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「幽霊なんていないなんて言わないよ絶対。」

作者: かずさくん

幽霊なんていない。でも僕はそれを探訪し続けるのだろう。

 幽霊なんていない。でも僕はそれを探訪し続けるだろう。




僕には婚約を交わした彼女がいる。初夏のある日、僕らはこんな夜語りをした。

「夜も更けてきたし怖い話でもしようよ」

僕が住んでいるアパートに泊りに来た彼女が、人懐っこい笑みを向けながら言う。

「お前本当に怖い話好きだよな。いつもホラー小説とか読んでるし」

「うん。だって大好きなんだもん。ゾクゾクってする感じがたまらない。あれ?君は幽霊とか信じないんだっけ」

「信じないよ。だって見たことないし」

「怖いんでしょ!もー私の彼氏は臆病者ですな~」

 そうして彼女は嬉しそうに怖い話を語りだした。それ前も聞いたよ、と心の中で思ったりもしたけど嬉しそうに話す彼女の邪魔はできっこなかった。




―—――— それから三年のときが過ぎた。

三年ものときを過ごせば人は多少なりとも変容を遂げるらしく、僕も今ではホラー好きの彼女と同等くらい、いやそれ以上にホラー小説やホラー映画を見るようになった。今週の週末は隣県の心霊スポットに足を運ぼうと思う。

 それは幽霊は存在すると信じているからだ。幽霊はいる。僕はそう願い続ける。


  愛する彼女にもう一度会いたいから。


皆さんの死生観はどのようなものですか。

僕は輪廻転生が本当だったら素敵だと思います。 

前世で果たせなかった約束を果たすために、今日あなたは運命の人と出会うかもしれません。

哲学的観点から言えば、運命の人に出会えば幸せとは限らないと言いますけどね。 ソクラテスの言葉だったでしょうか。

でも運命の人に出会いたいですよね。「one's better half」僕は結構好きな言葉です。


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