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第5章132話:旅館の料理

「あ、そうだ……!」


ルミは携帯を取り出した。


窓から眺められる琵琶湖を、パシャッと写真で撮る。


それをメッセンジャーアプリで、コトリに送った。


『琵琶湖に着きました』というメッセージつきで。


すると、すぐにメッセージが返ってきた。




コトリ『琵琶湖いいなぁ……! めちゃくちゃ綺麗じゃん!!』


コトリ『こっちはまだ鞘坂で待機中だよぉ……』




実はルミは、コトリに、一緒に大阪へ行かないかと誘っていた。


しかしコトリは「ルミちゃんの邪魔になるかもしれないから」といって、誘いを断っていた。


大会に出るルミの集中を妨げまいと、心配してくれたのだ。


まあ実際は、ルミは集中するどころか、こうして自転車旅行を満喫しているわけだから、一緒に行動してもよかったのではないかと思うのだが……。




ルミ『大阪についたら、一緒に大阪観光しましょう』


コトリ『おお、いいね!』


コトリ『でも、観光するなら大会が終わった後のほうがいいかな? そのほうが満喫できるよね!』


ルミ『まあ、そうですね』




ルミとしてはどっちでも良かったが、これもコトリの気遣いだろう。


素直に賛成することにした。





さて……夕食。


旅館の料理は、まさに和風づくしである。


牛肉のしゃぶしゃぶ。


お造り。


茶碗蒸し。


鯛の釜飯。


天ぷら。


お漬物。


味噌汁。


などなど。


一つ一つは、大した量ではないが、とにかくメニューの種類が多い。


20種類以上はあるのではないか?


紛うことなきご馳走である。


「美味しそうですね!」


ルミはさっそく食べ始める。


カンパチの刺身。


醤油にわさびを溶かして……刺身を浸した。


口に運ぶ。


んー、美味しい!!


刺身のほんのりした甘味と、醤油の味わいがたまらない!


お次は釜飯。


「ホクホクですっ!」


しっかりと鯛の風味がしみこんだご飯。


それから焼けた鯛の白身。


美味すぎる!!


さて……


お漬物をシャキシャキと食べて、お口直しをしてから、天ぷらへ。


天つゆをつけて、エビの天ぷらを食べる。


これもホクホク。


美味しい!!


カリっとした天ぷらの衣、エビの肉ぶり、優しい天つゆの味わい。


はぁ……


最高すぎる。


至福のひとときだ。


「この旅館は当たりですね」


ふと、そうつぶやいた。


料理が美味しい旅館に、ハズレ無し!


ルミは、素晴らしい夕食を堪能するのだった。




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