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理系女子の恋  作者: 流音
54/246

52、誕生日~ホワイトデー


春の風が少し混じってきた季節のベランダで、私はいけない事をしていて、背徳感から背筋がゾクゾクしていた。


「…っ…んっ…!!」


熱い吐息が交わりながら、何度も口を合わせては離す。

私は今だに慣れないキスに心臓が破裂しそうだった。


「詩織…。」


井坂君はまだ放してくれる気はないようで、私の名前を呟いてはキスを求めてくる。


井坂君はバレンタインデーのあの日から、私の事を名前で呼ぶようになった。

それはすごく嬉しいんだけど、扉一枚向こうにはクラスメイトがいるのにこういう事をしてくるのはやめてほしかった。

でも、されるのは嬉しいだけに葛藤に負けて受け入れてしまう。

だからバレないように声を潜めて、出そうな声を殺す。

もしクラスメイトに見られでもしたら、私は恥ずかしさで死ねる自信があった。


私がはぁっと大きく息を吐き出した時、やっと離れてくれて、私は熱の引かない顔を冷やそうと教室と反対に顔を向けた。

すると後ろから腕が回ってきて、今度は抱きしめられた。

背中に重みと温かさを感じて、胸がキュッと苦しくなる。


「休み時間にこんな事してるとか、ゾクゾクすんな?」

「……楽しんでる…よね?」


井坂君が笑いながら言っていて、私は楽しめる姿に尊敬の目を投げかけた。


「楽しいに決まってるじゃん。詩織が腕の中にいるんだぜ~?」


ギュッと抱きしめられながら嬉しい事を言われて、私は口を引き結んで緩む表情を堪えた。

今の井坂君は俺様バージョンなだけに、何でもストレートだ。


ホント…井坂君はずるい…

こんな事しちゃダメだって思ってても、嬉しい事されちゃうと、まぁいいかってなってしまう。


自分が井坂君の色になってきてる気がして、このままで良いのだろうかと思っていた。


「つーかさ、模試と学年末テストが終わったら春休みだろ。いっぱい遊びに行けるよ。詩織はどこに行きたい?」


井坂君が私の肩に顎をのせながら、尋ねてきた。

私はもうそんな時期か…と思って、特に行きたい場所もない事に気づいた。


井坂君と一緒だったら、どこに行かなくてもいいかも…


心の中でそう思うけど、口には出せなくて無難な場所を口にした。


「…映画?とか…かな?」

「映画?そんなん、春休みじゃなくても行けるじゃん。もっと遠くでもいいんだぜ?」

「遠くって…。」


私は井坂君の中のどこからが遠くなのかが分からなくて、とりあえず日帰りで行ける所を思い浮かべてみた。


遊園地はちょっと遠いかな…水族館は夏に行ったし…

あとは…海に…山登りもアリか…??


私は全部小学生のときに行ったような場所で、高校生がどういう所で遊ぶのか分からなくて顔をしかめた。


「……井坂君は行きたい所ないの?」

「俺?」


私は墓穴を掘る前に聞いてしまえと投げかけた。

井坂君ならきっと私より良い答えをくれるはずだ。

私が悩む井坂君の顔を見ていると、井坂君の目がちらっとこっちを見た。

その後に拗ねた子供のように口を突き出している。

私はその表情の意味が読み取れず、じっと見つめていると井坂君の腕の力が強くなった。


「……俺ん家とか…?」


予想もしなかった場所を言われて、私は反応に困った。


家…?何で…一番近い場所を…??


私は意味が分からなくて、首を傾げた。


「家…??って…それこそ近いよね…?なんでまた、春休みに自宅なの?」

「いや…その………っ…。」


井坂君は表情を隠すように俯いてしまって、質問に答えてくれないようだった。

でも井坂君の態度から余程来て欲しいんだと分かって、私は彼の要望を叶えようと頷いた。


「いいよ。春休みは井坂君の家に遊びに行くよ。」

「――――っ!!マジ!?」

「うん。」


井坂君が目を輝かして喜ぶので、私は笑顔で頷いた。

井坂君はテンションが上がっていて、力が強くなっていて少し苦しい。


そんなに喜ぶほど、自分の家を自慢したいのだろうか?


