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第5章133話:大阪到着

旅館で夜を過ごし、翌朝。


チェックアウトを済ませて出発。


ロードバイクに乗って走り抜ける。


走る。


走る。


走る。


サイクリングロードを。


鉄橋を。


市街地を。


山越えのためのヒルクライムも楽々とこなす。


そのまま滋賀を越えて京都へ。


そして昼を迎えるころには、大阪に辿り着いていた。


交差点で自転車を停めて、ふいに周囲を眺める。


「大阪……なんというか、思ったよりも普通の街ですね」


どうやらここは枚潟ひらがたと呼ばれる地域らしい。


大阪といえば都会だが、想像していたよりも全然普通の街並みである。


……と。


そう思っていた時期がルミにもあった。


ルミは、枚潟を抜けて、大阪最大級の都市である梅川うめがわと呼ばれる街にやってきた。


梅川駅前に到着する。


「……」


……すごい。


としか言いようがない街並み。


駅前には壁のような商業施設群が立ち並んでいる。


百貨店や巨大ショッピングモール。


視界の果てまで居並ぶオフィスビルの群れ。


まさに大都会だ。


さすが……大阪である!


しばし放心したように見惚れたあと、ルミは携帯を確認する。


実は、お昼を食べないまま自転車で走ってきたので、お腹がペコペコなのだ。


さすがに食事にしたいと思ったので、食べられるレストランはないかとネットで探した。


結果としては、いくらでも周辺に店はあるようだが、どうやら梅川駅内にも飲食店があるようだ。


ネットのレビューを確認する中で、ルミは梅川駅内の『なつや肉料理』という店が気になった。


なので、駅の中で食べていくことにする。


……が、ルミはすぐにこれを後悔することになった。


「……迷いました」


梅川駅の中を探索しはじめて5分。


ルミは駅の中で、同じところをぐるぐるとさまよっているような錯覚を覚えた。


なにしろ、この駅、あっちこっちに道があって、複雑に入り組んでいるのだ。


まるで迷宮である!


広すぎるし、道がわからなすぎる。


駅内で迷う……などという、かつて経験したことがない状況に置かれてしまったルミは、途方に暮れた。


結果。


10分ぐらい歩き回って、ようやくお目当てのレストランを見つけたので、昼食にありつくことができた。


『なつや肉料理』は2000円ぐらいで食べられる割高な焼肉店だったが……


めちゃくちゃ肉が美味しくて、感動してしまった。





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