第2章31話:起床
夜。
部屋のキッチンで作った夕飯を食べてから、ルミはお風呂に入った。
お風呂を出たあと、簡単なスキンケアをする。
水気を落としたあと、オールインワンジェルをパパッと塗って完了だ。
その後、ベランダに出て外を眺める。
マンションの11階から眺める夜景は、なかなか壮観である。
火照った身体に夜風が気持ちいい。
夜空には星がきらめいており、美しい月が出ていた。
しばらく時間を潰したあと、歯を磨いてから、電気を消してベッドに入る。
おっと、忘れていた。
携帯を充電しておかないとね。
……よし、これでよし。
就寝。
こうして、日曜日が終わった。
平日が始まる。
月曜日。
朝。
7時。
目覚まし時計が鳴る。
窓から陽光が射し込んでいる。
「ん~……」
ルミは目覚まし時計を止めて、いそいそとベッドから這い上がる。
それから大きく伸びをした。
4月の朝の空気は、ほどよく涼しくて、心地よい。
ルミは洗面で顔を洗ってから、朝食のスクランブルエッグを作り、わかめスープ、ごはんと一緒に食べた。
食後、ゆったりコーヒーを飲む。
コーヒーにはミルクを入れて、カフェラテ風味にする。
大学が始まるのは9時からなので、家を出るのは8時過ぎでよい。
のんびりまったり、朝の時間を過ごして目を覚ましていく。
ああ、コーヒー美味しい……。