私はご両親への挨拶だけが心配で、きちんとした格好でいこうと心に決めたのだった。



「あ、こんなとこでイチャついてる。」


ベランダの扉が開く音がして、赤井君の声が上から降ってきた。

私は抱き付かれてる現状に焦って、井坂君の腕の中から逃げた。


「詩織~、見~た~よ~?」


あゆちゃんの声が聞こえて、私はベランダの端まで逃げたあとに振り返った。

あゆちゃんが赤井君の脇からニヤ~っと顔を出して笑っていて、私は見られた事に恥ずかしくなった。

井坂君は見られてもケロッとしていて、普通に赤井君に話しかけた。


「何しに来たわけ?」

「ばっか!!そんなん決まってんだろ!!察しろ!そして立ち去れー!!」


赤井君が井坂君をベランダから追い出すように押していて、私は慌てて駆け寄った。

すると私はあゆちゃんに背を押されて、井坂君と同じようにベランダから教室へと追い出されたのだった。

教室の中は外と違って温かくて、急に周りが騒がしく聞こえた。


「な…何で…追い出されたの…?」


私は閉めきられたベランダへの扉を見て、井坂君に尋ねた。

井坂君はふーっと息を吐くと、私をちらっと見てから自分の席に座った。


「俺らと同じことしに来たんだよ。」


同じこと…??


私はさっきまでの事を思い出して、一気に赤面した。

恥ずかしくなる顔を手で隠しながら、じりじりと扉から離れる。


あっ…あゆちゃんも赤井君と!?


私は友達のそういう姿を想像したくなくて、打ち消そうと数式を頭に羅列した。


「詩織はこういうとこ…鈍感だよなぁ~…。」


井坂君が私の机に肘をつきながら、呆れたように言った。

私は気にもしていない井坂君を見て、彼の態度の方が信じられないと思ったのだった。





***





それから数日たったある日――――


学校に行くと、井坂君が突然可愛い袋を手渡してきて、私は無言で受け取った。

手のひらにのるサイズのそれはそこそこ重くて、何が入っているのだろうかと思った。


「……これ…何?」


私はいきなりのプレゼントが分からなくて尋ねると、井坂君はみるみる眉間の皺を深くした。


「まさか…分からないわけ?」

「??分からないから、聞いてるんだけど。」


私は正直に訊き返すと、井坂君は大げさにため息をついた後、照れ臭そうに言った。


「……誕生日、おめでとう。」

「あ!!」


私は自分の誕生日なんかすっかり忘れていて、言われたことでやっと思い出した。

朝、家族からも何も言われなかったから、うっかりしていた。

ココのところ模試と学年末試験の勉強で頭がいっぱいだったからだ。


「ありがとう!!私、すっかり忘れてて。」

「……普通、自分の誕生日忘れる?」

「あははっ。そうだよねぇ。ここのとこ勉強ばっかしてたからさぁ~。」

「…詩織らしーっちゃ、らしーけど。」


井坂君が苦笑しているのを見ながら、私は受け取った袋を開けてみた。

すると何やらたくさん入ってるようで、袋をひっくり返してみて驚いた。

中から、たくさんのヘアゴムやピンにシュシュ。あとそれに混じって飴がたくさん出てきた。

バラエティにとんだプレゼントを見て、私は井坂君に尋ねた。


「…なんか…たくさんあるんだけど…。ヘアゴムも…こんなにたくさん…。」

「飴はホワイトデーだから。チョコのお返し。そんで、髪のゴムとかは…選んでたら一つに決められなかったから、とりあえず良いと思ったの全部買ってみた。」

「うそ…。」


私は全部似合うと思って買ってくれたことが、胸が熱くなるぐらい嬉しかった。

こんなにたくさん買うの…恥ずかしくなかったのかな…?

