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セイネの過去とにゃん太郎

こちらセイネとにゃん太郎のサブストーリーになります

本編ではないのでご了承を

このほかに別で書いてはいるんですけどそっち止めて何やっているんだといわれるかもしれませんが、

大学の課題でやらされているシナリオです。最終的には映像向けの脚本になりますが、映像化なんて夢のまた夢だと感じているので、ここで執筆していこうかと思います。

ちなみにそんな感じなので消したり付け加えたりが多い形とはなりますし、ここに掲載するのはプロットの段階のものとなるので予めご了承ください。

ちゃんとまとめて執筆していくものは別であとでリンクを張ってそちらで投稿していこうかと思います。

では、まず初めにサブストーリーのプロットから


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セイネはいつどこでどんな理由で製作されたのかのエピソード


内容:

時はさかのぼり12年前の2047年、アメリカの西海岸に近いとある研究施設。そこでは、最先端の技術が研究されておりその中でも特徴的だったのが人工心臓だ。その人工心臓はエネルギー変換を行い完全自立稼働として日夜研究されていた。この人工心臓の需要は計り知れないが、研究としては子供のために制作されている。というのもこの研究所事態が未来の子供のためにということで創設されたもので、人工心臓のほかにも様々な研究がなされている。人工的な義眼の研究だったり味覚聴覚の障害、身体はもちろんのこと精神的な障害まで取り除くことはできないかを研究している。

そんな中子供が成長するたびに入れ替える人工心臓は、子供への負荷が大きくリスクが大きい。完全自立型とはいえ負荷が多くては使用はできない。そこでこの人工心臓は人の成長につれて同時に成長し、成長が止まればそのまま止まるというものだ。そのようなものは、本当に存在しえないといわれ続けているが、この研究所では成功の一歩手前まで進んでいる。動物への人体実験も成功しているほどだ。

そんな研究所で暮らしている、セイネ。

この時のセイネは、心臓が弱く激しい動きや行動をすることができないようになっていた。

そして、基本はベットで一人きりでただ毎日ひたすら窓の外を見つめていた。そこに映っていたのは元気に遊ぶ自身と同じくらいの子供たち。それを見てただうらやましがることしかできないセイネ。とてつもなく悲しくなる。

しかし、そんなセイネにも友達はいる。それは同室になった「ニーナ」と「真慈」だ。

この二人は同じ病気で、細胞の突然変異体が体の中をむしばみ様々な箇所にあざとして現れ、何もしなければ死んでしまう病気だ。この病気は2031年ごろ出てきた病気で原因は不明。ただ一つ明確となっていることはその時をさかえに産業革命が成り立ったことぐらいだ。人が量子コンピュータを生み出しそれを実用化させた年ともいえる。

そんな難病に苦しんでいる二人はもうすぐ臨床実験のため準備を行っているそうだ。なんでもこの研究所は原因と思われる微生物を見つけたんだとか何とか。それでこの二人はもうすぐ血液をその微生物が生きていけないものに入れ替えそれによって病気を治すということらしい。

