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短編、詩集

もちろんあなたです。

作者: 蒼空よひら

彼女が私を求めたのは中学2年の時。


周りの子がおしゃれに目覚めて、その子たちに乗り遅れないように。


最初の頃はずっと不恰好なまま、私を見つめて、悪戦苦闘してた。



彼氏ができたのか、私を見る目はいつも間にかキラキラしていて、その顔を見て私も幸せだった。


悪戦苦闘していたことも昔のこと。


今は私を見る姿は綺麗だった。



彼女の顔をいつも見ていると色々な表情を見ることになる。


彼氏と喧嘩して泣いている顔。


泣いている彼女の顔を見るのは辛かった。


誕生日を祝ってもらって浮かれている顔。


ニヤニヤしている彼女の顔は少しおかしかった。



ある時、私は白く綺麗におめかしした、彼女の姿を横で見てた。


他の人に頼る彼女を見るのは少し寂しかった。


「最後に、これで確認しなきゃ。」


彼女は私を手に持って、私に綺麗な顔を見せてくれる。


「これでよし。行ってくるね。」


私は彼女の元に来れて、幸せ者です。


「鏡よ鏡。世界で1番綺麗なのは誰ですか?」



『もちろんあなたです。』

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― 新着の感想 ―
[良い点] 誰の目線なんだろう~?とまじまじ読んでみましたら…なるほど!となりました。 >彼女が私を求めたのは中学2年の時。 確かに、このくらいの時期の女子には必須アイテム的なものでしょうからね~…
2021/03/20 19:21 退会済み
管理
[一言] 乙女を身近に見続け、見守るアイテム“鏡“ が、こんは風に思っているとは、手元にあった鏡を見つめてしまいました♪
[良い点] おしゃれに目覚めて悪戦苦闘している女の子が今ではとても綺麗になっている。 女の子の成長が分かる詩になっていますね。 中学二年から求めていたモノは大きくなっても側にあるのは大切で必要だから…
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