私は数えきれないヘアゴムを手に取ると、目尻がジワ…と濡れてきて一度しっかり目を閉じると笑顔を向けた。


「ありがとう。すっごく嬉しい!!全部ちゃんとつけるね!」

「…うん。そうしてくれよ。」


井坂君も嬉しそうに笑顔を向けてくれて、私は最高の誕生日に胸が苦しかった。

井坂君が髪の伸びた私を見て、ヘアゴムを買ってくれたというのも嬉しいし、ちゃんとホワイトデーと別で用意してくれてるというのも嬉しかった。

私は彼の誕生日にはとびっきりのお返しをしようと心に誓った。


そして嬉しさからふと我に返って、今日がホワイトデーという事に慌てて立ち上がった。


「ほっ…ホワイトデー!!お返し!!」


私は友チョコのお返しの事まですっかり忘れていて、時間を確認してまだ余裕があることが分かると、財布だけ持って教室を飛び出した。


「詩織っ!!どこ行くんだよ!!」


後ろから井坂君が慌てて追いかけてくる足音が聞こえて、私は振り返らずに声だけ出した。


「あゆちゃんたちにっ!!お返しのこと、すっかり忘れててっ!!コンビニでお菓子買ってくるっ!!」


私は息が上がっているので、切れ切れに言うと、足の速い井坂君が追いついてきてしまった。

井坂君は私の腕を掴むと、私を引っ張ってスピードを上げた。


「そういう事なら急がねぇとな!!」


協力してくれる井坂君の頼もしい背中を見て、私は今日何度思ったか分からない『井坂君が彼氏で良かった。』と心の中で思ったのだった。




**




井坂君の協力もあって、なんとか授業が始まる前にお菓子を調達することができ、昼休みにあゆちゃんたちにお礼だと言って配った。

彼女たちの嬉しそうな顔を見て、私は走って買いに行った甲斐があったと感じた。

そして一安心しながらお弁当を食べていると、あゆちゃんが咳払いをして皆を見回し始めた。

みんなの視線があゆちゃんに向くのを見て、私は一人黙々と口を動かしていた。

すると皆の目が一斉にこっちを向いて、私は食べる手を止めた。


「詩織!誕生日おめでとう!!」

「おめでとーっ!!」「おめでとうっ!!」


皆から一斉に祝われて私は驚いて目を見開いた。

そして慌ててお弁当を机に置くと、ペコッと頭を下げた。


「あ、ありがとうっ!!ビックリした~。打ち合わせでもしてたの?」


私が口に入れていたものを飲み込んで訊くと、代表のあゆちゃんが頷いた。


「もち!!でも、これだけじゃないんだよ!せーのっ!!」


「「じゃ~ん!!」」


あゆちゃんの掛け声で皆が一斉に色とりどりの包装に包まれたプレゼントを掲げて、私はその光景に目をパチクリさせるしかできなかった。


「私たちからのプレゼント!皆で相談して決めたんだ。」

「私のはワンピース!」

「私とゆずからはジャケット!!」

「全部開けたらトータルコーディネートになるから、デートのときに着てね!!」


私は次々に包みを手渡されて、持ちきれなくなった。


トータルコーディネートなんて…


私は皆の気遣いが嬉しくて、目の奥が熱くなってきた。

目に涙が溜まってジワ…と溢れてくる。


「みんな…あっ…ありがとうっ!!」


「あー、もう泣かないの!!笑顔で受け取りなさいよね~!!可愛くなりたいって言ったのは詩織なんだから!!」


あゆちゃんに強引にタオルで顔を拭かれて、私は鼻をすすって涙を引っ込めた。

私ばっかり、こんなに幸せをもらっても良いんだろうか?

今後、大きな落とし穴が待ってたりしないよね。

私はこの一年で幸せを使い果たしてる気分になって、少し怖くなった。


「春休みにどうせデートするんでしょ?そのときに着てくれたら嬉しいからさ。」

「そうそう。井坂の奴をメロメロにしちゃって!!」

「っていうか、あゆんとことWデートすればいいじゃん。」


篠ちゃんがあゆちゃんと私を指さして言って、あゆちゃんと私は顔を見合わせた。


Wデートって…よくマンガで見る…友達のカップルと一緒に遊びに行く…アレだよね?


私は恋愛力が低いためにマンガから情報を引き出した。

するとあゆちゃんが乗り気で、私の肩をガシッと掴んだ。


「それいいね!!春休みに一緒に遊びに行こっか!!詩織!!」

「う…うん。私は構わないけど…。」


あゆちゃんが目をキラキラと輝かせていて、私は勢いに流されて頷いた。

あゆちゃんは「決まり―っ!!」と言うと、やっと私から手を放してくれた。

私が熱いあゆちゃんから解放されてホッとしていると、横からタカさんがおもむろに尋ねてきた。


「そういえば、しおりんたちって、そろそろ付き合って三か月だよね?どこまで進んでるの?」

「……どこまでって…何が?」


私は聞かれてる意味が分からなくて、タカさんを見つめてポカンとした。

私の返答に皆も言葉を失って、私に視線を突き刺してくる。


…みんなは何を聞きたいんだろう…?


私は誰かが説明してくれないかなと見回した。

すると気づいてくれたのか、新木さんがあゆちゃんを引っ張って言った。


「あゆ、あゆたちはどこまでいってんの?」

「私?んー…これは言うのが恥ずかしいなぁ~…。実は、テストが終わったら、赤井の家に行くことになってるんだぁ~。」

「うっそ!?マジで!!」

「ぎゃーっ!!とうとう!?」

「やだーっ!何かドキドキしてきたぁーっ!!」


家に行くのって…そんな騒ぐこと…??


私は一人置いていかれてる気分で、盛り上がる皆に手を差し込んで話を止めると、尋ねた。


「ねぇ、何でそんなに大騒ぎしてるの?家に行くだけでしょ?」


私の発言に皆が言葉を失って、私を信じられないという顔で見てくる。

私は目だけで皆を見回すと、嫌な汗をかいてきた。


何?…なんでそんな顔されるの…?


