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第5章136話:選手たちの入場

翌日。


朝。


晴れ。


ついに、大会当日だ。


朝食を済ませ。


歯を磨き。


仮面姿にコスチュームチェンジをしてから、ホテルを出る。





淀田橋アリーナに到着する。


選手一人ひとりに控え室が用意されている。


ルミは、エントリーナンバー25番。


ゆえに、25号室が控え室としてあてがわれた。


控え室には


テーブル、


椅子、


自販機、


ロッカー、


そしてアリーナ会場の様子が眺められるモニターがあった。


ルミは携帯で時間を確認する。


もう3分後には開会式だ。


そろそろ移動しよう。





会場への入り口前に、選手が勢ぞろいしていた。


男女が60名ほど。


全員ギラギラしている。


戦意や殺気をそこかしこに感じ、ルミは武者震いをした。


怖そうなお姉さんスタッフが、一人立っていた。


彼女は、全員の前で立って、告げた。


「それでは、これより選手入場を行う!! 選手ども、準備はできているな?」


スタッフのお姉さんは、一同をザッと見渡してから、言った。


「私語は慎めよ! では、歩け!」


号令とともに。


選手たちが歩き出す。


緊張している者はいるが、萎縮している者はいない。


風格のある選手たちが、それぞれの歩みで、会場入り口へと歩いていく。


ルミも、歩き出した。





入り口を抜けて、大会会場に入る。


陸上競技場のような大きさのアリーナ。


中央に200メートル四方の四角形の台座があり、それが、ルミたちの戦うステージとなる。


アリーナの四方には、巨大なスクリーンが東西南北に4つ設置されている。


そのうちの1つは、電光掲示板であり、大会に関する重要な情報を表示するスクリーン。


残りの3つは、選手たちの試合の拡大映像を表示してくれるスクリーンだ。





ルミを含む、大会選手たちが入場を始めた瞬間。


爆発するような喝采が、あちこちで弾けた。


『選手入場、選手入場です』


アナウンスの声が響く。


しかし、その声さえかき消されかねないような大歓声が、荒れ狂う。


凄まじい熱気。


凄まじい活況だ。


観客席はほとんどが満席であり、四方八方から、パシャパシャと携帯のフラッシュが光る。


ビデオカメラで録画している者もいる。


ジュースやポップコーン、ビールなどを用意して観戦に臨もうとせん者もいる。


選手たちが歩く横には、報道関係者がスタンバイしており、ルミたち入場選手をばっちりと撮影していた。


選手一同は、脚光を浴びる中、ステージに昇ってゆく。




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