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理系女子の恋  作者: 流音
227/246

214、どっちがカップルだ?

井坂視点です。


母さんから詩織からの差し入れを受け取って、慌てて部屋の窓から外に目を向けたら、詩織が赤井と仲良さげにじゃれながら帰って行くのを見てしまい、ムカムカと嫌な気持ちが胸の中を占めていく。

それは一緒に外を見ていた小波も同じだったのか、「何あれ!?」と金切り声を上げて俺の服を掴んで揺すってくる。


「なんであんなカップルみたいに仲が良いわけ!?ムカつく!!!!」

「小波…、苦しい。」


俺が服が引っ張られ首が絞まり苦し気に声を発すると、小波は揺するのをやめ、代わりに今にも泣きそうな顔でギュッと拳を握りしめる。


「詩織…、ずるい…。なんで、赤井と同じところでバイトしたりするの…?…もう、こんなこと思う自分がヤダ…。」


小波は握りしめた拳で顔を隠すと上を向いてしまう。

俺はそれを横目に見ながら、気持ちが痛いほど分かるだけに「うん…。」と頷くしかない。


そして詩織からの差し入れを見つめ、詩織に言いたいことが山のように胸の中に溜まっていく。


どうして自分で差し入れを渡しにこないのか…

俺に会うよりも赤井と話す方が楽しいのか…

バイト先も赤井が一緒だから始めたのか…


俺の事を本当に応援してるのか…


俺は赤井と並んで歩いて行く詩織の姿が瞼の裏から離れなくて、腹が立つのを抑え込むように、爪が食い込むほど手を固く握りしめる。


すると、少し落ち着いたのか小波が勉強していたテーブルの席に戻り、一心不乱に問題を解きながら自分に言い聞かせるように口を開いた。


「とりあえずセンター切り抜けて二次でさっさと合格決めたら、二人に文句言ってやる。今はとりあえずこの苛立ちを勉強にぶつける!!赤井のバカ!詩織の大バカ!!」


小波は涙目でブツブツ文句を言いながら筆を走らせる。

俺はそれを見ながら、詩織からの差し入れの袋に手を突っ込むと、栄養ドリンクを取り一気に飲んだ。


くそっ!!


俺はそれでなんとか気合を入れると、小波に負けじと問題集に向かったのだった。





***





そしてその日は小波と二人黙々と勉強に打ち込んだのだが、次の日もまたその次の日も小波は家にやって来て、赤井に対する愚痴をこぼしながら定位置で勉強し始めた。


俺はさすがに三日も連続で続くと、詩織に悪い気がしてきて、小波の向かいに腰を下ろすと訊いた。


「小波、お前なんで毎日ウチにくんの?最初は分からないところがあるからってので大目に見たけど、ちょっと来すぎじゃねぇ?」

「いいじゃない。だってこんな愚痴言えるのあんたぐらいだし…。一人だと嫌な事考え過ぎて勉強が手につかないのよね。井坂だってそうじゃないの?」


小波はちらっと俺を見てそう言って、俺はその通りだっただけに口を噤んで目を逸らした。


「あの二人、なんか似てるしさ…。変な想像ばっかしちゃうんだよね。赤井と詩織に限ってないと思うんだけど。」

「詩織と赤井が似てる?それってどこが?」


俺は二人が似てるなんて思った事はなかったので、首を傾げて尋ねた。

小波はう~んと言葉を選ぶと、少し複雑そうな顔で言う。


「…人に優しい所とか…、それで人を引き寄せちゃうところとか?あとは鈍感で自分を分かってない所。きっと今ウチらがこんなに気を揉んでるのも気づいてないよ。何か他のことで機嫌が悪いんだ~ぐらいにしか思ってないからね。ほんっと腹立つ。」


小波は今にも持っているペンを折りそうになりながらぼやくと、怒りをぶつけるようにノートに問題を解き始める。

俺は説明を聞いて、確かにな…と納得する。


俺らのこういう気持ちに気づいてないから、平気で二人でバイトしたりすんだもんなぁ…

いくらお互いに相手がいるからって、何もないなんて安心し過ぎだろ…


俺はぽかんと呑気そうな詩織の顔と、いつもと変わらずお調子者の赤井の顔を思い浮かべて、大きなため息が出る。


そういえば詩織と付き合う前も、赤井とのこと疑ってた時期あったな…


俺は一年の夏の初めを思い返して目を閉じた。


詩織がイメチェンしてクラスがざわめき立った日――――


詩織は赤井と二人で教室で楽しそうに話をしていた。

俺は仲良さそうな二人の空気に割り込む勇気がなくて、教室の入り口の脇で動けなくなってしまった。

そのとき二人が手を繋いで真っ赤になっているのを目撃して、胸の奥がぎゅーっと押さえつけられるようになったのを今も覚えている。


俺は今のこの状態があの頃によく似てるな…と思って、ふっと息を吐いて目を開けた。

すると小波がじぃっと俺を見ていて、身体がビクついた。


「黙り込んで何考えてんの?」

「は?お前に関係ねぇだろ。」


俺が小波に話す必要はないと思って言ったのだけど、小波はそれが気に入らなかったのか顔をしかめてしまう。


「井坂さぁ、もしかして詩織の前でもそうやって黙って考え込んだりするの?」

「??なんでんなこと聞くんだよ?」

「だって、気分悪いな~と思ってさ。」


気分悪い!?

