登録できなかったと思いますよ~」
事情を鑑みての特例は10歳からだ。6歳で認められたノアは、特例中の特例、もはや別枠と言ってもいい。職員の一存ではどうにもならなかっただろうし、ギルマスの封書がなければ不可能だったというエレンの言葉も納得である。
この封書は、アンジェリカがギルマスに掛け合って用意してもらったものだ。規則だからと突っぱねられるかと思っていたが、アンジェリカが上手く交渉してくれたのだろう。もしくは、ギルマスが柔軟に対応してくれたのか。
彼らの様子を思い返すに、その両方だろうなと思う。従魔とはいえ、大した拘束もなく俺の自由行動を許すような人たちである。考えあってのことだとは思うが、彼らの厚意を裏切らないように気をつけよう。
「だよね、私でも止めるわ。働き口なら他に紹介してあげるから冒険者はやめときなって」
「安定した仕事じゃねえからなあ」
うんうんとうなずくアリシアとジークに、ノアが不思議そうに首を傾げた。
「どうして?」
「どうしてって……お宝でも見つけない限りそんなに稼げないし、何より命がけだぞ。よく考えたら割に合わないだろ?」
「でもカッコイイよ!」
真面目に答えるジークに、こちらも至極真面目なノアがピッと手を上げて主張する。
それにぱちりと瞬いたジークは、決まり悪そうな顔で頬を掻いた。
「あー、それはそうか。うん。俺大人になっちまったんだなあ……」
小さく呟かれた後半は、恐らくノアには聞こえていないだろう。聞こえたところで、6歳児には意味が掴めないに違いない。
きょとんとした様子のノアの頭を軽く撫でて、アリシアが「ノアはそれでいいのよ」と笑う。その隣で「夢をもつのはいいことです~」とエレンも声を掛ける。
それに関しては俺も同意見なので、尋ねるようにこちらを見上げたノアに同意を返しておく。
そんな会話をしながら、向かう先はマリードダンジョンである。
本来ならばここからが緊張する場所だろう。だが、ジークたちはともかく俺にとってはむしろ慣れた場所なので緊張も何もない。
「今日のところは予習みたいなもんだ。俺らが戦うからノアはよく観察して慣れること。あと怖くなったら言えよ、すぐに出るからな」
「うん」
ここはかつて、ノアが迷い込んだダンジョンであり、俺と出会った場所でもある。あの時は平気そうな顔をしていたが、柔らかな子どもの心に傷が残ってないとは限らない。何しろ、次々と襲いかかってくるモンスターを目撃している。
まあ、その殆どは俺が倒しているのだが。死体が消えるとはいえそれなりの衝撃映像だろうという自覚はあるので。
「あとルーチェの様子もよくみとけよ」
「ルーチェ? どうして?」
「そいつあのダンジョン産だろ。ほら、野生に返るっていうか……」
「やせい?」
意味が分からず首を傾げるノアに、ジークに変わってアリシアが説明をしている。
言いたいことはわかる。むしろ俺もそれを懸念している。
ジークの言うように、マリードのダンジョンは俺が目覚めた場所だ。この身体は間違いなくあのダンジョンで作られたものだろう。
ダンジョンを出る際に響いた『声』を思い出す。
出て行くなら壊れてしまえ、と言わんばかりの、傲慢な響きを帯びたそれ。
再度ダンジョンに入ることで、あの『声』に干渉されそうな気がして、なんとなく憂鬱だった。振り払うことはできるだろうが、ぼんやりしていたら従ってしまいそうな不安がある。一度はあの『声』に従ってしまっただろうことがあるから尚。
今回は、ダンジョンに慣れるのが目的だ。そのため、基本的にノアには戦わせない。習うより慣れろとはいうけれど、まだ6歳なのだ。教育によくなさそうな衝撃映像はもう少し精神が育ってから、というのがアンジェリカの意向である。
俺としては出会った経緯が経緯なので、今更な気がしなくもない。目の前で散々魔物を屠った記憶がある。ただ、暗闇のせいであまり見えていない可能性もゼロではない。
ジークも俺と同じことを思ったようで、「まあおいおい慣れさせるようにします」と言葉を濁していた。
振り返ればノアは、ダンジョンでの出来事を事細かに語ったわけではなかった。周囲の大人たちに聞かれて答えるという感じで、俺がノアの目の前でいろいろやってたことは言っていないと思う。
大人たちからすれば、魔物に追いかけられてトラウマになってないだろうか、という程度ではなかろうか。
現に、ノアは襲い掛かってくるモンスターにさほど怯えた様子は見せない。前を行く『炎の剣』が危なげなく討伐していることも一因だろう。
事前の打ち合わせでは、このままジークたちがいける階層まで下りることになっている。彼らが攻略可能な階層は中層、つまりは俺が元居た場所だ。
上層の比較的浅い場所では他の冒険者ともかちあうこともあるが、中層に近くなれば人影はまばらになるそう。
マリードダンジョンは上層が一番人が多く、中層はそこそこ、下層はほぼ人が入れない場所とのこと。あの時、下層にいくのが躊躇われたのは、正しい本能の判断だったのだろう。
人目が減ったところで、俺の戦闘力を確認させて欲しいと言われている。ジークからではなく、2つのギルドマスター、つまりスヴェンとエドガーの両者が依頼者だ。
『従魔』の戦闘力を把握しておきたいということらしい。
