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自衛官との交流

模擬戦が終了し終了セレモニーで各小隊長達が発言した後自衛官達との交流会で各班長と挨拶をしている際にある自衛隊の班長が

「にしても誰の指揮だったんだ?あの開始数分で俺たちの分隊を全滅させた凄腕の狙撃班は?」と言うと

他の班の兵士も「一人やられたと思って伏せようとしたらたった15秒で全滅なんて……」

「まさか、そんな奴居る訳無いだろw」という話をしていたので軽くその場から立ち去ろうとして後ろを振り向くと秀夫が居て顔がやけににやついている。

嫌な予感がしたので全速力で逃げようとしたら秀夫が

「あぁそいつなら今全力でこの場から逃げようとしているあいつだよ」 


……逃げようとしている時にもろ言いやがって


……って自衛官の方々がこっちに迫って来ているんですけど。


……とても嫌な予感がするのですが


俺の班ついて話をしていた自衛官の方々の中でも一番上官が

「なぁ、ちょっとあっちで俺たちの小隊と腕を競おうじゃないか」


……嫌な予感が的中しました。

こんなところで死にたくないと言う訳で、何としても拒否しようとして少し抵抗したら完全に掴まれて自衛官に引きずられていく周りから見るとシュールな光景が出来ました。


秀夫      「ざまぁwww」

隣に居た自衛官 「あ、はい了解しました。 あなたも来てください」

秀夫      「……えっ?」

ガタっ(席から立ち上がる音)→ダッ(秀夫が駆け出す音)→スッ(特殊作戦群の兵士がテーブルの上にあったナイフを投げる音)→ザクッ(秀夫の靴底と床に刺さった音)→バシッ(秀夫が投げられた音)→ズズズ(主人公と同じ状態になっている音)



「ど う し て こ う な っ た 。」秀夫が唖然としながら騒いでいるので秀夫の頭を叩きながら「お前の所為だ」と言った。


……見覚えのある顔がある。


「あ、班長お疲れ様です」同じ狙撃班の和哉だった。

「何故ここに居るw」


「秀夫の所為です」

「一応上官なのに呼び捨て!?何のさb グハッ」秀夫が反論したが、途中で鈍い音と共に聞き取れなくなった。


「はい黙ってください」 ← 怖いのでGSRのマガジン底部で殴らないでください。

こちらも同じ狙撃班の鈴羽だ。


……どうやら被害者は俺だけではないようだ。


因みに和哉は前話で狙撃手として隣に伏せていた奴で鈴羽は観測手だ。


「……何を始めるんです?」 逃げるタイミングを窺いながら特殊作戦群の分隊長に話しかけた。

「何をって決まってるだろ模擬戦だよ」


(……はぁ……闘中毒ですね分かります)


何故かまたやる事になってしまった模擬戦でのルールは、弾薬とナイフを訓練用で行うということだけとなった。

相手部隊(最精鋭部隊)は10名 ……10名?えっ何故に10名?え、6人の戦力差何?


偶然そこに居た指揮官(同僚)に助けを求めると、

     ,,- ,,

    ∧∧ミ,, ,;;

    ( ゜ー゜)ノ)"  ガンバレ

    / ,,- ,,|    ガンバレ

    `ミ   ;

     `''''"


……あぁそうかそういう事か。

あいつも共犯か。


「ああそうですか。 やればいいんでしょ殺れば」←吹っ切れた模様

「字が違う気が……」 鈴羽がこちらを見ながら呟いた。

「気のせいだ」



― 屋内戦闘訓練所上空にて ―

15:02


今俺たち狙撃班は、建物の制圧と言う本来では有り得ない模擬戦を行っている。


「今回の作戦は、ヘリから特殊作戦群の立て籠もっている建物へ降下し窓から侵入し上のフロアから順次制圧していく作戦でいく予定で各フロアに5~7部屋あるが何か意見はあるか?」


