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第5章139話:ルミの対戦相手

貴誌村さんに映像が戻る。


彼女は言った。


「それでは、これより対戦カードを決めるくじ引きを行います。選手のみなさんは、順番にスタッフの方からくじを引き、中身を読み上げてください」


くじ引き箱を持ったスタッフが複数現れる。


ルミたち選手は、エントリーナンバー順に並んで、くじ引きをひいていくことになった。


引いたら、それは読み上げられて、リアルタイムで電光掲示板に反映される。


ちなみに。


――――メイは第1試合。


――――チサトンは第32試合(つまり大トリ)。


といったように、この二人だけは特別に、くじを引くまえから試合順が決まっている。


(私の対戦相手は……)


ルミは、くじを引く。


くじは丸められた紙であり、開くと、試合番号が書かれている。


ルミのくじには……



『第1試合』



と書かれていた。


スタッフが尋ねてくる。


「なんと書かれていましたか??」


「え、えっと……第1試合と」


ルミが答える。


スタッフが「ご愁傷様」と言いたげな顔をした。


電光掲示板に、デカデカと第1試合の対戦カードが表示される。



『第1試合 篠山メイvsルミ』



……と。


観客席から歓声があがった。



「おおーーーーーー!!」


「ついにメイの対戦相手が決まったか」


「ルミって誰や?」


「あれじゃね? 大会運営がやたらプッシュしてたやつだろ」


「強いの?」


「知らね」


「お前らルミちゃんねる知らねーのかよ! あいつめっちゃヤバイで!?」



歓声は観客だけではない。


ネットでもすぐさま情報が駆け巡る。


メイの対戦相手が確定したという、ただそれだけのことで。


SNSのあちこちでバズが発生した。




かくして。


ルミの1回戦の相手は、


篠山メイに決定したのだった。






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