解決・犯人はー・・・
「犯人はあなたよ!伊藤まゆみ!」
凜は伊藤まゆみを指さした。
そう、犯人は伊藤まゆみ。
ただ、まゆみは認めようとしなかった。
「っは!私がなんだって?アリバイがあるじゃない。」
確かにアリバイはある。
でも、橋本大は・・・。
「いいえ。では被害者の橋本大さんはどのような傷で死んでいたか、わかりますか?」
凜が言うと、警察の人が言った。
「確か、即死のものではなかったわ。でも他のものもあったの。」
そう、橋本大は即死ではない傷をつけられたの。
でも、そのあとのアリバイを作った。
そして即死ではないことを思わせるために、後で大きな傷を死体の上から、
受けたら即死の傷を負わせた。
そういうことなの。
「るみさん、まゆみさんは1:00にカフェを出たんですよね?
そうであれば即死の傷はその時間につけたこととなります。
大さんの死因は即死ではない傷をほったらかしにされて、衰弱死したということです。」
「違いますか?伊藤まゆみさん!」
結菜が圧力をかける。
その勢いに負けたのかまゆみさんは言った。
「ええ。私がやったわ。橋本大は彼氏なんかじゃない。
確かに形はカレカノかもしれないけど、大にはもう一人彼女がいたの。そっちが本命なの。
わたしなんかどうとも思ってない。だから・・・・。」
女は怖い・・・。
凜はこんな女にならないように気をつけよっと。
「あのお・・・・。私の財布は・・・・・。」
沙奈ちゃんが言った。
さすがに返したってよ。
「まゆみさん、沙奈ちゃんの財布は、まゆみさんが拾ったんですよね?
そして、あたかも沙奈ちゃんが容疑者に見せるため、いや。
自分を省くための罠。そうですよね?」
凜はそう推測したのです。
凜は優等生だったんだぞ。
凜の推理は半端じゃないって言われてたんだから。
「そうなのよね。
探偵さんさえいなかったら私は省かれてたかもしれないのよ。」
いやいやそんなことはないと思いますよ。
結菜、そろそろやるよ?
凜が合図をすると結菜はうなずいた。
「「これで事件はしっかり解決!
あんたのしたこと、しっかり反省しな!!」」
次の日
沙奈「凛花さん!かっこよかったです!」
凛花「まあ、私の手にかかればこんなもんよ。」
結菜「途中はどうなるかハラハラだったけどね。」
少年「・・・・・・・」
沙奈「私も探偵になりたいです!探偵事務所に入れてください!」
結菜「どうすんの?凛花。」
凛花「いいんじゃない?結菜も探偵学校なんか卒業してないんだし。」
結菜「わわわ!凛花っ!それ言わないでよ!!」
沙奈「そうなんですか?」
凛花「そうそう、落ちこぼれで、退学なっちゃったからうちの探偵事務所に来たの。」
結菜「そんなことはどうでもいいでしょ!?」
沙奈「私来てもいいんですか?」
凛花「別にいいんじゃない?ねえ結菜。」
結菜「いいわよ。」
少年「僕ここにいても・・・。」
結菜・凛花「「いいよ!」
少年 (ビクッ)
沙奈「二人とも、驚かしちゃだめだよ。」
結菜・凛花「「はーい。」」
解決したよ。
疲れた・・・。
何時間もかかって考えたこのネタどうだろ。
これで終わりじゃないよ。
2話があるから。
楽しみにしててね。