「…詩織…。ちょっと聞きたいんだけど、井坂とキスはした?」

「―――――っ!?なっ…何を聞くの!?」


あゆちゃんが疑いの目を向けて尋ねてきて、私は思わず真っ赤になって両手を振った。

皆が興味津々に身を寄せてくる。


「どうなの?したの?してないの?」


私は両脇から逃げ出せないように肩を押さえつけられて、じわじわと汗をかいた。

皆の態度から引く姿勢が見られなかったので、私は視線を逸らすと小声で答えた。


「……しました。」


「やっぱりーっ!!井坂だもん!当然だよね!!」

「あー…なんかすごい安心した。」

「でも、キスしてるなら話は分かるでしょ?その次の事だよ!!」


その次…?それが…私には分からないんだけど…


私は皆が期待の目で見てくるけど、分からないので首を傾げた。


「…その次って…何?」


これには皆ががっかりしたように椅子の背もたれにもたれかかった。

口々にため息をついたり、呆れたように私を見てくる。


「詩織…。やってないのは、すっごくよく伝わってきたんだけど。その純粋培養はヤバいでしょ!!」

「そーだよ!!仮にも保健体育の授業でやってんじゃん!!」

「保険体育…??」


私は保健体育の授業を思い返して、筋肉の話とか乳酸とかその辺りの記憶しか出てこなかった。

これが『次』というのに、どんな関係があるんだろう??


私が顔をしかめてあゆちゃんを見ると、あゆちゃんは頭を掻きむしったあと、私の隣の新木さんに指で何か指示した。

新木さんはそれに頷くと、私の耳に手を当てると小声で教えてくれた。


「キスの次っていうのは、えっちの事だよ。」


………!!!!


私はやっと保健体育の授業と結びついて、真っ赤になって吹きだした。


「なっ!!なっ!!そっ…そっ…そんな事!!あゆちゃん!!するの!?」

「その反応おかしいでしょ?付き合ってるなら、自然とそうなるもんじゃん?つーか、三か月も付き合ってて、まだやってない詩織がおかしい。」

「おっ…おっ…おかしいって…!!私たち、まだ高校生だよ!?」


私は自分だけ感覚がズレてるだろうかと思うほどに取り乱した。

皆は至って冷静で、私を諦めたような目で見てくる。


「高校生って……。なんか井坂が可哀想になってきた。」

「イマドキ珍しいことでもないでしょ?詩織は結婚するまで処女でいるつもり?」

「しょっ…!?そっ…そんな話じゃなくて!!だ…!!でも!!子供できるんだよ!?」


私は恥ずかしさで泣きたくなってきていたが、私の言葉に皆が大爆笑し始めた。


「あはははっ!!こっ…子供って…!!」

「しおりん…それは突飛すぎるよ…!!」

「だ…って…、そんなの子供作る目的以外になんのためにするの!?」


私の苦し紛れの問いに、皆は笑いを収めると悩み始めた。


「何のため…か…。確かに…。」

「そうだね…。私、経験ないから分からない。」

「えー…、そう言われると何でかな~って気になってきた。」


彼氏のいない皆は私に賛同してくれそうで、私は少し落ち着きを取り戻した。

けど、あゆちゃんは納得してないようで、立ち上がると私を指さしてきた。


「そんなのもっと近づきたいからに決まってるじゃない!!キスしちゃったら、もっとって先を望むものでしょ!?詩織はなかったの!?」

「え……ないと…思うけど…。」


私は反射で答えてしまって、後からふと違和感が過った。


「あーっ!!井坂に同情する!!ていうか!!今までそういう雰囲気になった事はなかったわけ!?家に行ったときとかさ!!」

「…家に行ったことないし。それに、家に行くってそんなに何か関係あるの?」


私は最初の疑問を口にした。

するとあゆちゃんが頬をピクピクさせながら、怒ってるのか笑ってるのか分からない顔で言った。


「家に行くイコール!!部屋に二人っきりって事でしょ!?そこから連想されるのは、さっきの話につながるわけよ!!分かるでしょ!?向こうが家に来ないかって誘ってきた時点で、それはしようよって言ってるのと一緒!!それぐらい女子なら察しなきゃ!!」


あゆちゃんの説明を聞いて、私は井坂君とした約束を思いだしてサーっと血の気が引いた。


春休みに行きたい場所と訊いて…井坂君は『俺ん家』と言っていた。

これって…そういう意味!?


私は椅子にふんぞり返って座ったあゆちゃんを見つめて、私は開いた口が塞がらなかった。



約束…しちゃった!!



皆が笑って騒ぐ声を聞きながら、私は胸がざわざわとして仕方なかった。

そして私は途端に春休みが怖くなって、頭を抱えて俯いたのだった。







詩織が一歩大人へ近づきました。

次は井坂のお家編です。

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