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果実酒楽園

作者: 藤田 暁光

何時もと違う感じで作品を投稿しました、

読んでもらえると嬉しいです。

果実酒楽園

                           


60歳になり現代社会に疲れた主人公(酒好き)が会社を辞めて田舎に

別荘兼果実園を買いそこで人生を見つめ直しながらお酒をつくり過ごす事になる


そこで出会う人と触れ合う事で主人公は少しずつ変化していく

出会う珍客、来客、共に過ごし一緒に酒を飲み人生観を共有していく、

そして家族(好きな人)になる人と出会う、

ブランデーを片手に好きな人と庭で過ごす事になるのだった


序章


主人公は東京で働くサラリーマン家賃5万円のマンションに住んでいて

何不自由なく暮らしていたしかしある時、仕事で致命的な失敗をし

会社を辞める事に、嫌気がさした主人公は

退職金と貯金(6000万円)を片手にブランデー消費量1位の

新潟にやってくるのだった


1話 

主人公が土地を買い新潟に引っ越そうと決心したのは理由があった

一つ、現代社会につかれた事二つ、主人公が前から新潟がいい場所だと

思っていた事、三つ、無類の酒好きであり、新潟が酒造りに

適していると思った事四つ、新潟のブランデー消費量が1位だった事などだった


早速土地を買い倉庫と家を建て果実酒作りに専念する事に、しかし

桃栗三年柿八年と言うように実が結実するまで時間がかかる

そこでまずはライチを、そのつぎにブドウを

その次に梅を、そして最後にリンゴを植えた、結実するまでライチは一年目

ブドウは二年〜三年、梅は三年〜四年、リンゴは四年〜五年かかる

そして大切な事に酒作りは様々な免許が無いと醸造できない

その為主人公は様々な資格(衛生保健資格など)を取り終えた


すべての果実を植え終えた主人公はライチをそだて収穫し、

酒を作り始め、その年の冬を薪ストーブで温めた家で過ごすのだった


2話

最初に作ったライチ酒は物凄く美味しかったしかし、

桃栗三年柿八年と前も言った様に一から果実酒を作ろうとすると、

時間が掛かる例えその年に果実が取れたとしても、酒を作り始め

瓶詰めし、熟成させる期間は三カ月から6カ月、そして一年、

となっているが果実を重要視しない(食べない)で瓶に詰めた

まま、という事もある、しかし、大体な、お酒は五年熟成させると

美味しくなるそしてブランデー好きだった主人公は

此処に来てから二年が経った事によりブドウが収穫できるようになった、

そしてブドウ酒を作りライチ酒などをブランデーにしようと思いついたのだ


ブランデーとは醸造酒(果実酒など)を蒸留させた酒の事をいうが

ブランデーを熟成させるのに最低五年かかる

長い物だと数十年かかる物なのだライチ・ブランデー、グレープ・ブランデー

が完成する頃には主人公は65歳(普通なら定年退職になる年齢)を超える

事になる、なのでブランデーが出来るまでぶどう酒とライチ酒を楽しもうと

決心する主人公だった


3話

二度目の冬がすぎた頃主人公が自宅で我慢出来ずに二年目ライチ酒を

飲んでいたとき、ふと、ある事を思い出したそれは、主人公が好きだった

女性の事だった、彼女も無類の酒好きであり主人公とよく酒を飲んでいた…

彼女は今どうして居るだろうか?そんな事を考えながら過ごしていると

暖炉の火が弱くなっている事に気がついた、そして暖炉に

薪をくべた時、ふとある事を思いだしたそれは、昔、好きだった人や

友達や知り合いと一緒にお酒を飲んで過ごした日々だった

そして思い立った自分の親しい人などに自分のお酒を飲んでもらいたい

と言う事だった


4話

酒作りを始め三年が経った「自分の店を開きたい」そう思い

どうすれば自分のお酒を飲んだり買ったりしてくれるかと考え

何から手をつければ良いかと悩んでいた所まずは親戚や近所の人々にお酒を配り

ホームページなどで情報を広め始めた

そして人手が足りなくなると考えバイトを募集する事になった、そして

募集し始めてから三カ月が経とうとした時ようやく26歳の女性がバイトに

やってきたのだった

しかし問題が起こった、梅の開花時期に気温が−4℃を下回り

実がつかなくなってしまったのだった


5話

梅の花やブドウの花が咲き始めて暫く経った後の事だった、バイト1号が

何かと思って庭に出てみるとブドウの果実がほとんど鳥に食べられて

いた、虫除けの為に木酢液を(防虫剤)使っていたが、ネットは、被せておらず

甚大な被害が出てしまったいそいで残りのブドウにネットをかけた

収穫量が減ってしまったが何とか果実酒を作る量はキープ

できたのだった


6話

主人公が市場で売っていた梅で作った梅酒を庭で飲んでいた時だ

携帯で、全国からおつまみを探していると、何やらチーズが酒に合うらしい

早速何種類かのチーズを取り寄せた中でもクリームチーズが癖が無く

色々な果実酒と合うとの事だったそこで、クリームチーズを使った

簡単な料理を作る事にした、何種類かみて主人公は

