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プロローグ

 辺りは光に包まれた。

 宝物(ほうもつ)の力を知らないわけではなかった。けれどもこれほどまでの力だとも思っていなかった。

 光の塊は徐々に人間の形を成していく。丸い光の玉は輪郭を変えていった。手が伸びて、足が生えて、伸びていく。そして、髪が伸びていく。

 奇跡としか言いようのないその光景を眺めていると、自然と視界がぼやけていった。あついものが、頬を伝っていくのを感じる。

 ああ……これでやっと再会できるのだ。愛しいあなたと。


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