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第5章148話:チサトン視点2

<チサトン視点・続き>


千里がアリーナの外周に出る。


バトルアリーナは、闘技大会であるのだが。


ときに陸上競技場としても使われる。


バトルアリーナの外周で長距離のレースが開催されたりもする。


現在は、大阪大会のために売店や露店が立ち並んでいるが……。


「あ、あの!」


声をかけてくる者がいた。


女性二人組だ。


一人はショートヘア。


一人はロングヘアである。


話しかけてきたのは、ショートヘアのほうだ。


「チサトンさんですよね!? そ、その……よかったら、一緒に写真撮ってください! お願いします!」


すると、ロングヘアのほうが、ショートヘアの女性に注意した。


「ば、馬鹿。相手は年間ランカーだよ? そんなの、断られるに決まって――――」


「ええで。一緒に撮ろか!」


「!?」


ロングヘアの女性が驚く。


ショートヘアの女性は、ぱっと目が輝いた。


「あ、ありがとうございます! じゃ、じゃあ、この携帯で!」


「了解やで」


すると千里は、ショートヘアの女性の肩に右腕を回した。


「え、ええええ!?」


「このほうがいい感じに取れるやろ? ほら、あんたもな。もっとこっち寄って!」


ロングヘアの女性に呼びかける千里。


「あ、え、えっと、私もですか!?」


「せやで。3人で撮ろうや!」


「えっと、あのその、……じゃあ、よろしくお願いします!?」


ロングヘアの女性は困惑しながら、千里に近づく。


千里は左腕を、彼女の肩に回した。


ショートヘアの女性が言った。


「じゃ、じゃあ、はい、チーズ!」


パシャッと。


音が鳴る。


「あ、ありがとうございます!! 一生の宝物にします!」


「ありがとうな。せや! よかったらウチのDMにも送っといてくれへんかな? ウチも写真欲しいし」


「え? あ、はい! 承知です! 絶対送ります!」


「よろしくな~!」



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