料理経験の浅い自分でも出来そうだと言う事で

「枝豆とクリームチーズの和え物」

を作る事にした


まずは冷凍用の枝豆を200g解凍し、

豆を取り出す

そして、クリームチーズを5つ用意し

それを、1センチ幅に切る

そして、酢大さじ二分の一

オリーブオイル大さじ一

コンソメ小さじ二分の一

塩コショウ少々

バジル小さじ二分の一をいれ混ぜる

これで完成


早速食べてみる…美味い

「せっかくだからバイトも呼ぶか…」

そう思う主人公だった


7話

4年目、春、梅が咲き始めた実を収穫する為に、助っ人を呼んだ

バイト2号(男)24歳である、バイト1号は店内を清掃している

その為、梅の収穫を2人でやらなければならない、何時間か梅を採取していると

バイト1号が昼食を作って持ってきてくれたバイト1号特制サンドイッチ

自家製のパンを使った、たまごサンドとハムサンドを食べようと

主人公とバイト2号は休憩をとることにした

暫く食事をし食べ終えたあと再び仕事に戻るのだった


収穫した青梅とは別に同時に市場で買って来た、

あんずをジャムにしていく、まずは、あんずや青梅を

よく洗い水に漬ける、そして、楊枝などでヘタをとりお酒にする方は

実と、角砂糖、ホワイトリカーを入れて暗所で寝かし、約一年程置いて完成

あんずジャムの方は、半分に切り、種を取って鍋に入れグラニュー糖を

これでもかと言う量を入れゆっくり弱火で煮詰め続けるのだった




8話

ある日、パンにあんずジャムを塗り食べていた時、果実酒を蒸留させた物が

ブランデーだとバイト2号に説明しオランダ語でブランデーは

「焼きワイン」を意味する物だと言った時、果実酒なら何でも良いのか

…と言われた事があった、今更だが、わたし(主人公)は

圧倒的消費者な側なので詳しいことは分からなかった

なのでライチ酒とブドウのブランデーが出来るまで約五年の辛抱が必要だった

それまで美味しいか不味いかは分からないのだった


9話

相変わらずライチ酒が美味いなーと思っていた時だった

そろそろ梅酒ができる頃だなと思い倉庫にやって来た時だった


久しぶりに、日本酒やビールが飲みたい…と思っていると

バイト達からある提案があった、それはBBQをしよう

と言うものだった


早速食材を取り入れる事にした、せっかく、バイト達もいる事だし

食べた事がない様な、少し高級なモノを頼む事にしよう、そう決める

主人公だった


10話

BBQをするにあたって食材を選んだ

黒毛和牛

野菜

豚肉

などなど、色々な食材を取り揃えた後はバーベキューセットを買うだけ

そして今バイト達とホームセンターに、来ている…1400円〜5600円など

色々なサイズと値段がある、バーベキューセットだが主人公達は道具もこみで

約1万円ほどの買い物をし、準備を整えるのだった


11話

バーベキューまずは野菜から、と思っているとバイト1号が先に肉が食べたいと言い始めかってに肉を焼き始めた「やっぱり、一番最初はお肉からですよね」

と言いながらバーベキューセットに肉を並べていく。そんなバイト1号を

見ながら、「高い肉なんだから大事に食べろ」と

バイト2号が文句を言いながら、野菜を並べていた、そんなこんなで

お酒を飲んでいると気がついた事があるバイト2号は

バイト1号の事が好きな様だという事に気がついた、そして少しだけからかって

やろうと思っていると主人公の元にお客さんがやってきたのだった



12話

それは、主人公の同僚であり、既に結婚した男女の2人だった

会社で上手くいってない時…仕事などを手伝ってくれた2人で

自分を心配してお店を訪ねてくれた、との事だった男性も女性もそれぞれ40代

そして、記念にと言う事でお酒を何本か買っていってくれた

主人公は女性の事が好きだったしかし色々な事が重なり、

プロポーズ出来ないでいた、そして先を越されてしまい今がある

しかしその事を後悔していなかった暫く2人と話しそして最後にお別れの

あいさつをして2人は帰っていったそしてバイト1号2号の元に戻って行った


13話

ここに来てから5年が経ったバイト1号2号とも上手く付き合っていき

近所の人とも仲良くさせて貰っていた、そしてついに

5年物のブランデーが完成したこれは開けるしかないと思っていると

横にバイト2号がやって来た、考えてみると一緒に過ごしてから

5年がたっている収穫期などの短い期間ではあるが付き合って

みて大体のことは、わかっている

「チャンスを逃すのはバカのする事だぞ」

と言い何のことかよく分かっていないバイト2号に主人公ではなくバイト1号を

手伝ってやれと言った。するとバイト2号はハッとした顔になり

暫くして、ありがとうございますと言いバイト1号の方に走っていった、

遠くでバイト1号2号が話しているのが見える

自分もまだまだだな、と思い後ろ髪をかいていると、新たな客が現れた

それが主人公の新たな出会いとなる事をまだ誰も知らない


「完」

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