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「A」  作者: みんと*
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32/64

第32章

・


あれからおれに、なぎが言った。ごめんなさいと、前置きして。


いつものなぎに、戻って。



「水族館で。・・・魚を、見たでしょう。」


「・・・・。」


「ね、見たでしょ。・・・?」


「それが?」


「一匹、一匹、みんな誰かの子供で。」


「・・・。」


「それぞれが、与えられた命があって。みんな、同じでしょ?この世に生を受けて産まれたら、みんな同じ。」


「・・・。」


「神様の。子供なんだよ。」


「・・・・・。」


・


「じゃぁなんで。死んだんだよ。あんなに、いっぱい、いっぺんに。」


「・・・。」


「神様の。気まぐれか?」


「・・・。」


「いたずらか?」


「たけし。」


「・・・。」


「・・・天命を待つと言う言葉、知ってる?」


「知らねぇよ。」


「神様の考えることは、誰にも、わからない。自分の運命は自分では誰も。・・・わからない、」


「・・・。」


「だけど、でも、それでも。」


・


「それを、感じながら、ただ生きる。」


「・・・・。」


「生きるの。」


・


「生きなくちゃ、・・・いけないの。」



・


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