外食なのに冷たいごはん
前回、子供のことを放置しているお客様について書きました。
私は、お腹を痛めて子供を産んだことはありません
育児の大変さをまだ知りません
だから、勝手に無責任なことが言う
しかし、これから書いていくことは子育てをしているお母さんにもしかしたら共感してくれる人が
いるかもしれない
私のバイト先には、よく子連れがくる
ある日のことだ
来店したお客様は、祖父母、両親、二、三歳の子供だった。
二歳とか三歳とか、そういう年齢はまだまだ手が掛かるが
何の変哲もないごくごくありふれた家族団らんを楽しんでいたように見えた
が……
食事が終わり、お会計が終わり満足そうに出て行った祖父母と旦那
奥さんの方は、子供とお手洗いに行っているのかと
席が空いたから、片付けようとした時だった。
奥さんがご飯をかきこんでいた
それも子供の面倒を見ながら……
奥さんは、ご飯を食べれてなかったらしい。
どうして、そんな事態になってしまったのだろうか?
答えは、簡単だ。
奥さん以外が子供の相手をしなかったからだ。
だから、奥さんはご飯を食べる時間がなかったのだ。
折角の外食、温かいご飯
それなのに、奥さんは冷めた冷たいご飯をひたすらかきこんでいた。
祖父でも祖母でも旦那でも数十分、子供の相手をすれば奥さんだって温かいご飯を食べれたはずなのに
美味しいねと笑えたのに……
前にきた子連れの夫婦は、片方が食べ終わる少し前まで片方が子供の面倒を見て
それを見計らってご飯を食べていない方が料理を注文してご飯を食べていた方と子供の面倒を
交換していた。
交代しながら子供の面倒を見てすごいと思った。
なかなかそういう家族は少ない。
少なくとも私が接客してきた中で見ていて頭いいなと思ったしとてもほんわかした。
心が温まったお客様でした。
このようにできるのが理想だなと個人的に思った。
でも、現実は自分の食事より子供の面倒をみて身を削るお母さんが多いのかもしれない。