第2章59話:瞬間移動1
次の瞬間、ルミの姿がサッと消えた。
そして一瞬にして、別の場所に現れる。
「このとき持ち物も一緒に瞬間移動してきます。ただ、残していきたい持ち物は、置いていくことも可能です」
現在、飛行カメラは瞬間移動についてこないようにセットしている。
そのおかげでリスナーの視点は固定され、ルミだけが一瞬で数十メートルを移動した光景が映っている。
『!!?』
『うおおおおおおおおおおおおおお!』
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおお』
『やべえwww』
『やっぱり瞬間移動かwwwww』
『瞬間移動きたwww』
『ああああああああああああああああああ! やっぱりソレ取れたんだなあああああ!』
『予想通りといえば予想通り』
『魔王騎士のスキルだな』
『これはチートスキルwwwwww』
『ルミが使ったら鬼に金棒w』
『めちゃくちゃうらやましい!!』
『おめでとおおおおおおおおおおおおお!』
『おめwwwwww』
リスナーがたくさんコメントを書いてくれる。
それを携帯で確認する。
でも、返事はしない。
返事なんてしてられないほど、コメント量が多いからだ。
だから実質、一人芝居をする要領で、好きにやることにした。
「瞬間移動、壁抜け」
飛行カメラの映像からルミの姿が消える。
数秒後、隣の部屋からルミがやってきた。
「ちょっとわかりにくいかもしれませんが、このように瞬間移動は壁の向こうにも移動することができます。今、この部屋から隣の部屋へワープして、戻ってきました」




