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友人と焼肉屋で食っているが店員の視線が妙に痛いんだが?

「なあ、カズヤ」


「なんだ、ユウサク」


「非常に気になる事があるのだが?」


「遠慮なく話せ。俺とお前の仲じゃないか」


「なんやかんやで、小学生時代からの付き合いだしな」


「んな俺らも今や大学生。時の流れは早いね~」


「まあな。こうして自分の金で飯食う年齢になったわけだ」


「まあ、今日は俺の誘いで、俺のおごりだがな」


「そう、それだ。今、俺は焼き肉を食べている。お前のおごりで」


「そうだな」


「個室席で、オーダーバイキング方式の焼肉屋だ」


「結構いい店だろ?」


「それは認める。人気店だし、この混み合う時間で良く予約取れたな」


「前々から計画していたからな。抜かりはない」


「計画? 俺と飯食うだけで、何の計画だよ」


「そりゃ一大イベントだからな」


「訳が分からんぞ。飯くらい、いつも普通に同席してるじゃねえか」


「焼肉だぞ? それも割と良さげの」


「まあ、飲み放題付きで1人7500円。学生にはちとキツめだな」


「だろ? しかし、今日はおごりだ。遠慮なしに食え」


「それがおかしい。と言うか、“店員の視線”がおかしい」


「そうか?」


「なんかさ、ドリンクや皿を持ってくる時の店員の視線が、奇異の視線なんだが?」


「まあ、ジロジロ見られている風には感じるな」


「だろ!? 野郎二人の食事がそんなに珍しいか?」


「カップルだと思われているんだろう」


「おいバカやめろ。妙な事を口走るな」


「いやだって、予約の際に利用目的を『デート♡』て書き込んだから」


「てめぇのせいじゃねえか! ふざくんな!」


「頑張って告白したのに〜」


「バカタレ! こういうのは告白じゃなくて、白状って言うんだ!」


「奥ゆかしいホモは、こうやって観測気球を飛ばすんだぞ♪」


「酔ってんのか!? それのどこに奥ゆかしさがある!?」


「言葉に出さずに、さり気ない行動で相手に想いを伝える。奥ゆかしいな」


「俺、帰るわ」


「待つんだ! 一緒にラブホに行った仲じゃないか!」


「嘘ではないが、店内で叫ぶな!」


「だが、事実なのは間違いなかろう?」


「事実であっても口をつぐめ! 店員さん、腹抱えて悶絶しているじゃないか!」


「妄想がたぎっているようだな。訓練された熟練の貴腐人と見た!」


「あ~、すんません、店員のお姉さん、マジですんません」


「おそらく『焼肉で体力付けた後、どこへ向かうのか!?』とでも」


「おいバカやめろ。いや、本気のマジで!」


「店員よ、存分に妄想してくれ、我々の未来を! 赴く先を!」


「何をだ!?」


「実際、前回のラブホにおいても、受け攻め入り乱れてのプレイであったからな!」


「備え付けのゲーム機で、ひたすら『●よぷよ』やってただけじゃねえか!」


「エアコンの修理で、部屋にいづらくなったからな」


「取りあえずの避難場所として、エアコン効いてて暇潰せそうな場所をだな」


「ふむ、つまり『●よぷよ』ではなく、『●フパフ』の方が良かったと?」


「男の胸板で出来るか! 想像しただけで焼き肉フルリバースしそうだわ!」


「店を汚すな、愚か者。と言うか、お前、ノンケか!?」


「ったりめ~だ! この世にゃ男と女の組み合わせしかいねえ!」


「このご時世に、多様性を否定するか」


「多様性を否定する多様性も許容して欲しいものだな」


「俺も許容して♪」


「断固として断る!」


「慰めて欲しいの♡」


「今からビールを口に含む。そして、全力でお前に噴射する」


「ユウサクが、つ~め~た~い~」


「冷たいのは外の空気だ。からっ風に当たって、頭を冷やせ」


「頭冷やせば、彼女の事、忘れられっかな?」


「……そっか、お前、フラれたのか」


「せっかく、いい店予約しといたのにな」


「そういうのこそ、先に言え、バカタレ」


「そうだな」


「店員~、生中2つ追加で! あと、網交換と、タン塩も!」


「ヤケ酒に付き合ってくれて悪いな」


「ヤケ酒は構わんが、悪ふざけは程々にな」


「なんもかんも忘れてしまいたい」


「飲め、そして、寝ろ。そうすれば、次の朝がやって来る」


「朝まで慰めて~♡」


「よし、酔い潰した後、そこの川に放流するわ」


「やめて。この時期の寒中水泳とか、マジで死ぬから!」


「一度死んだ方が、却ってまともになるかもな」


「バカは死んでも治らないぞ♪」


「なら、バカはバカやって生きろ。ほい、酒だ、酒!」


「おう、バカはバカらしく、生きようじゃないか!」


俺&友

「カンパ~イ!」



             ~ 終 ~

勢いで書いた作品です。


てか、人生初のBLものか?


いや、この程度をBLと言ってよいものかどうか。



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感想等も大歓迎でございます。


ヾ(*´∀`*)ノ

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