そしたら私は・・・、また一人ぼっちになってしまう。そんなのは絶対に嫌だ。絶対に。

そこで私は親の反対を押し切り臨床試験も完全に前倒しして通常より早く手術をしてもらうことになった。

これによって、私は本当に一人ぼっちから解消されると思った。

そして、私の臨床試験日が決まった日にその二人との別れの日が来た。

二人に愛想よく笑顔で別れを言う私。

笑顔は笑顔でも、目には涙が流れていた。

そして、二人が見えなくなって部屋に戻るとき心に誓った。


「絶対にまた会いに行く」と


そして臨床試験が始まった。これが終焉の始まり。

私の現在の姿の創造でもある。そして私は魔の物へと変貌してしまった。

でも、最後に気になるのはボヤがかかった臨床試験前日からこの終焉までの記憶。

誰かが私を抱いて必死に逃げまどっていたということはわかる。

それもとても暖かで安心できるぬくもりで抱かれていたということも。

しかし、何がどうしてそんなことになったのかはどうしても思い出すことができない。そして自分の親の素顔もその研究所で働いていた研究員すべてが記憶から消えていた。

しかし、これだけは覚えている。


「あの碧血二人に会って」


この碧血の二人とは研究室で同じ同室となっていたあの二人のことだろう。

あの後にも後ろにも、私がいた研究所で碧血で苦しんでいたのはあの二人しかいない。

そしてこの二人に会えばなにかかわるのではないか、そう考えた。

しかし、物事はそう簡単には行かない。

私自身が魔の物になってしまったからだ。これによって多くの人を殺めその人たちの関係性自体を無に帰してしまう。

それによって私が会うことによってあのニーナと真慈を殺めてしまうのではないかという恐怖に襲われた。

私ができた唯一の友達。

そんな友達を殺めたくはない、その葛藤の中セイネはある凄腕の超人と出会う。それがにゃん太郎。そしてにゃん太郎とセイネは戦うことになる。

普通はセイネに届かずセイネ自身が生み出してしまう魔物によって駆逐されてしまう。

しかしこのにゃん太郎はその魔物を難なく撃破しセイネに迫った。

そして、セイネの首を跳ねるべく近づいて行った。

戦いは熾烈を極めた。

セイネ自身も研究所を離れ旅をしていたこともあってかそれなりに強くなっている。実際ににゃん太郎ほどのつわものと戦ったことはないが軍隊ぐらいなら戦ったことはある。何度も死にかけたが、この心臓によって傷は癒え死ぬことは許されない。ただ、癒えるのには代価として激痛が及ぶ。

普通の人ならそれだけで死んでもおかしくはないほどの激痛。そんなことを繰り返し行うことは当然体も許してはくれず自然に条件反射として回避と攻撃が備わっていた。しかもそれは一個大隊以上の戦力だ。何なら核にも匹敵するような破壊の力までも備わってしまった。そんなセイネを相手にすることができるのだからにゃん太郎はとてつもなく強い。

情人では考えることができないほど強い。

そして、セイネを次第に押す形となっていく。

しかしここでにゃん太郎は気づく。セイネは殺せないと。殺す前に修復されてしまい殺すことができないものだと直感で感じ取る。

そしてセイネには理性があり適切な行動がとれるのだということを戦いの中で学んだ。

そこでにゃん太郎は一言セイネに問うた。


「本当の君は何者なんだい」


その問いに私は答えることができなかった。それ以前に過去が私を許さない。

この力によってたくさんの人を殺めてしまったという事実それが体全身にまとわりついて離れない。

そしてみんなは私をこういう「化け物」と

そこで私はその偽りの答えを答えた。


「それは本当かい」


そういわれて心に刺さるものがある。しかし答えは変わらない。変えられないのだ


「そうか、それならぼくちゃんが本当の君を教えてあげる」


にゃん太郎はその一言言った後がれきの下にいた子供を抱きかかえた。


「君が守った子だ。本当は君は誰も傷つけたくないんじゃないか」


そういわれて、私は目線を斜め下にそらしながら歯ぎしりをする。


「君は矛盾しているね。人を殺めるしかできない体。でもそんな中に一つの希望を捨てていない。一つ懸けでもしてみないか」


にゃん太郎は楽しそうに笑顔で私に向かって言ってきた。


「君が本当に人を殺せるかどうかをね」


その一言の後、周囲に隠れていた子供たちが一斉に私めがけて突撃してくる。そしてみんな鋭い刃物を持ちその速さは異常だった。

そして私はその子たちに向かって刃物で返すのではなく愛で答えた。

いわゆるただ忍耐強くたっていただけだ。何も抵抗せずただなされるがままに。でも私は知っている。その傷は気持ち悪いぐらいになかったようになると。ただ激痛が走るのみで。しかし、ほかの人を傷つけるよりかはいい。もうこれ以上人を殺したくはない。ただそれだけだった。

しかし、その子供達が刺した刃は痛くなく無傷だった。


「どうだったかい。私お手製のフォログラムは。見事なもんだろ、これ作るの大変だったんだよ。で、君は賭けに買った。まぁこれは賭けというよりかは、君を試したって感じだけど。見事合格、君は優しい子だ」


そういわれてどこか心の中のわだかまりがほどけていくように感じて取れた。

そして、にゃん太郎が私にあった理由、賭けではない試練を行った理由を教えてくれた。

どうやらにゃん太郎は私を討伐しに来たのらしいけど、戦闘していて途中で私を殺すことはできないと理解したらしい。

見た目が猫のコスプレをしているから猫の嗅覚でもあるのだろうかと一瞬思ってしまったのは内緒だ。

で、殺すことができないとなるとどうしようかと悩んでいたら、一つの疑問を持ったらしい。

私の動きが何かをかばっているような感じを、くみ取って周りを見ると少年ががれきの下に横たわっていた。そして私の本性は本当は優しいのではないか、もしかしたら何か別の道があるのではないかと考え、方針転換して賭けをしたというわけだ。

そして私はにゃん太郎に過去あったこと、ニーナと真慈に会わなくてはいけないということを告げた。

にゃん太郎はそのことにとても同情したのか涙を流し周辺に小さな水たまりを作るほどだったが、泣き止んだ後は「協力する」と力強くいい、私セイネとにゃん太郎は協力関係を気づくことになった。

そして二人の探し人を求めセイネは旅を始める。

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