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模擬戦

主人公の戦闘が非常に短いです。

そしてフィールドは静かな森から急激に激戦地へと変化していった。

主人公側の所属しているチームは、Japan Tactical Companyと言う企業で主に法執行機関に対して様々な戦術的な技術指導を請け負っているPMSCsだ。

因みに今回の模擬戦では、実銃を使用しているが使用弾薬は、

SIMUNITION(シミュニッション) FX弾 と UTM弾 で FX弾は、先端がプラスチックの外装に着色液が入っているペイント弾で軟質プラスチックにミゾが切ってあり、安全に潰れる(但し刺さる)。

UMT弾は、弾頭は、硬質プラスチックで内部に金属ボールが入っている。威力が強過ぎるのが難点だが狙撃手が使用するにはFX弾では弾道直進性が低すぎるのでこちらを使用。


と言う訳で訓練時に狙撃手は相手から嫌わていれる。


今回の模擬戦で使用されている銃器は、Japan Tactical Company 側


基本的にはアメリカ陸軍装備を使用

・M4(Mk 18 Mod 0.) (FX弾使用)

・H&K HK416  (FX弾使用)

・MP5F(強装弾仕様) (FX弾使用)

・M26 MASS (ゴム弾使用)

・ベネリM3 (ゴム弾使用)

・M110 sniper weapon system (UTM弾使用)

拳銃は各自の自由だが多くのインストラクターは

・SIGSAUER GSR (FX弾使用)

・FN Five-seveN (FX弾使用)

を使用 主人公は、P226 Combat TBを使用


自衛隊側

・89式小銃  (FX弾使用)

・H&K HK416 (FX弾使用)

・H&K USP (FX弾使用)

・P220 (FX弾使用)

・M870 (ゴム弾使用)

・M24 sniper weapon system (UTM弾使用)


今回参加している編成は、Japan Tactical Company 側と 特殊作戦群 側  双方240名一個中隊と言う模擬戦にしてはかなり大規模な戦闘である。


基本的に、車両は原則使用禁止だがUAVは使用可になっている。


説明は、以上にして先程の戦闘に戻る。


俺たち狙撃班(Eagle-1)は、通常の分隊(8~10名)よりも自分を中心とした小規模な班で4人で行動している。

雑木林の中スポッティングスコープを覗いている秀夫がこちらに対し

「敵歩兵部隊 方向3時 760M先」と言ってきたので俺は

「了解」と返答しながら狙撃銃のコッキングハンドルを引き、スコープの調子を確認してセーフティをセミオートポジションへ移動させる。


《こちらイーグル-1 目標を確認 発砲許可を。》

《発砲を許可する。 良い狩りを。》

《了解、通信終了。》


そして俺は、隣で狙撃姿勢を取っている班員に対し、

「もし俺が初弾を外した場合は迅速に撃て。」

「了解。 ……班長が初弾を外す事ってあり得るんですか?」

「俺を何だと思っているんだ?」


それを聞いて隣の秀夫が爆笑している。


そして敵歩兵部隊がキルゾーンへと侵入した。

司令部から通信機で指示を受けていると思われる自衛官にレティクルを弾道降下分を考えながら重ねて、通信を終了した瞬間に俺はトリガーを引いた。


トリガーを引いて数μsで撃針が雷管を叩き推進薬が薬莢内で炸裂し高温のガスがUMT弾を押して行き発射ガスによる音はサプレッサーにより殆ど聞こえなくなった。(通常弾よりも遅く亜音速だった為)

発射された弾丸は、272.232m/sで飛翔し自衛官が被っていたヘルメットを貫通しなかった…… (訓練弾の為)


そして、自衛官達が伏せたが狙撃手二人によってこの歩兵部隊は全滅した。


その後、敵部隊に数で負けている味方部隊の掩護へ行き最終的に今回の戦闘で俺のスコアは35キルとなった。

今回の模擬戦の結果は、自衛隊の 死者が210名 となり敵司令部が作戦中止とした為こちら側の勝利として終わった。

対するこちら側の死傷者数は 死者163名 負傷者28名とこちら側も相当な被害を受けた。


自衛隊側からすると民間企業に負けたことが相当悔しいだろうがこちら側としても死者が出たことに対して満足のいくような結果ではなかった。

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