始まりと終わりの復讐譚
2074年
VRRPG「WORLD END ATLAS」が発売された
世界中に期待をされてたゲームだ
新感覚のオンラインゲームである
自らの知能を使い ゲームを操作する
ジョブの種類は豊富 普通ではあり得ない職業もあるのである
例えば神殺し 神属性のモンスターを
このゲームは専用のゴーグルがあるのである
その専用のゴーグルは姿 形 知能を読み取る
そんなゲームを始める少年がいたのである
名を桜小路音也という
頭が少し良く 運動神経も少し良い 平凡である
(やっと、ログインID登録完了か)
彼はログインIDのを作る際
同じIDが多すぎて二時間かけてログインIDを作っていた
(じゃあ始めるか)
スキン リスポーン地点 確定
ステータス確認
ジョブ………
不明、作成不可能
(どういうことだ、ジョブ作成不可能)
こうして、俺の旅が始まった
「クエスト ギルドでチームを作れ」
チームか、俺に作れるのか
(お前 ソロの奴か?)
なんだとおもってふりむくと 話しかけてきたのは
如何にもイキってそうな金髪な奴だったのである
このゲームは実際の姿を映し出す
そう考えると、金髪でイケメンっぽいやつがナンパをしてる
そんな図なのである
名前は…ギルファか
(そうだけれど、何ですか?)
(俺とチーム組もうぜ)
(あ、いいですよ)
(そうか、それでジョブはなんだ?)
(それが分からないんですよ)
(ほう、ジョブが不明か、特殊だな)
(そうなんですか?)
ジョブ不明、これは特殊の域を超えてるのである
だって、誰もそのジョブの判断は不可能なのだから
「クエスト 王の居るお城に行け」
このクエストは危険な予感がする
大概最初のこういうクエストは魔王軍の幹部っぽい奴が来るか
王国騎士の中に裏切り者がいて
その裏切り者が殺しに来るのがオチだろう
(ちょっといいでしょうか)
(なんだい)
(このまま行っても、何かバトルイベントが起きて返り討ちに)
(俺に限ってそれは無いから安心しな)
話しを遮られ 俺なら負けないとイキるのか
このゲームに置いての死は
本格な死である
このゲームは痛覚が倍まで跳ね上がってるのである
一度の死ならまず体中の感覚が消え
二度目の死では心臓が止まる
(お前、死ぬのが怖いんだろ)
(当たり前のことをいうな、体の感覚が消えるんだぞ)
ギルファは笑いながら言う
(それがどうした、たかがゲームだぞ。ゲームにビビるだなんてお前は雑魚だなー)
俺はイライラしはじめてたのだ
(このゲームはデスゲームみたいなもんなんだぞ)
(それがどうした?)
(どうしただと、お前はそんなに死にたいのか!)
(まぁいい、取り敢えず行くぞー)
仕方がない、クエストが戻るのが面倒くさいから行くしかない
(行くのは良いが、時間が欲しい)
(仕方ない)
まだジョブが無い俺にもつけれるスキルがある
それが、隠密スキルである
「隠密スキルの習得」
(なぁ、いないだと 先に行ったのか!)
くそ、待てと言ったのにな 何で先に行くんだよ!!
本当に馬鹿なのか。
(仕方がない、行くしかない!)
スタートシティの城に向かって走り続けるのである
全力で、勢いよく
殺させてはいけない
死んで貰っちゃ困る、
そんなことを永遠と考えてるのである
そのまま隠密スキルを使って城の中に入るのである
王城のメインホールには
ボロボロのチームメンバーがいた
(あれは、大丈夫なのか)
手持ちにある物は閃光玉である
投げて、隠密のスキルを使いメンツを助ける。
それが一番か。
今、閃光玉を投げ 隠密スキルの能力を使い
チームメンバーを助けにい、
(わりぃーな、俺らが生き残るためなら餌が必要なんだ)
助けに行ったとき、邪魔をしてきたのである
(なぜだ!俺はお前らを助けにいったのに。)
(正直言うと、ジョブなしなんて奇妙なんだよ!)
そう、ジョブがない俺が気持ち悪いという理由で見捨てられた
犠牲にされた、俺は餌にされた
目の前にいる 悪魔騎士は俺に向かって笑いながら言う
(どうだ?見捨てられた気分は)
空気すらよめねーのか?
(いや、人間じゃねーから仕方ないのか)
(あ、何なんだよ?)
(教えてやるよ、その気分を)
(今の俺の気分は、最低災厄だ!)
「ジョブ解放、復讐の裁定者」
なんなんだ、このジョブは、
スキルが三つあるだと!隠密以外に
「崩壊の復讐」
復讐に目覚めた、あなたに対しての最初のプレゼント
まずは燃えたぎり 全てが壊れる
体内の血液でさえも壊しきる
液体は沸騰し 魂は消え去る
他のスキルはなんだ
「裁定者の判決」
裁定者は裁くのが当たり前だろう。
だから、きちんと裁き 殺すのだよ
ただし、発動条件もキチンとある
まず一つ目 罰を与えられるのは罪を犯した物だけ
二つ目 許可を得れたならば発動が可能だ
ラストのは、なんだ
な、これは
(なぁー、お前、実験台になってくれよ)
(は?何言ってんだ)
「崩壊の復讐」
発動をした瞬間、悪魔騎士が燃え上がった。
悪魔騎士は辞めろ辞めろと言いながらのたうち回る
だが、それで終わるわけがない
(まだ終わりじゃねーぞ、俺の怒りは、まだ止まってはいないからな)
(なにを行ってるんだ!)
そして、俺は小さい声でいう
「裁定者の判決」
発動をしたとたん剣が切り替わった
(さて、こいつを殺す許可を出してください、王様)
(な、何故だ!殺さなくても)
(王様、甘いんですよ、それじゃあ)
(なに!甘いだと)
悪魔騎士は地面をはいずり逃げてる
どうにか気づかれないように、燃やされながら
(ほら逃げられそうじゃないですか)
(だからといってだ)
許可します!
どこからか遠いところが聞こえたのである
それは女王のようだった。
(許可します、さっさと殺してください)
「許可を確認、これより判決を開始する」
剣の光が収まり、判決が決まったようだ
「判決、死刑 これより執行を開始する」
剣は銃の姿になったのである
(な、何をする気だ!!)
(ちゃっちゃ、判決を認めて死にな、いじっかしいぞ)
そして俺はトリガーを引いて撃ち抜いたのである
(終わったか、それじゃあ失礼する)
そして俺は城から離れて行った
そして次の日、俺の顔と名前が載った、
指名手配の張り紙が貼られていた
そう王が俺を殺すように指名手配し
悪魔騎士が居たことをもみ消そうとしてるのである
(王も裏切るのか、絶対に許さない、殺してやる)