第3章89話:ギガントゴーレム2
ギガントゴーレムの目が、二人を捕捉する。
そして、駆け出した。
ゴーレムとは思えないスピードで距離をつめ、腕を振りかぶってくる。
しかし。
「邪魔です」
ルミがギガントゴーレムに向かって跳躍し、その胸部に向かって拳を振りぬいた。
爆発するような轟音と衝撃。
次の瞬間、ギガントゴーレムの上半身は壊滅する。
吹き飛んだ上半身の破片があちこちに散乱した。
戦闘不能に陥ったギガントゴーレムは、あえなく活動を停止した。
「……」
来花は絶句していた。
ルミが強いことはわかっていた。
Aランクを楽々と倒せる実力を有していることも。
しかし、生で見ると、やはり衝撃が大きかった。
ギガントゴーレムを対峙したとき、尋常じゃない圧力を感じた。
これは絶対に勝てないと。
直感的にそう思った。
それを、こうもあっさりと蹴散らしてしまうなんて……
次元が違いすぎると、改めて痛感する。
『楽勝で草wwwww』
『ルミさんさすがwwwwwww』
『瞬殺ww』
『当たり前のように粉砕したなw』
『ルミパンチ炸裂wwwwwwww』
『強すぎてワロタ』
『下層に落ちたときは心配したけど、ルミなら楽勝よなw』
『心配して損したわwwwwwww』
『下層でも元気にルミパンチ!』
『ルミ「下層?中層と大差ないですね!」』
「ギガントゴーレム瞬殺は頭おかしいwwww』
『あれを雑魚みたいに狩るのはヤバすぎwwww』
『来花リスナーも驚愕だろコレw』
「こいつ、Aランクなんですよね? 素材回収していきましょうか」
ルミは言ってからギガントゴーレムの残骸に近づく。
それから素材を拾っていった。




