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ダンジョンマスターの日常  作者: アルミナ
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ここはどこ?私は誰?

うん、いい景色だ。

俺の名前は範田勇真

今、目の前には富士山程度はありそうな山や、ウサギが野を蹴るちょっとした草原なんかが広がっている。

普通の状況なら感動すら覚えているだろう景色を見ながらも、俺は思った。

「ここ何処だ?」

さて、とりあえずなぜこうなっているのか現実逃避も兼ねて思い返してみよう。

会社から帰ってきて、ご飯を食べ、風呂に入り、オフトゥンえダイブ、ここまでは良い、でも目が覚めたら、床をなんかの石のタイルで張り替えた洞窟のような場所に居た。いや、正確にはその洞窟の中のこう…王様が座るような椅子に座っていた。

そして動揺しながらも取り敢えず周りを確認しようとして、洞窟から出てきて、今に至ると。

…思い返してみても意味がわからんが、取り敢えずは何故ここにいるのかを確かめるのが良いかな(てかそれ以外すること思いつかん)そして思った。座っていたくらいなんだからひょっとしたらこの王座何かあるのでは?

そう思い王座の周りを少し漁ってみようとしたのだが、何やら今の現状について関係してそうなものがすぐに見つかった。

それが王座の背もたれ側の下のちょっとした空間に置かれているこのいかにもな光る玉だ。

…見たまんまを言ってみたがなんだこれ?

「とりあえず触ってみ…い!?」

ダンジョン

ランク:1

領域:小

部屋数:1

ダンジョンモンスター数:0

総DP:100

…ダンジョン?

なんか空中に表示されてんすけど…

さて、また現実逃避がしたくなったけどここはぐっと我慢。

さて色々気になる部分はあるがまずはこのDPってのが気になるな

…これって押せるのかな?

あ、なんか当たり判定がある

推せるならとりあえず押しちゃえ!

DP:ダンジョンポイントの略。

ダンジョンの生命線。

これが無くなる=死

これを使ってモンスターを呼び出したり、アイテムを出したりと色んなことも出来る。

ただしはダンジョン内に敵がいるか、ダンジョン内で敵を倒す。もしくは地脈からの供給でしか増えない

イマイチ理解しにくいがつまり敵をダンジョンにおびき寄せて倒せば便利なポイントが入るよー。そういうこと?

〖大体はあっています。未開の地に飛ばされたというのにその適応力の高さ。さすがマスターです。〗

よせやい、照れるだろ♪

…ん?

誰今の!?

〖おっと、名乗るのを忘れていました。私ダンジョンマスターのあなたに基礎を教えるするアディと言います〗

へー、ダンジョンマスター、

ダンジョンマスター!?

〖あれ、知らなかったのですか?…とりあえず、ステータス、と唱えてくだない〗

「す。ステータス」

名前:ユーマ(勇真)

種族:ダンジョンマスター

Lv1

HP:250/250

MP:300/300

筋力:55

魔力:85

防力:40

魔防:80

「なにこれ?」

〖ダンジョンマスターの、ユーマ様のステータスです。〗

「ステータス?」

〖ユーマ様の能力を数値化したもの、というのが1番伝わりやすいでしょうか。〗

「なるほど、でも聞くがHPってヒットポイント、つまり体力だろ?例えばの話、いくら体力が高くても首とか切られたら死ぬんじゃないか?」

〖ええ、死にます。なので数値化はされていますがあくまで参考程度にして貰えるとありがたいです。〗

「なるほどね。」

〖さて、ステータスの細かいところは後にして、本題を始めましょう。〗

「あれ、本題なんかあったっけ?」

〖ユーマ様にダンジョンについて基礎的なことを学んでいただきます。〗

「あっそういやそんなもこと言ってたな。」

〖はい、と言っても覚えていただくものはほぼありません。〗

「そうなの?」

〖DPの使い方と、ダンジョン領域の広げ方、階層の追加の仕方だけです。〗

「たったの3つでいいのか?」

〖はい、たったの3つです。ではまず初めにDPの使い方…と言ってもこれは色々あります。モンスターを呼び出すのに使う、アイテムを出すのに使う、ガチャで使う、大きくわけてこの3つです。〗

「ほんとに色んなのに使えそうだな」

〖色んなのに使えて便利ですが、これで身を滅ぼしたダンジョンマスターもいるのでやりすぎはご注意を〗

「え、怖」

〖では次に行きます。ダンジョン領域の広げ方…これは簡単です。ダンジョン領域にしたい所が視界に入っている状態でダンジョン領域にする、と軽く念じるだけです。あ、今までのダンジョン領域と繋がっていないといけないのだけは注意を。〗

「ほえほう」

〖階層の追加ですけど…これは選択するだけなので教えるまでもないですね〗

「あ、ほんとだ。選択でき…ない?」

〖今はDPが足りないので選択出来ないと思います〗

「うわ、1階層追加で最大1000DP?桁が違う…」

〖さて、基本は教え終わってしまったので、私は戻らねばなりません。…頑張ってくださいね。〗

「え?」

…あ、消えた。

…え?なんだったの?




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