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第1章 出会い 1話

序章を読んでくれてありがとうございます!

第1章です!

 日差しが顔にさしかかり少年は眩しそうに目を開けた。天は青く澄み渡り、そこには広い草原が広がっている。所々に花も咲いていた。花の種は不明だが、ピンク、紫といった色花が多く咲き際立。ここが死後の世界かとそう思った。

少年はこの心地よい中でもう一度、瞼を閉じようとしたが、

「記憶がある…」

冷静だが、驚き発していた。この状況を飲み込めてはいないが、死後の世界だとすれば、また彼女に会うことができる。そんな期待を抱いていた。

少年は瞼から筋を引いて涙をこぼす。照れくさく涙を隠す様に右腕でそれを拭う、隠しきれない口はほころんでいた。


 今までとは違った景色に見える、少年は立ち上がり辺りを見渡した。やはりだだっ広い草原だ、滲んだ目で凝らして見ると遠くで煙が上がっているのが見える。

「よし!あそこに向かおう」

 周囲には誰もいなく、少年は気にせず口にした。


 この世界について、考え歩いていると高らかとした幼い声が聞こえてくる。声に応じて顔を上げると、そこには誰もいなく、生えてきたばかりと思われる小さな細木が2つ列なっていた。あとは変わらぬ風景だ。周りを見渡し、少し小走りになり煙の方へ向かうと否や、後ろから何かに抱きつかれた。少年は少しよろけ、すぐさま振り離した。

「わっ!びっくりした?」

目が合い、少し戸惑う。男の小人が1人やんちゃそうな笑みを浮かべて満足そうにこちらを見ている。

「ダメだよ、いきなり知らない人に飛びついたら」

もう1人は、女の小人だ。男の子の後ろに恥ずかしそうに隠れている。少年は名前を聞いた。

男の子は(かける)女の子は実優(みう)と答えた。薄オレンジ色の肌をしており、東洋人にみえる。

「私は、セシルだ」

この世界では、言語が一律。便利なことだ、こんな事があるなら前世でも楽なのに。遅く、ある筈がないことを考えていた。

「セシルさんは、どこから来たの?」

駆が聞いてきた。答えるには難しい。死んだ前のことか、今の世界ことか、情報が少なすぎる。私は、目を覚ました方に指をさして答えた。続けて煙のことついて聞き返す。

「僕らのお家だよ!おじさんとおばさんもいるよ!」

年老いた人たちがいるのは、情報を聞くのには、ありがたい。伺っても良いか聞く前に、

「あの、良かったら来ますか?」

実優の優しいさそいだった。私は間髪入れずに返事した。実優は少し驚き、頬を赤めていた。

 

 駆が走りだし、実優がその後を追う

「競争だよ!セシルさん!」

かなり離れた駆が、大声で言った。久しく駆けていなかったこの身体は軽く、しっかり踏み込める。懐かしく心地よい。子供達にすぐに追いつき同時に小さな建物にも着いた。



まだまだ、第1章は続くので今後ともよろしくお願いします!

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