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序章 0話
「ここはどこだ…」
一人の少年がこの世界で目を覚ました。
皆一度は考えたことがあるのではないか、死後はどうなっているのか?天国と地獄は存在しているのか?ある少年がこう言う
「必ず来世でもまた一緒にすごそう」
彼女は照れながらも微笑んでくれた。
それから何十年先、彼女は夫を残してこの世を去る。彼女は小さいころから身体が病弱で何十年もの間、男は支えてきた。支えられてきた。それが無くなったと思うと自然と涙が溢れる。何に寄り添えばいいのか。今でも覚えている、彼女との出会い、あの笑顔。
「今までありがとう、またいつか…」
声を震わせ言い送った。男はこれから何のために生きていくのだろう。余年は灰色なのかもしれない。
男も数年後この世を去る。
「やり残したことはない、やっと…」
目を瞑り様々なことを考えた。真っ暗な世界だ、この先どうなるのか、まだ考える力は残っている。
「(あいつにまた会えるかな…)」
今回、初投稿させてもらいました。
序章なのでかなり短めで、すみません。
1章からは長々と書いていきます。
読んでくださいありがとうございます!