「降下後に屋上の配電盤を破壊した方がいいのではないでしょうか?」

「確かにそうだな。他に何か意見はあるか?」

「特に無いな」


「よしじゃあ、全員装備品の確認をしろ」

「「「了解」」」


P226 Combat TBのマガジンを抜き残弾数を確認しポーチの中から出した銃弾をスライドを引いてチャンバー内に装填しマガジンを装填する。

そして予備マガジン・ナイフ・訓練用手榴弾・靴紐等を確認して拳銃の安全装置を解除する。


訓練でいつもやっているので一連の流れはかなりスムーズだ。


そんなことをやっていると戦闘開始1分前のアナウンスが鳴った。


《用意できたか?》

《ああ終わった。》

《終わりました。》

《すいません、もう少しです。》


司令部からの通信で「開始30秒前」

         「29」

         「28」

         「27」

         「26」

         「25」

         ~~~

         ~~~

         「5」

         「4」

         「3」

         「2」

         「1」

     「戦闘を始めて下さい。」


合図とともに俺たちは、事前の計画通りヘリから 特殊作戦群 精鋭部隊 が隠れている建物の屋上へと、ヘリからラペリング降下し、配電盤の配線を少量のコンポジション爆薬(C-4)で爆破して、屋上から反射鏡で室内を確認してから窓ガラスを切断してスモークを投げ込み秀夫を先頭に突入するまでは順調に行った。


ドアを静かに開けた直後に敵兵が背を向けて居たのでそいつの口に手を当てゴム製のナイフで頸動脈を掻き切った。(実際には火傷をする。)

死亡扱いのその男から秀夫が装備品を奪った。


「MP5SD6?こんないい銃も装備しているのかよw誰か使うか?」

「じゃあ自分が」和哉が手を挙げた。

「自分で使わせてもらうよ」

「……」和哉が(なら何故聞いた)と言うような目線で秀夫を見ている。


そして俺らは、順調に3部屋の制圧が終わった。

そして5部屋目俺がファイバースコープで室内の様子を調べていると室内に敵兵が4人いるのが確認できたので、鈴羽に《右の奴を倒せ》とハンドサインを送った。≪了解≫と来たのでドアを少し開けフラッシュバンを投げ込んだ。

三秒後 部屋が閃光で満たされた。

「敵襲!!」中に居た敵兵が叫んだがすぐにおとなしくなった。

どうやら和哉が昏倒させたようだ。


「命令無視 減俸」

和哉が何故?と言うような表情をしながら「……えっ?」と呟いたので

「秀夫の」と言った。

「何故俺の給料?」

「俺らを巻き込んだから」


とくだらない会話をしながら昏倒している兵士の装備品を奪っていく。

敵兵の持っていた銃がH&K HK416 高倍率ACOGサイト搭載型 だったので拝借していった。

鈴羽は、「もうこの銃でいいや」と言いながらM870を(……また、凶悪な物を)拝借していた。

和哉は、89式小銃を持ちながら「なんで一応特殊部隊なのに屋内での近接戦闘用の銃器じゃ無いんですか?」と聞いてきたので、

「ヘリ以外で来たときにこいつで狙撃する援護のつもりだったんだろ」と言いながらHK416を見せる。

「あぁ成程そういう事ですか」


「まぁさっきので下の連中にばれただろうしさっさと始末しますか」

(やっぱ怒らせると怖いのはこの人だ)

