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第5章125話:メール

5月になる。


日曜日。


朝。


起床して、ご飯を食べたあと、なんとはなしにパソコンを開いた。


ルミちゃんねるのチャンネルページを確認する。


気になるダイレクトメッセージがないかチェックしたり……


配信リスナーなどのコメントを確認する作業だ。


ほとんど朝の日課になっている。


「ん……」


そのときルミは、一つのダイレクトメッセージに視線を止めた。




『初めましてルミ様。バトルアリーナ大阪大会・運営の貴誌村きしむらと申します』




バトルアリーナ運営からのご連絡。


内容を読んでみるとそれは、バトルアリーナに出場しないかという、お誘いだった。


「バトルアリーナ……」


バトルアリーナとは、毎年、全国各地で開かれる闘技大会のことだ。


武芸に心得のある者同士が、スキル、魔法、剣術、体術などを駆使して、戦いあう武闘会。


うっかり相手を殺してしまわないように、安全装置をつけた状態で戦うので、命の危険はない(怪我の危険はあるけど)。


非常に人気のある催しであり、テレビやネット配信での視聴も極めて多い。


そんな闘技大会に参加しないか……というメッセージが、ルミに送られてきていたのだ。


(しかも、かなり有名な大会ですね)


バトルアリーナ・大阪大会。


東京大会に次ぐ、全国第二位の大会だ。


第二位、とはいっても、東京大会に決して劣らぬ面々が参加してくる。


格闘技のチャンピオン。


魔法軍の軍人。


そしてダンジョン配信者のランカーたち……


いずれも戦闘のプロというべき怪物たちが集まり、熱いバトルを繰り広げる大会だ。


誰でも出場できるわけではない、選ばれし猛者だけの大会。


そんなところから参加のお誘いが来るなんて……めちゃくちゃ光栄な話である。


(うーん……どうしましょう。悩みますね……)


ルミは、ダンジョン配信者としての活動がメインなので、バトルアリーナ云々は完全に想定外だった。


出たいかと聞かれれば、出てみたい気もするが、どうしても出たいというわけではない。


だから悩んでしまった。



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