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「A」  作者: みんと*
40/64

第40章


少しだけ、時間がかかるから。・・・寝てて?そう、言われて。車に乗せられた。



「・・・・できるだけ、体力を消耗しないように。」



「・・・。」



「していて、欲しいんです。」なぎの。声がもう。遠くに、聞こえる。



言われなくても。



ベッドが備わったその。・・・車に乗せられた、途端。



昏々とした。・・・眠りの中に、堕ちた。




車の。揺れが心地いい。・・・・



ゆっくりと、車は進む。振動が、まるで、沖まで進む、懐かしい船の、中にいるみたいで。・・・・どうして、なぎは。・・・・



おれにここまで、・・・して、くれるのかな・・・・



・・・。ぁ、



・・・。





・・・そぅか、・・・・プログラム・・・・・・・、





・・・か、





そのせぃ・・・・か。・・・・・・・・





・・・。













・・・まどろみの、なか。・・・・どれくらい。



・・・・時間が。過ぎたのか。





「すげぇ。・・・・・」スライドの。車のドアが開くと、そこには。



「すげぇ!!」思わず身体を、乗り出す。



「うふふ、」





「待ってね、・・・」なぎが。



ベルトを外し、車を降りるための、準備をしてくれる。



車椅子は、いいと言った。



何となく・・・そんな恰好では。海には、行きたくはないと。思った。





「まじかよ、」



・・・ほんとに・・・・



「海じゃん!!」目の前にはもう。あの。・・・・懐かしい、あの。青い。・・・優しい、海があった。



「ごめんね、少しだけ。違うけど。」



「いや、いい。」





「ぃぃ、・・・・・」もう何年も、見ていないあの。おれの・・・・



海に似た。・・・・「すげぇ。・・・・」



「海だ。・・・なぎ。すげぇよな。海だ。・・・・」風が。おれに向かって



お帰りって、言ってるみたいに・・・吹いて来る。



風だ・・・・、海だ・・・・・・



「ふふ。」



「すげぇな!!」



「あまり、興奮しないでね。」



なぎが、おれを見て、目を細めて、笑った。





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