着信
「よぉし、じゃあれっつごぉ!」
勢いよくドアを開けた凛。ついてこようとする仲間のみんな。
そんな時、『ピリリリリリリリリリリリ』探偵事務所の電話が鳴った。でも今は依頼があるんだなぁ、二つ同時にこなすのはいくら凛でもできないよ。
『凛花?事件なんだけど』
瑠香さんか。
「でもごめん瑠香さん今依頼されたところで、現場に行くところなんだけど。」
『おんなじ事件ってことは考えないのね』
「あ、そっか。瑠香さん、何の事件?」
『殺人事件よ。今あなたが頼まれた依頼よりも、大事件よ。』
「残念だったな★瑠香さん、今頼まれた事件は殺人事件なの。女の人がズタズタにされたらしいんだよ。」
『それよ!早く来なさい、凛花!』
「え、あのぉ・・・」『いいから早く!』・・・・・ツーツーツー
「凛花?なんだったの?」
結菜が聞く。でも今のは沙良が教えてくれた事件の警察からの報告だったんだけどな~
「なんでもないっ!さ、沙良案内してよ。」
凛が言うと、早速沙良は探偵事務所を出て、歩き出した。
「こっちだ。道の真ん中だったから、きっとほかの発見者が出たんだろう。さすがに警察だけじゃどうにもならんのだろうね。凛花に電話したってことは。」
「よかったじゃん凛花!警察に信用されたんだよ!」




