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ティプシー・ケーキ 酒香る大人の味わい


 ティプシーは「ほろ酔い」の意味である。


 焼いてから4~5日経ったスポンジケーキをシェリーに浸してカスタードやジャムを塗る大人の味わいのお菓子である。浸すお酒は、甘口ワインやブランデーでも良い。子供用にジュースを使うこともあるようである。


 もともとシンプルなので、英国面なこと(マーマイトを乗せるなど)をしなければ十分に美味しく味わえる菓子である。


 作り方がわかりやすく漬けるお酒(ジュースでも可)やトッピングのクリームも好きな選び方ができるため応用の広いスイーツとも言える。強いて言うなら古くなったスポンジケーキを用意することが最も難しいかもしれない。


 石造りの欧風リビングで暖炉の炎を灯りにしながら、ティプシー・ケーキをつまむ様子は、きっとどんな人間でも絵になるだろう。


 作り方が手ごろで、珍しさもあるのでスイーツ雑学にちょうどよい一品だと考えている。


 似た作り方のスイーツにトライフルがある。フルーツを使うので見た目が派手である。SNS用の写真を撮るならトライフルの方をお勧めする。


 なお、日本では自分で作った方が入手は簡単な模様。



■強いて言うなら無能 アーサー・ティプシー・ケーキ宰相 のキャラクター


 結果論で言えば、彼の功績は主人公を見て「即答OK」をしたことであろう。


 姫君のスイーツにおいては、アーサー・ティプシー・ケーキ宰相として老齢な執事のような紳士として描いている。穏やかで前に出すぎず、まとめるときはしっかりまとめ、主人公が公務に慣れない時には優しく指導してくれる先生のような立ち位置である。本編中では良い印象を抱く人が多いだろう。


 ただ、国民はそんなに甘くはなく、宥和派の彼を弱腰で優柔不断な宰相と見ている節がある。外交にはあまり強くなく、極度に戦争を嫌う影響で、結果的に大戦争を回避することができなかったために内閣を退陣する。



■裏話 ティプシー・ケーキ宰相の英断「即位拒否権発動」


 ビスケット王国に主人公が来た時、実は別の候補がいた。主人公がやると言う前に即位が決まっていたが、君主としての性格に難があり戴冠式を保留していた。

 

 迷っていた挙句に後からやってきた主人公が即決で姫になると言ったため、ティプシー・ケーキも決断した。


 この際、先に内定している人間の即位を拒否するための権限を行使。行政・国会・裁判所の三か所から約六時間で合意を取り付け、即位拒否権を発動させた。


 ベッドで寝ている人間を迅速に地球へ強制送還した。


 その後、無事に主人公の戴冠式を実施することができたのである。


本編である姫君のスイーツ王国記もよろしくお願いします。


作者作品か、タイトルの上部ある姫君のスイーツ シリーズリンクよりご覧いただけます。


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