ただ考え事してただけだぞ!?


俺は考え事するのも許されないのかとイラつく。

すると、小波が大げさにため息をつく。


「ほらすぐ怒る。ダメだ。詩織の気持ちが全然分かんない。なんで井坂なんかが好きなんだろう。」

「は!?それこっちのセリフだからな!!赤井もなんで小波なんか小うるさいのがいいのかと思うね!」

「小うるさいって何よ!!全部口にする正直者っていいことじゃない!?」

「なんでも良い言い方に変えるなよな!!小波はグチグチ言いすぎなんだよ!」


俺と小波の口喧嘩がヒートアップして、小波が俺に詰め寄り腰を浮かす。

俺はそれを睨み返してテーブルに手をつく。


「なっ!?井坂だって口に出さなくても思ってるクセに!!」

「思ってるだけなら周囲に被害はねぇだろ!?お前は聞く方の気持ちを考えろっつーんだよ!」

「うっるさいわね!!赤井はそんなこと言わないから!!」

「言わなくてもきっと思ってるね!!あいつうるさいんだよな~って!!」


これには小波は我慢ならなかったのか、テーブルを叩いて立ち上がった。


「いい度胸じゃない!!赤井に確認してくるから、井坂も来なさいよ!!」

「は?確認って…、どこに行く気だよ?」

「決まってるでしょ!赤井のバイト先よ!!詩織もいるだろうし、文句言ってやる!!」


おいおい…受験終わるまで言わないんじゃなかったのかよ…


俺はついこの間の小波の言葉を覚えていたので、心の中で突っ込む。

小波はもう退く気はないのか、上着を羽織ると「早く!!」と俺を急かしてくる。

なので仕方なく俺も上着を着ると、下は部屋着のままで小波と二人、詩織たちのバイト先へ向かったのだった。





***





時刻は夕方5時過ぎ――――


二人のバイト先であるスーパーは仕事帰りの人や子連れの主婦の人たちでいっぱいで、どうやらラッシュの時間だと察した。

俺と小波は外からその様子を眺め、どう見ても仕事の邪魔になると二の足を踏んでいた。


「小波。今はダメだろ。一旦帰ろ。」

「………うん…。でもな…。」


小波は赤井の姿が見えないかと帰るのを渋り出す。

俺も詩織に会いたかっただけに、小波の気持ちがよく分かり強くは促せない。


そうして二人並んでじっとスーパーの入り口を見ていると、自動ドアが開いてお客さんが出てきたときに、そのお客さんに向かって「ありがとうございました!」と言う詩織がちらっと見えて、俺は足が前に出かけた。


いやいや、行ったら邪魔になるから


俺はそう自分に言い聞かせて足が出そうになるのを我慢していると、その自動ドアから詩織がたくさんのカゴを持って出てきて、目がそれに釘付けになる。


どうやら外のカゴがなくなっているから補充しているみたいだけど、どう見ても持ち過ぎでフラついている。

俺はさすがに手伝いたくなって足を一歩踏み出したら、詩織の後ろから赤井が出てきてフラつく詩織を支えて、カゴを受け取った。

詩織は赤井にきっとお礼を言っているのだろうけど、表情が楽しそうで俺は二人の間の空気に嫌な気持ちになる。


くそっ!!


俺はもう見たくなくて顔を背けていると、横の小波が歩き出したのが分かり、俺はその背を見つめてワンテンポ遅れで追いかける。


「こ、小波!?」


小波は俺の声に反応も見せず二人へ向かっていくと、詩織の目が小波に向いたときに大きな声で怒鳴った。


「詩織のバカ!!!!なんで赤井と同じとこでバイトなんかするの!?」


「……あゆちゃん?」


詩織はビックリしたようで目を大きく見開いて小波を見ている。

赤井も小波の登場に驚いたようで、ぽかんとしながら口を半開きにしている。

小波は肩を震わせながら溜め込んでいたことを吐き出すように怒鳴る。


「ずるいよ詩織!!大学でも赤井と一緒のクセに、なんでバイトまでっ!!友達なら、普通は遠慮するでしょ!?なんで分からないの!?」


小波の心からの叫びに詩織の瞳が震えるのが見えたとき、赤井が動く。


「小波。なんでそんなこと言うんだよ。俺、説明しただろ?谷地さんのことを誘ったのは俺だって。文句なら俺に言えよ。」


赤井のフォローに小波の矛先が赤井に向く。


「赤井も何にも分かってない!!受験生の彼女ほったらかして、何がバイトよ!!なにが井坂の彼女の面倒みなきゃよ!!井坂と詩織のことまで、赤井が面倒みる必要ある!?それより大事なことあるでしょ!?」


