第49章
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「なにそれも。」おれは、焦って言う。
「・・・。」
「それも、プログラムってヤツ、の一部・・・?」
「・・・。」おまえの、瞳が緩む。
それは・・・・「ごめん。」
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「・・・。」
「ごめん、・・・なぎ。」おまえが。
泣く前に言う。
どっちの意味か自分でも決めないまま。・・・ただ、そう言った。
「ごめんな、」
「キスだけでいい。」
・・・なぎ。
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「キスだけでもいいから・・・・」
「・・・。」
「して欲しい、」
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ぽつんと、おまえが。
もぅ寂しそうに、言う。
泣きそうなのも、隠さないで。
必死なのも・・・隠さないで。
「・・・ほんとに、いいの?」おれは言う。
「・・・いい。・・・・」
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「たけしなら。・・・いい。」
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そう言う・・・おまえを、見つめて。
・・・おれなら・・・か・・・・
「じゃぁキスだけ。・・・な・・・・」
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なんでだよ。
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肝心な。
そのワケは聞かないで。・・・・
お互いに、
何も・・・・言わないで。
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おまえに、近付く。
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目の前で。おまえが少しだけ。口を開ける。
「最初は。閉じててよ。」
「意地悪。」本気で、おまえがおれを睨む。
・・・・。そのまま、そう言った唇目がけて。
おれは口を開けて。
激しくそれを奪うように、ぶつかるようにキスをした。
「・・・んぅ、」
おまえは苦しそうに、声をあげて。
それでも一生懸命、上を向いて、唇でおれを追いかける。おれはそれを飲み込むように、
顔を傾けて、口の端を交差させて、ぴったりと、おれの唇で唇を、塞いだ。
夢にまでみた。
おまえとの。・・・・・
すぐに、そっと舌を出して、おまえの少しだけ開いた、口の、中に入れた。
瞬間、絡まり合う舌と、舌。おまえのもう、呼吸が荒くて。
どうしよう。・・・・・
すぐに、艶かしく、奪い合うように絡まる舌が、気持ち良くて。・・・良過ぎて。・・・・・
おまえがおれの、首に手を廻す。・・・・おれも、背中を抱くようにして。その小さな背中に覆い被さる、ようにして、おまえと。・・・・・一世一代の、キスをした。
これで最後。
最後だからって。言い訳して。
ごめんって。頭のなかで。謝った。
何度も、何度も・・・息を次ぎ、激しい呼吸のまま、キスしながら角度を変える。
そうやって・・・・・
最初で最後の、本気の、恋の。・・・・本気の、キスを。おまえと。
息がきれるまで。へとへとに。なるまで、心ゆくまで。・・・・味わった。
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