表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

145/170

第5章145話:1回戦のその後

それからルミは3試合ほど観戦する。


やがて満足したので、ホテルに戻ることにした。


ホテルの部屋。


ふと携帯でルミちゃんねるのページを開くと。


「お……」


チャンネル登録数が200万を越えていた。


日間ランキング上位に入っている。


これは、大阪大会での活躍の影響だ。


メイを倒したことは、日本全国に大ニュースとして広まっていた。


それによって、ルミの存在が多くの人に知れ渡ったのだ。


結果としてルミちゃんねるの登録者と、視聴者が爆増しているというわけだ。


「ありがたいことですね」


そうつぶやいて、ルミはベッドに倒れこむ。


しばらく部屋でくつろぐことにした。






コトリからメッセンジャーアプリを通して連絡が来ていた。


コトリ「ルミちゃん1回戦突破おめでとう!」


コトリ「観客席で見てたよ!あの篠山メイさんを倒すなんて凄いね!しかも一撃で!」


コトリ「めちゃくちゃ興奮して思わず叫んじゃったよー!」


ルミ「ありがとうございます」


ルミ「無事に勝ててよかったです」


コトリ「無事に勝てたっていうか、楽勝だったじゃん!」


コトリ「明日も応援してるからね!頑張って!」


ルミ「はい」


携帯を閉じる。


明日に備えて、軽い運動やストレッチなどをおこない、一日を過ごす。




翌日。


朝。


ルミはホテルの自室で、携帯をチェックする。


トーナメント1回戦の勝敗結果が、大阪大会の公式サイトに出ているらしかった。


また、さまざまなニュースサイトにおいて、注目度の高い試合が記事にされまくっていた。


――――最も大々的にピックアップされた試合は、もちろん、メイvsルミの試合。


ルミがメイを破って5連覇を阻止したこと。


しかもそれが、一撃で打ち破る圧勝だったこと。


この試合により、ルミが今大会の優勝候補として、一気に注目度が上がっていた。


どのニュースメディアでも、アクセス数ランキングが1位の記事である。


――――続いて、二番目にピックアップされるのは、やはりチサトンの試合結果。


チサトンもまた、相手選手を一撃で倒して試合を終わらせた。


また、チサトンのファンの数の多さも、注目されている。


観客の半分近くがチサトン応援団というべき人気ぶりだという。


1回戦を勝利したあとのチサトンは、報道関係者に「応援の力を背に、優勝を狙いに行く」とコメントしたとか。


(チサトンさん、ですか……)


篠山メイとともに優勝候補として、最初から注目されていた選手。


ルミはいよいよ、チサトンの強さについて気になり始めた。


彼女の配信を少し見てみようかとも思ったが……


「あ、そろそろ時間ですね」


2回戦の開始時間だ。


ルミは、控え室をあとにして、ステージへと向かった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者は他にもいくつか作品を書いております!

以下は追放ざまぁ系の最強チート作品です。よろしければこちらもお読みください↓

悪役貴族に転生した俺は、最強の『念力』使いになる

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