これには赤井もムカついたのか、顔を歪めると大きく息を吸って言い返そうとしたとき、小さな声で「ごめん。」と聞こえ、全員の目がそっちへ向く。


「ごめん…、あゆちゃん…。ごめんなさい…。」


赤井のすぐ横で詩織がボロボロと大きな涙を零しながら謝っていて、俺はその姿が胸に突き刺さる。

小波も同じで我に返ったのか、何か言おうと困ったように口を開けたり閉じたりしている。


そんな状況で一番に動いたのは赤井で、詩織の背を押して泣き顔を隠すと小波を睨むように言った。


「大事な事…、見えてねぇのはお前だろ。大事な親友泣かせて楽しいか?お前が今しなきゃならないのは、こういうことか?…違うだろ?ちょっと頭冷やせ。」


赤井はそう言い残すと、ちらっと俺を見て小波を頼むというように訴えてきた。

だから俺がそれに頷いて合図すると、赤井は詩織の背を押しながら店内に戻って行った。


そして俺は黙り込んでしまった小波の様子をみようと、小波の前に移動すると、小波も詩織と同じようにボロボロと泣いていた。

その泣き顔たるや、詩織のように品のあるものではなく、グチャグチャで見ていられない。


ま、それは俺の詩織に対する欲目も混じってるかもしれないけど…


「小波。帰るか。」


俺は人目のつく場所から移動させようと言ったのだけど、小波は両手で涙を拭いながら動く気配がない。


「…っひ!…もう、ヤダ…。こんな自分……。消えたい…。」


小波は詩織の涙と赤井の言葉に余程堪えたのか、う~と唸りながらゴシゴシと顔を拭い続ける。

俺はそんな拭い方すると明日ひどい顔になるぞ…と思いながら、とりあえず場所を変えようと小波の腕を引っ張った。


そしてとりあえず歩いていると、この状況が自分が泣かしたみたいじゃないか…ということに気づいて、とりあえず泣き止まそうと小波の顔を自分の手で強引に拭った。


「もう泣き止めよ。詩織と赤井には明日のセンター終わってから謝ればいいんだからさ。なんで俺がお前とこんなカップルみてーなことしなきゃならねーんだよ。」


俺は本音が漏れて、今こうしているのが詩織ならいいのにムスッとふてくされる。

すると小波が俺の手を遮って、少し笑顔を見せながら言った。


「私だって、赤井に慰められたかった。なんで井坂なんだろ。ほんっと現実って上手くいかないな~。」

「おい。立ち直り早いな。俺の優しさ返せ。」


俺は小波にイラついて、掌を小波に見せ要求する。

小波はそれを叩いて早足で歩き出すと「やなこった!」と笑って、俺は元気になったことに安心しながらも、詩織のことが気がかりですぐにでも詩織の所へ行きたくて仕方なかったのだった。