「失礼なことを考えなかったか今?」

「いえそんなこと考えてなんて…… すいませんでしたぁ」←OTL

「……」←俺


「もういい。取り敢えず二手に分かれるぞ」

― 2F ―


「おかしいですね。中に誰も居ない……」

「トラップに注意しろ」

「了解」


― 1F ―


「どういう事だ?」

「さぁ?」


……基本的にこの二人(秀夫と和哉)はトラップ等の注意をしない。


廊下の角で屈みこんでいた男が居たのでHK416の銃口を向けながら、「動くな」と押し殺した声で言うと、

「見方だ撃つな!!」……秀夫だったようだ。

「チッ」

「そのうち俺誤射に見せかけて殺されてるんじゃ……」秀夫が現状のままだと将来的に起こりうることを呟いた。


ふと外を見てみると特殊作戦群の連中がこちらの建物へ向かって来ている。


「全員防御態勢をとれ!!」

「了解!」


取り敢えず俺は窓際から銃が出ないようにして敵の人数を数えたところ5人全員居たので無線で報告した。

そして分隊長を射殺しようとして探したものの区別がつかない。


取り敢えず一番遮蔽物に近い敵兵から射殺していった。

敵は、遮蔽物に隠れようとしたが秀夫がどこで拾ったのか分からないがミニミ軽機関銃で弾幕を張っている為身動きが取れずにいる。

その時敵兵の一人が閃光手榴弾をすぐ近くで炸裂させたため閃光によりこちらが防衛していた建物に侵入された。


侵入してきた敵兵を鈴羽がM870で射殺していたものの1人が鈴羽をナイフで人質にとった。


よく見ると特殊作戦群分隊長のようだ。


「おとなしく投降しろ」sigの銃口を向けて警告を告げた。

「だが断る」


膠着状態が2分程続いたが秀夫が動いたことにより状況が流動的になる。

「動くな」秀夫もMP5SD6を向けた。


「クソッ 分かったよ投降するよ」

「そのまま武器を置け」

「こいつを殺した後にな!」



次の瞬間に色々なことが起こった。

秀夫が部隊長にトリプルタップし、俺がナイフのみを撃抜いた。


そして鈴羽は一応無事だった。


「大丈夫か?」そう告げると、

「怖かったです」

そう言いながら泣きついて来た。




泣き止むまで二時間以上かかった。(秀夫と和哉は空気を読んで居なくなった(決して逃げた訳では無い……らしい))


「あ、班長すいませんでした。(汗)」

「問題ない。(汗汗汗)」


その後部隊長が面会に来た。 気まずくなって律儀に待っていたようだ。

「無茶なことを言ってすまなかった」 謝罪の言葉を口にした部隊長は完全に別人と化している。


「あ、もう大丈夫です」

「だ、そうだ」


「と言うか君たちの班は相当強いな。まさか民間企業に自衛隊の精鋭部隊に勝つとは……民間では惜しい部隊だな。後で土産話にさせて貰うよ」

「いえいえ自分たちよりこういう作戦に向いた部隊なら居ますよ。(多分。 そうだと思いたい)あと現在の職で満足してますから」


「そうか。司令官はこの部隊が各部隊でも最精鋭部隊と聞いたんだが」

(あの野郎(司令官)覚えてろ。後で後悔させてやる。(違う意味で))


その後部隊長と名刺を交換して本日の終業時間となった。


「そういえば今日これをお前に頼むんだった」

そう言いながら秀夫はライフルケースを無造作に渡してきた。

「何だよこれ」

「来週エアライフル射撃の競技会があるから調整頼む」

「断る」


「た、頼む」

「断る」


「こ、これで頼む」 そう言いながら1万円を出してきた。

「……はぁ。 それの他に俺の削られる睡眠時間分働けよ」

「ありがとう!」


21:00

― 自宅 ―


自宅に各種工作機械を保有しており一応猟銃等販売事業許可を取得しているので正規ルートでの製造・販売・輸入・修理が可能だ。


副業として行ってはいるが自分の睡眠時間が削れてしまうのは嫌なので完全予約制となっている。


秀夫から渡されたエアライフルは

FXエアーガンズ社製 モンスーン 5.5mm弾モデルのエアライフルだ。


狩猟用モデルだが一応海外から取り寄たバレルを5軸NCで加工した物を取り付けている。


バレルの交換・修理・清掃・試射まで終わらせて気が付くと02:30となっていた。


そして作業机の前で完全に深い眠りに就いた。


いつもの日常が翌日からは、無くなるとは思わずに……

終焉の終わりの一番最初の前日です。


……なんかフラグが立った気がしなくも無いが気にしない。(もうどうにでもなれw)

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