↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「A」  作者: みんと*
PR
53/64

第53章

・



「たけしのしたい事・・・しようね。」



「・・・ぅん、」・・・しよう、



・・・したい。今にも。



「おまえと・・・・」狭い、ベッドの上で。向かい合わせに、なる。



白衣を脱いだなぎが、おれのベッドに忍び込んだ。



これは夢なのか、現実なのか。・・・・



・



・・・おまえが。ココでこんな事・・・するはず、ないか。



・



・・・現実じゃ。



ない事くらい。もう分かっていた。



・



「おまえと・・・抱き合いたいな、なぎ。」その唇に。指の先で触れて・・・・



「上に。・・・下に。・・・なんでしたっけ・・・」そう言って、おまえが、おれを見つめる。



おれは、・・・おれの指の下で動く、おまえの唇を、見つめながら。



「おまえが下。」



「ふふふ。」



「あーー上もいいな、」



・



「ぁははは、」



「たがいちがいなのも、・・・いいよな、」



あれ、最高だよな。



「・・・もぅ、えっち。」おまえが、上目でおれを見る。



「おれ。凄ぇえっちだよ?」



「ぁはは、」



「いいの?おまえ・・・あとで。」



「・・・。」



「後悔しない・・・?」



こくんと。可愛く渚がおれを見て、首を縦にする。



・



あーーーー、最高。



夢最高。・・・・



・



もぅ最高に、調子に乗る。



おまえの柔らかい唇にまた指先で、触れながら。



「・・・この。口んなか入れてぇな。」



「もぅ、ばか。・・・・・」



そう言う口をおれの口で、塞いだ。夢中で、キスしながら。



それが。例え決して、叶わない夢でも。一瞬でも。夢見ていられる。



そんな今が。・・・・今と、それを。そんなたわごとを、夢でも笑って許してくれるなぎさが。



可愛くて。愛しくて。愛しくて、仕方なかった。




「・・今、する?・・・・」



「え?」



「今でも、いいよ。・・・はぁ、」



「なぎ。・・・・」



おまえが、濡れた唇でそう言うと、おれの下の方にもぐり込む。




夢かと思った。



夢の中で、まるで夢みたいだとも思った。だからそう言うなぎを、渾身の、力を込めてひっぱり上げて、



ぎゅぅっと、その身体を抱き締めた。



「その。気持ちだけで。充分だって。」



・・はぁ、・・・もう肩で、息をする。



・



「いま、夢でもやられたらほんとに死んじゃうって。」



おれは、笑ってそう言った。




・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。