***







それから小波は一人で考えると俺の家に置いていた荷物を持ち、帰って行った。

俺は一人になった部屋でとりあえず追い込みかけるか…と問題集に向かったら、ケータイが鳴り誰からか確認して出る。


「もしもし赤井?」

『おう。なんか悪かったな。』

「ホントだよ…。一応落ち着いてたけど、ちゃんと謝るチャンスはやれよ?小波だって好きであんなこと言ったわけじゃねぇんだからさ。」


俺は小波の気持ちを代弁して告げた。

赤井は軽く笑うと『分かってるよ。』と、本当に分かってるのかいつもより落ち着いた声で返す。


『あとさ、谷地さんのことなんだけど。』


赤井がこれを言いたくて電話してきたようで、一呼吸おく。

俺は気になっていただけに次の言葉を待つ。


『小波の言葉に相当きたみたいで…、バイトやめるとか言ってたけど。なんとか宥めたから…。』

「………そっか。」


詩織のことだからそうなるだろうな…と思ったけど、今回のことで一番ショックを受けたのは赤井よりも詩織だろうと胸が痛む。


今も小波に怒鳴られて呆然としていた詩織の顔が離れない


ハッキリ言うと女子特有の小波の嫉妬なんだけど、詩織は小波に嫌われたって思い込んでそうで怖い。

変に誤解して悩んでなければいいけど…


俺が詩織のことで頭がいっぱいになっていたら、赤井が少し声のトーンを上げた。


『谷地さん、お前のことも気にしてたよ。』

「え?」


俺は急に自分の話が出たことに意識を赤井に戻す。


『小波と同じで嫌な思いをさせてたんじゃないかって…、気づかなかった自分を責めてた。』

「あー…、まぁ…否定はしない。」


俺はさすがに小波と一緒にあの場にいれば気づかれるか…と苦笑する。


『俺はお前の彼女だからって厚意だけだったんだけどなぁ~。小波も井坂も、そんなに俺らのこと信用ならねぇわけ?』

「信用っつーか…。ただ羨ましいだけなんだって。俺も小波も、赤井と…詩織と、誰よりも長く隣にいたいだけだからさ。」

『ふ~ん…。じゃあ、俺らみんな同じ気持ちだったわけか。』


赤井があっけらかんと言ったことに引っ掛かり、俺は首を傾げる。


「俺らみんな同じってどういうことだよ。俺と小波だけだろ?」

『はははっ!やっぱ気づいてないか!お前と小波が一緒に勉強してるって聞いたとき、俺も谷地さんも揃っていいな~って帰りに言ってたんだぞ?』

「は!?」


俺は二人の話にビックリして、思わず立ち上がる。


『俺らはさ、とにかく二人の邪魔はできねぇし、でも時間はあるしで時間潰しにバイト始めたんだよ。あ、遠距離になったときの交通費稼ぐって名目もあるけどな?』

「はぁ~?」


俺はそんな理由があったと初めて知って、気が抜けてしまう。


『それがまさか嫌な思いさせるなんて、こっちは思いもよらねぇだろ?それぞれお互いの事考えて選んだ道だってのにさ。』


それはこっちのセリフだよ…


俺は毎回俺の応援をしてくれる詩織に申し訳ない気持ちがあって、自分の本音を抑え込んでいた。

毎日会えないことを寂しく思って、赤井に嫉妬するとか今思うとバカみたいだ


俺は詩織が自分との先を見据えてバイトしてくれてたことに、嬉しくて気持ちが持ち上がってくる。


『ま、そういうことだからさ。変に勘繰るなよ?』

「分かったよ。バイトでは…詩織のこと、頼むな。」


俺はまだちょっと嫌な気持ちもあるが、赤井以外の男だともっと嫌なのでそう口にした。

赤井はそれを見透かしてかケラケラと楽しそうに笑うと、意味深なことを言う。


『じゃ、明日は頑張れよ。まぁ、これからやる気Maxになるだろうけど。』

「は?これから?」

『まぁまぁ、もう少し待ってみ?じゃあな~。』


赤井は楽しそうにそう言うと電話を切ってしまい、俺はどういうことだと顔をしかめた。

すると階下からインターホンの音が聞こえ、母さんが出て誰かと話すのが聞こえたとき、誰かが階段を駆け上がってくる音がして、俺はじっと扉を見つめて身構えた。


誰だ…??




「井坂君っ!!」


扉が開け放たれるのと同時に詩織の声が聞こえて、俺は目の周りが真っ赤になった詩織が息を切らしている姿が目に入り一瞬固まった。

詩織は俺を見た後に、キュッと泣きそうに顔を歪めると俺に抱き付いてきて、その勢いのままベッドに腰をつく。


俺は三日ぶりの詩織の匂いが鼻に届き、現実だと認識して身体の動きを取り戻す。


「詩織?」


俺は抱き付いている詩織を引き離すと、詩織の頬をを両手で挟み込んでじっと顔を見つめる。

詩織は俺と目を合わせると、薄く瞳に涙を溜めて口を開いた。


「井坂君…。ごめん…。ごめんね…。」

「???なんで謝るんだよ?」

「だ、だって…。私がバイトするの…イヤだったでしょ?」


すでに赤井から聞いていたことを再度詩織から聞き、俺は顔が緩む。


確かに嫌だったけど、こうして詩織が焦ってきてくれるなら結果オーライだ。

詩織に会えた…


俺は詩織の瞳に自分が映ってるだけで嬉しくて、詩織に触れられる現状に胸がきゅうっと詰まったように苦しくなる。

だからその衝動から詩織を強く抱き締めて、耳元で呟く。


「もう嫌じゃないよ。」

「え…。もうって…?え?」


詩織は俺の腕の中で慌て出して、俺は詩織がいることに幸せで、抱きしめたままでしばらく笑っていたのだった。













あゆちゃんの嫉妬話でした。

赤井と小波の話はしばらく後にて…

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