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第4章116話:コトリ3


そりゃ驚くよね。


ルミが口を開こうとすると、コトリが興奮したように言った。


「あーーー! それ、ルミちゃんも持ってるんだ!?」


「え?」


「私も持ってるんだよ。じゃーん! ルミさん仮面!!」


「!?」


コトリが自身のアイテムバッグから、仮面を取り出す。


その仮面はまさしく、ルミが持っているものと同一の代物であった。


ルミは驚愕して尋ねた。


「ど、どうしてコトリさんがそれを?」


「どうしてって、ファンアイテムだし」


「ファン、アイ……テム」


想定外(そうていがい)の答えが返ってきて、ルミは固まってしまう。


コトリが言う。


「まあどこにでも売ってる仮面だしね! でも、ルミちゃんも持ってたなんて驚いたよ! 実はルミさんのファンだったんだね!?」


「い、いやっ、そうではなくっ!」


私が持ってるのはファンアイテムじゃなくて本物です!!


「それにしてもルミちゃん、コスプレ極まってるね? ルミさんと同じ黒髪だし、ポニーテールの長さも同じぐらいじゃない?」


同じぐらいっていうか……同一人物なので!


コトリが、自身の仮面を顔に装着したあと、言った。


「ルミちゃん見て見て! 私もルミでーすっ!」


「……」


もうどうしたらいいんだ……


まさかこんなふうに切り返されるとは思ってなかったので、ルミは途方(とほう)()れるしかなかった。



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