彼らの心配もわかる。
俺にその気がないとはいえ、この身体は怪物。いざというときに制圧できなければ困るだろう。彼らの立場上、俺の戦闘能力を分析し、討伐案を用意しておくことは必要だ。
だが理解できるからといって、それに素直に従う義理はないわけで。
もちろん、色々迷惑かけていることもわかっているが、それはそれ。俺ひとりが討伐される程度ならいいが、状況によってはノア諸共処分となる可能性が僅かでもある以上、手の内を全てみせるつもりはない。
まあ俺もこの怪物が何ができるかなんて把握しきれてはいないのだが。
そのあたりの打ち合せは、ダンジョンに入る前に済ませている。
そのため、『炎の剣』のあとをついていくだけとなっているノアも何も言わない。ただ、どことなく複雑そうな顔をしていた。実戦で魔術を使ってみたいのだろう。気持ちはわからなくもない。
ジークたちはさすがの強さで、寄ってくる有象無象をさくさくと討伐している。
ダンジョンモンスターは死体が残らないが、稀に魔石を残すことがあるため、殿を行く俺とノアで見つけ次第回収している。ダンジョンを出る前に渡せば問題ないだろう。ちなみに、他のダンジョンでは魔石以外の素材も見つかるらしい。逆に魔石ばかり出てくるマリードのほうが珍しいのだとか。
いくつか階層を経由すると、道幅が狭くなってきた。目だった変化ではないが、そろそろ中層に近づいてきたということだろう。
先ほどから他の冒険者の姿も見かけなくなってきている。
複数の『石人形』を討伐しながらも、ジークたちもそれを感じ取ったようだ。襲撃が切れたタイミングで、事前の打ち合わせ通り俺にお鉢が回ってきた。
ノアを彼らに任せ、『石人形』と対峙する。
『石人形』は上層でよく遭遇する迷宮怪物であり、その名の通り石でできた身体を持つ。その構成物ゆえに、動きは遅いが打撃力は重いらしいのだが。
泥人形である俺とは、近縁種というやつなのかもしれない。構成物が土か石かの違いだ。
正直、あまり脅威は感じなかったが、侮ってノアに怪我でもさせたら大変なので念入りに討伐しておく。
そのまま中層に入るかどうかのところで、本日の探索は終了となった。
幾つか手頃な魔石が手に入ったため、稼ぎとしては十分とのこと。
結局、懸念していた『声』は聞こえなかった。セーフティエリアに弾かれることもなく、ダンジョンを出る際も身体に異常はなかった。
ノアのほうも怖がる素振りはなく、むしろ不満そうに唇を尖らせていた。魔術を使いたかったようだ。肝が据わっているようで何よりである。
もろもろが杞憂に終わり、ダンジョンを出た後は魔石などの素材の換金場所や方法を教えて貰った。
ノアは貨幣価値や買い物の仕方を知っていたようだが、俺はどれも初耳である。
ノアのためにあれこれと解説するジークたちの話が非常に有り難い。俺が買い物する機会はないだろうが、知っていて損はしないだろう。せっかく2000年後の世界にいるのだし。
「ね、ルーチェ見て。杖だって。エレンの持ってるのとおんなじ」
冒険者用の装備品を扱っている店を案内されてすぐ、ノアがローブを引いて囁いてきた。
言われてちらりと視線を向ければ、やや捩れた木製の杖が壁際に並んでいる。先端に丸い石が嵌められたそれは、確かにエレンのもつ杖と似ている。ただ、素人目にもエレンの所持している杖のほうが高価そうな印象を受けた。
「ああ、似てるけどエレンのは店売りのやつじゃねぇからなあ」
「そうなの?」
「おう。エレンは聖職者……シスターだろ? 教会で貰ったらしいぞ」
聞けば、冒険者活動にあたり教会から支給されたらしい。一般に出回るそれよりも性能が良かったため、エレンは最初からずっと愛用しているのだとか。
ちょうどそこに店主がいたので、ジークが売り物の杖の値段を聞いてくれた。
提示されたのは、比較的安価な金額だった。初心者用の杖なので安く設定されているらしい。
とはいえ、安価だと思ったのはあくまで俺の基準だ。貨幣の使い方はさきほど聞いたばかりだし、俺の認識自体がまだ不安である。
俺のローブを握ったままのノアが、その値段をきいて顔を曇らせたので余計に。
ただ、ジークの反応を見る限り妥当な値段ではあるのだろう。少なくともふっかけられている様子ではない。
「ルーチェ……ぼく頑張るね。頑張って杖を買う。立派な魔術士になるんだ」
真剣な顔でノアが呟いている。
その志は良いことだと思うが、別に杖がなくとも立派な魔術士にはなれるのでは。杖の形ではないにしろ、既に魔力収集器を持っているのだし。
そんな俺の胸中は、ノアには伝わらなかったようだ。
伝わったり伝わらなかったりするのは、もしかしなくてもノアの側の事情によるものなのかもしれない。何しろ、ノアの目には杖しかみえていなかったので。
ここからプロローグに繋がり……次話からある意味2章って感じです。
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一言、「面白かった」だけで十分です。長文は更に大歓迎です。
お手数をおかけしますが、作者のメンタル救済のためによろしくお願いします。
こちらでコメントしづらいという方は「ましゅまろ」(Xの固定ツイ)もありますので是非……